【SKS】ちょっといいポンプは、やっぱり空気を入れやすい。
by: 小西 真人

 

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歴史的名品ポンプ「レンコンプレッサー(¥12,000-+TAX)」

 

のSKSから、半額くらいで買える「ちょっといいポンプ」が入荷です。

 

 

 

 

 

 

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〇SKS AIRKOMPRESSOR 12.0   ¥5,800-+TAX

 

 

SKSのポンプとして考えると、ちょっと価格は抑えめですが

 

「上位モデル譲りの技術」「良いポンプを作るためのノウハウ」は、

もちろんこの「エアコンプレッサー12.0」にも活かされています。

 

 

 

 

 

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モデル名に「12.0」とある通り、最大12気圧まで入れられます。

 

 

ロードバイクでよく使われる空気圧は7気圧前後。

実際に12気圧まで入れることはほとんどないでしょう。

 

 

ただ、例えば10気圧がMAXのポンプと12気圧がMAXのポンプを比べてみた場合

最大気圧までの余裕がある方が、ポンピング後半の抵抗が少ない感じはあります。

 

 

 

高圧対応のポンプは、圧力が高まっていってもスムースにエアを押し込めるように

シリンダー剛性を高く、ピストン精度は高く、抵抗は少なくなるよう作られていて

その分多少お値段は張りますが・・・

 

実際に使ってみれば確かに違いを感じます。

 

 

 

 

 

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ヘッドは仏式(英式)・米式の口が分かれた「マルチバルブヘッド」。

 

それぞれ専用の口金となるので、バルブの固定力にも不安なし。

 

 

 

 

 

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5,000円アンダーの定番ポンプ、SERFAS FP-200(¥3,800-+TAX)と比べると

 

シリンダーの長さがずいぶん違います。

 

 

 

 

 

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太さも一回り細い感じ。

 

 

細いシリンダー/小さいピストンは一度に大量の空気を押し込むには不向きですが

圧が高まっても、空気を圧縮する際の「押し返される感じ」を小さくできます。

 

 

逆に太いシリンダー/大きいピストンだと確かに一度に大量の空気を押し込めますが

圧が高まれば高まるほど反発も強まり、空気を押し込みにくくなってきます。

(低圧・大ボリュームのMTB用ならこちらのタイプが正解。)

 

 

とはいえポンピング初期の低圧段階では、なるべくたくさんの空気を送り込みたい。

そこは全長を長くしてシリンダー容量を増やすことでカバーという発想です。

 

 

 

このあたりの考え方は平均身長が180cm近いドイツのブランドらしさを感じます。

ポンプ全長が730mmもあるので、小柄な方にはちょっと扱いづらいかも。

 

 

 

 

ロードバイクにとって空気入れは「乗るために必要な儀式」の様なもの。

 

しっかりしたポンプはその儀式をさらに質の高いものにしてくれることでしょう。