2017/07/07 18:29
80年代後半、既にKOGAはフルカーボンロードの生産に成功していました。
流石にアルミラグでしたが、当時日本のミヤタとWネームのKOGA-MIYATAは
なかなか攻めたブランドで2000年あたりにはフルカーボンでエアロロードの
フルプロモノコックがあったのを覚えています。
時代を先取りしたデザインで、いやーかっこよかった。
カタログ上のフラッグシップは確かそのフルプロモノコックだったのですが
当時供給していたプロチームのスキルシマノはアルミ合金のフルプロスカンジウムに乗っていましたっけ。
重量と剛性のバランスから、当時はスカンジウムの方がプロの要求を高い次元で満たせたのでした。
アルミも溶接じゃなく接着工法の時代から開発を続けるメーカーで
高い技術力を誇る憧れのブランドの一つでした。
KOGA KIMERA AL Tiagra
¥154,800-+TAX ➡ 現金特価20%OFF ¥123,840-+TAX
(現金以外でのお支払いの場合15%OFF ¥131,580-+TAXとなります。)
素材は今でこそ一般的になった6061アルミを採用。
ちなみに出た当初は割れにくい高級パイプ。
溶接後にフレーム全部を窯に入れて熱処理が必要と大型の窯を用意せねばならず
ある程度の規模の設備投資が必要でした。
自転車王国オランダの位金メダル量産のために
剛性を重視したキメラプロジェクトから生まれたアルミフレーム。
先日紹介したKimera Road Pro UDより太く四角いトップチューブ。
ヘッドチューブはフラッグシップのカーボンフレームと同じ 1⅛”-1¼”のテーパー形状。
細身のストレートフォークとあわせてキレの良いハンドリングと安定性を両立。
高剛性なダウンチューブは四角断面。
アルミとしてはちょっと太めの チェーンステーと
オフセットした短めのシートステーは鋭い反応を。
コンポーネントは10sのTiagraをブレーキなども含めフルで採用。
手入れと保管場所に気を付ければ、長く新車の性能を発揮します。
鱗っぽいちょっとワルい感じのカラーリングはコブラ柄。
パリ~ルーベを走ったシクロクロス『COBBLE CROSSER』より受け継いだスペシャルカラーです。
ん?カーボンがライオンとしてアルミが蛇、山羊はどこに…。
最近はアルミの加工技術が進歩し、快適性まで欲張ったモデルも見られるようになりましたが
こちらはロードらしい加速が存分に味わえるモデルです。
せっかくロードを買うんだから、
エントリーモデルでもスッカーンとした爽快な加速を体感したい方に!