【StaffBike】 ピナレロ DOGMA F8 Ver.3
by: 古谷野 穣治

 

 

スタッフバイクのご紹介です。古谷野愛用のドグマF8です。Ver.3に突入です（Ver.1はコチラ　、Ver.2はコチラ ）。フレームは一緒ですが、シマノDi2→カンパEPS→シマノDi2→スラムE-tapと乗り始めて半年あまりの間にコンポは何度も変わっています・・・。

このフレームを買うときから実はスラムE-Tap化を計画していたのですがついに叶いました！こんなにワクワクしたパーツは久しぶりだったのでパーツが入荷した日に早速取り付けてしまいました（笑）。

 

 

電動用の配線が完全になくなってしまった無線E-Tap。シマノやカンパの電動コンポを使っていたときも乗っていて配線の存在を意識することはなかったですが、それが無くなってしまうと気持ち的にもスッキリします。

そういった見た目的なところもありますが、それよりもコンポ載せ替えのときが簡単になりました。有線電動の組み付けで一番大変なのが各部の調整ではなく配線です。パーツを取り付けるだけでOKなので手間がかからないのに感動しました（ポン付でOKというわけではなく位置調整は必要です）。

あと組み付けていて良いと思ったのがブラケットがこれまでのワイヤー式のスラムより一層握りやすくなっています。古谷野はこれまでスラムは初代RED(10速)、現行RED(11速)を使ったことがありましたが長時間ブラケットを握り続けると手が痛んで気になっていました。E-tapのブラケットは横幅もスリムになっていますが、それよりも下部（中指、薬指、小指を収めるところ）が前のモデルより広くなっているの全体的に握れるようになっています。握り心地はシマノDi2に近いですね。

 

 

フロントディレーラー。ワイヤーと同じようにYAWと呼ばれるFDに角度をつけることによってトリム調整機能がありません（シマノやカンパはあります）。メンテナンススタンドで簡単に手で変速した程度ですがROTORのチェーンリングとの相性も悪くなさそうです。調整は難しくなかったのですが、作業していて困ったのがメンテスタンドにつけた状態でFDを動かすのが一人ではできないということ・・・（FDを動かすのは左右のシフトレバーを同時に押します）。

 

 

リアディレーラー。変速方法はこれまでとはかなり変わります（右レバーでリアを重くする、左でリアを軽くする）。慣れるまでに時間がかかりそうな気がしますが、直感的で良い思いました。ちなみスプロケットやチェーンもスラムにしました。変速性能やお手頃に済ませたい方はシマノでも行けると思いますがトータルでスラムで試してみます。

 

 

クランクは以前と同じくローターインパワーに真円リングを使っています。

ペダルも信頼性抜群のデュラエースをそのまま使っています。カンパコンポをつけていたころはシマノペダルの組み合わせはご法度と思って使いませんでしたが、なぜかスラムなら許せてしまいます・・・。

 

 

長い間Fizikアリアンテを愛用していた古谷野ですが、コンポを変えるついでに少しプロロゴに浮気してみます。定番モデルのスクラッチです。カラーはフレームとピッタリでした。

 

 

調整の段階で変速しなかったことはありませんでしたが、やはり混線やバッテリー関係がすこし気になってしまいます。

これからバンバン乗ってみますのでE-tapのことなら古谷野に聞いて下さい！

 

 

Frame: Pinarello DOGMA F8

Component:SRAM E-Tap + Rotor InPower Crank

Wheel: ENVE SES4.5 WO

Tire:Panaracer TypeA2 (25C)

Pedal: Shimano Dura-Ace

Handle: Most AL (400ｍｍ)

Stem: MOST Tiger Aero AL　（100ｍｍ）

Saddle:Prologo Scratch 2

BottleCage:ENVE

 

2016/6/5 古谷野