【MAVIC】鮮やかな青のキシリウムELITE!!
by: 小西 真人

 

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黒・白・赤が圧倒的に多い自転車パーツのなかで。

 

敢えて売れ筋モデルに「青」を持ってくるMAVICの心意気。

(ヒネクレ者とも言う?)

 

 

 

 

 

 

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〇MAVIC  KSYRIUM  ELITE  F/R SET

¥105,000-+TAX  →  ¥94,500-+TAX!

 

 

 

アルミの「ジクラルスポーク=キシリウム」の印象が強すぎるため、

ワンランク下に見られてしまうキシエリですが・・・

 

他社ブランドはトップモデルも大抵がステンレススポーク。

横比較するならここでしょう。

 

 

細部をみればきちんとキシリウムしているので、セカンドグレード扱いながら、

他ブランドの上位モデルにも引けを取らない基本性能を誇ります。

 

 

 

 

 

 

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削れるところは削りつくした感がある「ISM4D」加工されたリム。

ここまで削りたおして、なぜペア重量1,550gもあるのやら。

 

 

コギの軽さはもちろん、なめらかな処理と17mmワイドリムによって、

リムハイトが低いホイールながらエアロ効果もなかなか優秀だったり。

 

 

 

 

 

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ペア重量が重い原因は、おそらこのハブでしょう。

アルミの塊でとにかくガッシリした作りです。

 

 

ホイール剛性のキモはハブ剛性

いくらリムを硬くしても、スポークテンションを高めても、ハブが撓んだら

ホイールは真っすぐ転がりません。

 

自転車が左右に撓みながら進む乗り物である以上避けては通れないハブ剛性を

本来リム屋のマヴィックがこだわっているというのも面白い。

 

 

良いリムを活かすも殺すも「しっかりしたハブがあってこそ」。

 

 

カタログ重量では不利にはなりますが、軽量リムと高剛性ハブの組み合わせは

実走行時の軽快感に生きてくるというわけです。

 

 

 

残念ながら最新の「インスタントドライブ360」フリーシステムは非採用。

そこは次のモデルチェンジに期待しましょう。

 

 

 

 

 

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前後別設計のタイヤ「イクシオングリップ/パワーリンク(700×25C)」

も標準装備でお得感あり。

 

 

25C幅タイヤは可否が色々と言われていますが・・・

この辺りは好みの要素も大きいので、減ってから考えればいいのでは。

 

 

 

 

 

シリーズに共通する「スルッと進む感じ」に、ステンスポークのしなやかさを

併せ持った「キシリウムエリート」。

 

 

ジクラルスポークの「キシリウムPPO」との重量差75gを考えると・・・

 

真の意味でのオールラウンダーはこちらかもしれません。