【乗ってみました】TREK 「DOMANE6」!!
by: 小西 真人

 

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2日間に渡る試乗の最後は・・・「DOMANE  6」!!

 

「MADONE」や「EMONDA」も良いバイクですが、

これが一番TREKというブランドを象徴しているバイクなのかもしれません。

そのくらい唯一無二で独特な存在と言っていいでしょう。

 

 

実際「新型MADONE」がデビューした後も、カンチェラーラは「DOMANE」を好んで乗り続け、

(ツールでの大落車の時には黄色に塗られたドマーネに乗ってましたね)

 

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モデルの日向涼子さんは、過去最大の難易度と言われた、一級~超級山岳メインの今年の「エタップ・ド・ツール」を

愛車「アンジー」と共に完走!!

 

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かくいう小西も実は「DOMANE5」に乗ってます。

(まったくもって余談ですが、展示されていたカンチェのバイクと小西のドマーネのサドル高は一緒でした!

H1フィットのヘッドチューブとステムの長さでポジションそのものは全然違いますが。)

 

 

 

というわけで。

ドマーネの「5」と「6」。

実際に違いがわかるのか??テーマに最後の試乗開始です!

 

毎度毎度のことですが、フレームサイズ56+短めシートマストなのはもう諦めます。

いままで同様コースは3周。

 

で、いきなり結論になってしまいますが「5」と「6」に劇的な違いは感じられませんでした。

カーボンのグレードの違いよりも、「ISO SPEED」やジオメトリーといったドマーネならではの特徴の方が強く出ています。

 

乗り心地はいたって快適。

大き目の路面の継ぎ目も跳ねることなくクリア!

右前の場合ブレーキワイヤーの取り回しで、左右のハンドリングに違いが出ますが慣れの範囲かと。

 

踏み応えも「パリッ」とか「ガツッ」ではなく「ノスッ」という独特な感じなのですが、

OCLV500がOCLV600になっていても、フレームの硬さを強く感じることはありませんでした。

硬すぎないからか、ダンシングでもバイクが振りやすい。

 

最高速は43.2km/hと「MADONE」や「EMONDA SLR」に一歩から二歩劣ります。

速さで言ったら「ALR」といい勝負。

 

 MADONE 9.2            47.3km/h  

 EMONDA SLR8        45.2km/h

 DOMANE 6.2      43.2km/h

 EMONDA ALR5        42.7km/h

 (あくまでも目安の一つとご理解ください)

 

ただし、1周のラップタイムでみると実は「DOMANE」が一番速かったのです!

もちろん交通環境によって左右されるふわふわな条件でのライドですが、

一発の速さではなく、出した速さを維持しやすいドマーネの特徴が出たように思えます。

 

ガチャガチャ踏んでも進んでくれる懐の深さや、適度な剛性感によるバイクの振りやすさ。

ちょっとやそっとではバタつかない直進安定性の高さや路追追従性能の高さ。

 

実際比較してみると「MADONE」や「EMONDA」とは違う切り口で速さを追求したのだと理解できました。

一部のプロライダーを除く大半のライダーは、実は「DOMANE」に乗った方が速いのでは???

 

 

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