【古谷野コラム】 個人的にチタンフレームに注目しています。
by: 古谷野 穣治

本日はチタンフレームについてお話ししたいと思います(チタン専門家ではないのでスポーツバイクとしてのチタンですよ)。

 

バイクフレーム以外にも日ごろ使うものにも使われているチタン。チタンという名前だけで何か凄い物や高級なイメージがあると思います。実際にバイクフレームで言えば高級です・・・。これは現在仕方ないことです。素材だったり溶接加工に手間がかかったりと通常のフレームのようにはいかないのです。

 

 

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鉄に様々な種類があるように、チタンにもいくつか素材があります。スポーツバイクなら主に

① 3AL2.5V

② 6AL4V

の2種類がほとんどでしょう。3や6の数字はアルミ(AL)やヴァナジウム(V)の配合率です。細かいことは省きますが、①はスタンダードでしなやか、②は高級グレードでより軽量な傾向があります。

 

 

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もちろん古谷野もチタンに乗っていますよ~。

上がアメリカのLYNSKEYのHELIX SPORTで

下が同じくアメリカのGTのXIZANG29です。両方とも3.25チタンです。

比較的飽きやすくちょこちょこバイクを買い替えるタイプの古谷野ですが、この2台は壊れるまで乗ってあげようと思っています。

 

 

で、チタンの何が良いと言われると、個人的な意見ですが、

①独特の輝きが美しい!

 う~ん、なんて言うんですかね~。同じチタンでもハイポリッシュからガンメタル系なカラーまで磨きや表面仕上げで変わるので一概には言えませんが高級感がある輝きなのです。見る角度や光によって輝きも変わるのでなので飽きないんでしょうね~。

 

②錆びない!

これは非常に大きい!。鉄フレームだと水にぬれた後どうしても気になってしまいますが(フレーム内で目に見えないのでなおさら)、それを気にしなくてよいってのは良いことです!。

 

③重量としなやかさのバランスが良い!

上の2つは見た目や気持ちの問題ですが、性能的な面でもおススメです。

分かり易いイメージとしてはアルミフレームの軽量性にクロモリフレームのしなやかさを加えたような感じでしょうか?。しゃっきっとした走り味ながら振動吸収性が高いのです。

もちろん重量面には軽量カーボンにはかないません。ですが、強度・乗り心地等のトータルバランスが高くデメリットが見当たりません。

ガンガンスピードを求める走り方をしない方や、長く(時間や期間的に)乗りたいという方にピッタリなのです!。

 

 

また個人的にはオフロード系のバイクにもピッタリだと思います。転倒が付きものなオフロード走行においてフレームをダメージから守ってくれるというのもバイクを選ぶポイントになると思います。経験から言えば転倒するとチェーンステイ、シートステイがヒットする確率が高いです。細い部分なのでその分壊れてしまうことも・・・。実際に↑のMTBにもしカーボンだったらアウトのような傷があります・・・。また泥の中走っても錆びないという点もありますね。乗り心地も良いのでもし古谷野が新たにシクロクロスやグラベルロードなどを買うとしたらまたチタンを選びますね。

 

 


 

 

チタンはバイクブランド各社が必ず出している素材ではないので(結構マイナーです)あまり見かけないのですがその中で古谷野のオススメを紹介します。

 

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まずはジャパンブランドPANASONIC 。国内で作られていて受注生産になりますが納期の速さとサイズ(1cm刻み)やカラーを選べるのが良いですね。

画像はFTC21(フレームセット) ¥240,000~

 

3.25チタンです。ジャパンメイドながらお求めやすい価格という点もポイントが高いです。試乗したことがありましたがオードソックスなチタンという感じでした。フォークがシッカリしていて安定感が高かったです。この他にレース向けの軽量・高剛性モデルもあります。

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次は古谷野大好きなコストパフォーマンスブランドTNI です。

チタン=高い、誰が決めたんだ!っていう感じのお値段設定で

↑画像のHR-IIIはフレーム価格¥142,000~となっています。注意点はフレームのみでフォークやヘッドセット付きません。

 

 

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これは古谷野が乗っているので紹介しないと(笑)、

上で紹介したLYNSKEYのHELIX SPORT (フレームセット価格¥360,000~)です。

リンスキー独自のHELIXチューブでねじり加工が入っているチューブが特徴です。フレーム剛性を上げる目的ですが、特徴的なルックスで選ばれる方も古谷野含めて多いはずです。フレームはアメリカで作られています。

リンスキーはスタンダードチューブモデルもラインナップしていますよ。

 

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同じくアメリカのMOOTSです。アメリカでスポーツバイクが盛んなコロラド州で作られています。

リンスキーと同じくチタン専業ブランドで豊富なラインナップで車種・用途・ルックス・価格からあった物を選べます。

サイクルモードで見たことがありますが、溶接跡が本当に綺麗でした。こういうフレームのルックス以外なところで選ぶのも良いですね。どうでもよいのですが古谷野はMOOTSのクロコダイルのロゴが大好きです。

 

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お次はGIOS!。クロモリやアルミで有名なGIOSですが、密かに(?)チタンもラインナップされているのです。

チタンフレームはチタン地カラーが多いのですが、このフレームは他のモデルと同じようにGIOSブルー・・・。しかしチェーンステイ&シートステイにチタン地が残されていてクロモリのメッキのようなルックスです。ホリゾンタルトップチューブスタイル&ヘッドチューブが長めでクラシカルなルックスながらアップライトなポジションが取れます。

フレームセット価格278,000+税というイタリアンブランドながらお求めやすい価格が良いです。

 

 

TITANIO-3-2.5

 

 

最後にDeRosa 。 ご存知の大御所ブランドです。

カーボンもラインナップしていますが、金属系フレームを軸に動いているイメージが高いです。その中でも王様のTITANIO3.25(¥695,000+税)。DeRosa工房の中でもベテラン職人と孫のニコラスさんしか溶接できない特別中の特別フレームです。それに魅せられる方も多いため世界中からオーダーが止まらないようで納期はかかりますがその所有感はこの上ないでしょう。まさにイタリアの芸術品です。サイクルモードでも見ましたが感動ものです。いつかは所有してみたい「夢」がありますね。

 

 

 

ここまで読んでいただいてありがとうございます。いかがだったでしょうか?

乗って楽しむ、見て楽しむなど趣味性が高いフレームでもあるチタン。

やっぱり楽しいのが一番です。

だってサイクリングは趣味ですから。

 

 

2017/4/11 古谷野