【TDF2016】BMC独走でステージ優勝!&マイヨジョーヌ!!
by: 小西 真人

 

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初の山岳ステージとなった昨日の第5ステージ。

 

 

BMCレーシングのもう一人の「VAN」。

グレッグ・ヴァンアーベルマートが独走逃げ切りで・・・

 

 

ステージ優勝!

さらにマイヨジョーヌ獲得!!

 

 

 

BMC乗りの小西。

もう夜中に大騒ぎです!!

 

嬉しさの今あまり今日の通勤はBMCジャージ。

 

 

 

 

さて、このヴァンアーベルマート。

基本的には「春のクラシック」を得意とするワンデーレーサー。

 

同じベルギー人のジルベールが後半の「アルデンヌ」担当とすれば

アーベルマートはいわゆる「北のクラシック」を受け持つことが

多いイメージでしたので・・・

 

 

正直この山がちなステージで逃げ切れるとは。

ごめんよ、アーベルマート。

 

 

 

 

でも、よくよく考えれば昨年のツールの第13ステージの優勝者。

 

 

あらためてコースプロフィールを見返してみると、細かく続く

アップダウンの具合が昨日第5ステージと良く似ています。

 

これは始めから狙っていたのは間違いないですね。

(昨年は独走ではなくスプリント勝利でしたが)

 

 

 

また、仕掛けのタイミングも絶妙でした。

 

 

昨日までの平坦ステージとはガラッと顔ぶれが変わる山岳ステージ。

 

活躍する選手も、戦略も、勝ちパターンもこの4ステージまでとは

まるで変わってきます。

 

 

総合トップのサガンはマイヨジョーヌを守る気なし。

 

「マイヨジョーヌを保有しているチームはレースをコントロールする」

を義務づけられたティンコフは、トラブル続きのコンタドールの為に

正直なところアシスト勢の体力と足を温存したい。

 

 

同じく3週目のアルプスにピークを持っていきたい総合狙いのチームは

ティンコフ同様こんな早い時期にマイヨジョーヌを「獲ってしまって」

アシストの力を浪費し続けるのは避けたい・・・

 

「最終的には狙うけど、今はまだちょっとマイヨジョーヌは早い」。

 

そんな主力チームの思惑の穴を突いて攻めたBMCレーシングの作戦勝ち

といったところでしょう。

 

 

まあ登り下りがあり、かつ200㎞超のステージを逃げ切れる足を持った

ヴァンアーベルマートがスゴいというのは間違いありませんが。

 

 

 

さて、そうなると明日以降のBMCの戦略が気になります。

 

ガチでマイヨジョーヌを守りに入るのか。

 

それとも「ガラスのエース」の2名を勝たせるために、

ヴァンアーベルマートはアシストに徹するのか。

 

 

いやー楽しくなってきました!!