【速く乗ろうとした瞬間に「そういうキャラじゃない」】-景色- という名の素敵コンセプトなバイク。
by: 吉田哲朗

「スポーツバイク≠速く走るバイク」のアンチテーゼ

 

実はこの感覚は広く認知され始めており、オフロードも走れるような頑丈な設計に、太いタイヤを装備したバイクがどのメーカーにもラインナップされるようになりました。グラベル系やアドベンチャー系と呼ばれるバイクです。

ゆったりと快適にサイクリングを楽しむコンセプトですが、オフロードも走れる設計なら、とても広い守備範囲でマルチパーパス。

たとえオフロードを走らない場合でも「パンクに強い」「丈夫なフレーム」として恩恵があるので長く愛用できます。

今回入荷しましたバイクも、昨今のニーズにピッタリなバイクです。

 

KHODAABLOOM 2021 – KESIKI

￥64,900(税込)　サイズ460

 

以前、同フレームに試乗する機会がありましたので、インプレ記事も合わせてご紹介↓

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試乗や展示会の機会が(販売店向けにもお客様向けにも)どうしても少なくなってしまったこのご時世。

なんとか、メーカー様のご厚意で試乗する機会をいただきました！

ありがとうございます。

お客様にもフィードバックすべく、さっそく試乗インプレに移りたいと思います。

とても素敵なバイクでしたので、少しまじめに書いています。

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Khodaabloom 2021 – KESIKI Touring

￥75,900(税込)

2021年のラインナップより加わった

KESIKI

日本語の「景色」から名付けられたとおり、

景色を見ながら自転車に乗ってほしい、というメーカーの思想が反映された素敵なバイクです。

Khodaabloomの中の人のSNSでも、北海道ツーリングを通してこのバイクが紹介されていました。

そちらではたくさんの心躍る写真が見えますよ。

(twitter acount: @Khodaabloom)

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ハンドルが高くて遠いってこういうことか

KESIKIの名の通り？とてもアップライトで上半身は起き上がり、とても視界が広い姿勢になります。

ハンドリングもとてもマイルドで直進安定性も高く、ハンドルにちょっと力を入れただけでふらつくこともありません。

いままでのジオメトリーの常識には収まらないフレーム設計で、シートチューブの長さに対してトップチューブが長めに設けられています（「現代人にフィットさせたニュージオメトリー」だそう）。

またがりやすい小さめを選ぶ＝ハンドルがちかくて上半身窮屈

という現象が起きづらくなっています。

またがりやすい小さめを選んでも、ハンドルが程よく遠くて上半身がゆったり。

デジカメを首から下げていても余裕があります。

グラベル系のバイクが増えてきて、ハンドルが高くて遠いジオメトリーが増えたんですが、こういうことか。

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速く乗ろうとした瞬間に「そういうキャラじゃない」

ぐっと力を込めてダンシングをすると、バイクとタイヤにトルクを優しく吸収されました。

「そういうキャラじゃない」

一瞬で快適クルージングに切り替えます。ロードレーサーみたいに速く走るのはやめて、ゆっくり景色を流そう。

そう思わせてくれるこのバイクの真髄を感じました。

それでいてタイヤ、ホイールの外周は重いので、慣性が働いてスピードの維持はとてもしやすい。

時速20km/h前後のツーリングなら距離も稼げるバイクです。

ここまではイメージ通りの走行感。一番感心したのは次のポイントでした

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ハンドルが高いけど、ヘッドチューブは短い!?!?

ジオメトリーを見てびっくり。

ハンドルが高いのにヘッドチューブは短い！！

ヘッドチューブが長いからハンドルが高いんじゃないの？

フロントフォークを見てその疑問は解決しました。

フロントフォークがとても長く、フェンダー、キャリアなどの拡張性。

タイヤクリアランスにとても優れています。

しかも、ヘッドチューブ長はサイズ500(トップチューブ長565)に対して120。

とても短いのでパイプのヨレが少なく、ダンシングした時の腰砕け感を少なくする恩恵もあります。

これは設計の妙。。。

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「7万円で買えるロードバイク」という強み

これまでの完成度で、7万円でロードバイクが買えます！という括りにすると非常に強みです。

ロードバイクが欲しい方は、最近の動向からもロードレーサーが欲しいという方ばかりではありません。

快適にツーリング、通勤をこなしたい。

そんな方に本当にピッタリなロードバイクでした。

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今回は一台限りの入荷ですので、お早めにご相談ください。

 

府中多摩川店　吉田