ギア回り掃除にはコレを使うと、パーツが長持ちしやすい。
by: 木立春之介

駆動回りの掃除にひと手間

スポーツバイクのお掃除で一番重要な個所といえば自転車の心臓部ともいえる、チェーン、スプロケ、チェーンリングの駆動部分ではないでしょうか。
チェーンと歯車たちはガッチリと噛み合いながら、常に強い力が掛けられ、何周もグルグルと回され続ける。さらには表面に油が塗られている分、砂やホコリが付着して摩耗が進みやすいという過酷な条件の中で彼等は頑張り続けている。駆動周りのお掃除をする時はいつもそんな妄想をしながらお掃除しています。
そうすると面倒極まりないお掃除もちょっとだけ優しい気持ちでできるんです。
そんな駆動周りのお掃除の中で非常に作業がやりづらく、ブラシだけだと綺麗にするのが困難なのが、スプロケの歯の間やプーリーとゲージの隙間など狭いところのクリーニング。やっていると汚れまで届かなくて歯痒い思いをします。
ということでそんな痒いところに手が届く、隙間商売的な商品をご紹介してみます。

Gear Floss ギア フロス

FINISH LINE    GEAR FLOSS
\979(税込)

自転車版 糸ようじ

人の歯も自転車の歯もやっぱり歯間のお手入れが大事ということですね。駆動回りをブラシを使って掃除して汚れを流し終わった後に、ギアフロスを歯間に突っ込んでゴシゴシやると、大体の場合は真っ黒なのがゴソッと取れます。チェーン掃除してピカピカになったのに、チェーンオイルを塗るとすぐに黒くなるのは、この隙間の奥に隠れている汚れたちの仕業のことが多いです。

ただ、太い糸ようじにしては値段が高すぎない?

っと私も最初思っていたんですが実はこれ優れものでして、糸の繊維が放射状に広がっていて、その繊維の隙間が汚れをつかみ取ってくれる構造をしています。そしてこのギアフロス最大の魅力は洗って再利用が可能。容量は安心の20本入りと案外お買い得商品だったわけです。
正直地味な商品だとは思います。
ただ、チェーン内部に入り込んだ細かな砂というのは、紙やすりの砥粒のようにジワジワとチェーンを伸びさせます。そこからスプロケとチェーンの嚙み合わせが狂うことで、歯車も一緒に摩耗させていくことを考えると、実は効果的なお手入れなんですね。このひと手間が自転車のランニングコストを下げてくれます。

Gear Floss

 

施設案内

 

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