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多摩川を辿る達成感 上級編
by: 長山 靖

 

 

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んにちは。二子玉川店の長山です。

 

 

 

前回、ビギナーの方向けに、多摩川を辿る達成感について書きました

 

これが、乗り慣れてくると、多摩川サイクリングロードは

目的よりは「手段」という位置づけになって来ます。

尾根幹線、連光寺坂、都民の森、和田峠、大垂水峠、奥多摩、奥武蔵・・・

など、山坂方面へのアクセス路となるんですね。

ここの部分をちらっと読んだ二子玉川スタッフ海老名が、

多摩川は正に手段です、と呟いていました。

 

 

そんな健脚な方にとってもチャレンジングな多摩川の辿り方を

以前したことがあるので、上級編としてご紹介してみます。

(今回の使用画像は全て2005年9月13~14日のもので、少し古いです)

 

 

少年の頃より、その先はどうなっているんだろう?

と憧れを抱いた多摩川の奥地。

大人になり、奥多摩を輪行や自走で走るようになり、更に奥へ、

そして辿り着いたのが、河口から一番遠いところにある源頭

「水干」(みずひ)でした。

 

 

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(水干の解説板)

 

 

  

 

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ここは、奥秩父の山並みの一角「笠取山」の山頂直下、

標高1865mの所にあり、水がわずかずつ出ています。

 

 

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この周囲はかなり山深く、もちろん車道はありません。

標高1300m超の登山口から、ハイキングで向かいます。

その登山口までは自転車で行けますが、山深いと感じる

奥多摩駅から更に上流へ約40kmくらいの道のり、大半が登坂です。

 

 

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(青梅街道の登坂でバテ気味の、同行した後輩)

 

 

ヒルクライムコースで青梅街道の柳沢峠が有名ですが、

柳沢峠の手前10km辺りで右折して登っていくと、登山口へ至ります。

 

 

 

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ハイキングコースは、道筋や道標ははっきり、

体力的な難易度は高尾山プラスアルファくらいでしょうか。

ただ、登山者は曜日やタイミングにもよりますが多くなく、

もちろん店もありません。

体調と装備、天候条件などしっかり整え、全部自分で完結させる、

という気持ちを持って臨むのが不可欠です。

 

 

 

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私は4回ここに行きましたが、うち3回は無理せず

麓の一ノ瀬高原まで登坂してキャンプ場でキャンプ、

翌日、時間に余裕を持ってハイキングしました。

(今もやっているかどうか?宿も少しあるようです)

 

 

 

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がんがんヒルクライムして、更にハイキングしないとたどり着けない。

バイクとランを一気にやるデュアスロンにも通じるような、

自転車だけではこなせない道のりがチャレンジングですが、

そのぶん到達感はかなりのもの。

源流の森と清流は極めて美しく、多摩川沿岸の方には是非

一度味わっていただきたい場所です。

(無理に自転車でなく、車で登山口まで行ってハイキング、でも良いので!)

 

ということで、これが多摩川を辿る旅の上級編、

と勝手に位置づけさせて頂きました。

まあ、柳沢峠に至る途中の柳沢川や、都民の森方面の秋川なども、

多摩川の源流。いろいろな山に降った雨の流れがだんだん集まり、

最後は多摩川という大河となって海に注ぐわけです。

ハイキングまではちょっと・・・という方も、

奥多摩方面のヒルクライム中、近くの清流に

思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

余談ですが、笠取山の北側は荒川の源流域、西側は富士川の源流域です。

もし同じ雨雲からの降雨でも、着地位置の僅かな差で、

多摩川になる雨、荒川になる雨、富士川になる雨、

があるわけです。東京周辺サイクリストの間では

多摩サイ、荒サイとよく比較して言われますが、

多摩川、荒川という川の流れに目を向けると、

母体は兄弟の様に近しい存在なんですね。

 

 

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(雲が漂う多摩川、荒川、富士川分水嶺付近)

 

 

 

 

ついでなので、かつてここを強行で辿った顛末をご紹介します。

トライアスロンに出場していた頃、その仲間2人から「案内して欲しい」と頼まれ

この水干まで行ったことがあるのですが、さすがはトライアスリート。

なんと片道自走にて日帰りプランでのオファーでした。

 

大田区の丸子橋集合~多摩サイ~羽村~奥多摩湖を抜け、

山梨県に入り、登山口まで確か約120km位。

標高1300m越え、標高数十mの大田区から見れば、

道のりの長い大ヒルクライムコースです。

 

あくせく走り着いたら、そこで持参のシューズに履き替えてハイキングへ。

シューズは、仲間に教わって、当時装着していたDHバーにぶら下げて行きました。

見栄えは悪いですが!

 

 

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そうしてサクサクっと「水干」へ。

まさか日帰り自走でここまで来れるとは考えたこともなく、

トライアスリートのノリ恐るべし!と思いましたが、

そのおかげで、流れの連なりをこれまでになく実感しました。

 

河口まで138kmの看板を見てしみじみしたのもつかの間、さっさと下山。

登山口まで戻って自転車へ、いったん青梅街道筋まで下ってから

標高1472mの柳沢峠へ向かって登坂開始。

ゴールは甲府盆地側、中央線の勝沼ぶどう郷駅としていたのでした。

 

時期は確か9月下旬、日は短くなりつつあり、この時点で日没が迫ります。

よりによってこんな状況で襲ってきたのが、激しい頭痛でした。

笠取山下山の辺りから違和感がありましたが、

柳沢峠へのヒルクライムで力んだら、一気に悪化してしまったのです。

ペースはがた落ちし、仲間2人は先行して一人ぼっちに。

という状況で、いよいよ完全な日没、真っ暗闇。

森の中で、時折、大きな獣がガサガサッ「ピィッ」と鳴きます。

(後で調べたら、どうやら鹿の警戒声だったらしい)

 

道端で休みたいと思うものの、闇と獣の気配は濃厚で、

自転車から下りて離れるのは心細くて堪らない。

 

そこでとった行動は、停止して、自転車のトップチューブに

またがったまま立って、ハンドルに突っ伏して寝る!でした。

 

これが、何秒か、何分だったかわかりませんが、効果てきめんでした。

膝カックンして目覚めたら頭痛は雲散霧消。

再び走り出すことが出来ました。

 

実は以前、サルの群れも出てきた獣の気配濃い山中にて、

寝不足と酷い車酔い状態からのヒルクライム中に眠くてたまらなくなり、

一時停止してハンドルに突っ伏して寝たことがあったのでした。

道端で寝て、獣に襲われでもしたら嫌だったので苦肉の策でしたが、

この時は、寝たあと10kmくらいは、シャキッと復活しました。

その経験が役に立ちました。

 

 

心配した仲間が柳沢峠から引き返して来てくれて、一緒に登坂し一安心。

峠を越えたら、あとは甲府盆地へ駆け下りてゴールの勝沼ぶどう郷駅へ。

自転車で約155km+ハイキングという濃厚な道のりでした。

 

更に、輪行して東京へ戻ったら、そのまま朝の起点、大田区から

自転車を展開して、河口までの未走区間も走ってカバー、

138kmの多摩川旅路を一日でコンプリートしました。

 

一気に行ったことで、多摩川が「山から連なる流れ」

だということを、より強く深く肌で感じることが出来ました。

あそこから来る流れなんだと思い、日々、

何気なく見る多摩川の流れが、違って見えるようになりました。

 

このプランが、私にとっての多摩川辿り最上級編です。

 

 

 

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(水干付近から、多摩川方面へ向かう沢を見下ろす)

 

 

 

 

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(青梅街道と登山口の間、一ノ瀬高原から笠取山方面の山稜を遠望)

 

  

 

やり方は人それぞれですが、辿って到達するというのは、本当に面白いです。

 

 

尚、今回ご紹介したプラン、人家や店が少ない、もしくは全く無く

逆に坂はいくらでもある山岳地域のサイクリング、ハイキングが含まれます。

 

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(笠取山ハイキング中に見つけた動物の足跡)

 

 

もし挑戦されるようでしたら、プランニング、体調管理、道具の準備など入念に。

雨、風、雷、寒暖など天候対策も油断なく。

極力、単独でなく複数人で、くれぐれも事故の無いように、

水の流れが生まれる聖域を堪能して下さいね!

(何かあっても当方では一切の責を負いかねます!)

 

 

 

 

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