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【ロングライド】国道299号線を往く 前編
by: 長山 靖

 

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んにちは。二子玉川店の旅好きスタッフ長山です。

 

 

 

今回はロングライドのレポートをお届けします。

ロードバイクの愉しみを広げる参考となりましたら幸いです。

 

 

 

8月14日(月) 、昨年の奥多摩3坂ライドに続き、

A様よりライドのお誘いを頂きました。

普段は土日休みのA様、平日が休みの我々と一緒に走るのに、

お盆休みの時期はチャンスという訳です。

 

今回は、埼玉県の秩父集合にて国道299号線を一筋に、

長野県の茅野まで走る140km強、峠3つ含む

山岳エリアで獲得標高3000m程度のプラン。

 

しかし、当日は微妙な空模様。多少なりとも降雨には当たりそうな予感。

ま、とりあえず行くか、と輪行して電車に乗った後にメールを見たら、

A様より中止の報せメールが入っていました。ガーン。

でも、もう出てきてしまったし、広域の雨雲レーダーを見ると

ちょうど秩父辺りから西寄り、長野山梨方面ほど降ってなさそうです。

(行先が雨予報でも、広域を見ると活路を見出せる場合あり、オススメ!)

 

秩父を抜ければ、意外と行けるかも?とりあえず現地入りします、

と返したら、A様もとりあえず現地入りしてみるとの返信。

 

 

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そんな経緯があって秩父に到着したら、

雨は止んでおり、走り出すのに支障なし。

通りすがりの方から

「雨になったら、シャワーを浴びる手間が省ける。

体にボディソープ塗って走れば良いんだよ」

と、激励?されました(笑)

 

 

当初は4名で走る予定でしたが、結局集合したのはA様と私の2人。

まあ行ってみますか!ということで出発。

 

尚、今回の自転車はブリヂストンANCHOR RNC7クロモリロード

半月前の鳥海山ヒルクライム仕様のまま来ました。

いまどきなロードと比して軽くはないですが、しなりある乗り心地に期待。

 

 

 

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今回の道のりは、コンビニや商店の過疎・皆無地域へ突っ込んでいくので、

秩父の町を出る前に補給して行きます。

さすが歴史深い町・秩父、コンビニが景観保護色。

ここで、秩父土産に地酒300mlも購入。

(体力に余裕あれば or BROMPTONだったら四合瓶買いたかった・・・)

道中、瓶と合わせて300g強の荷物ですが、山岳地域に入ると、お金を使う

店にはそうそう出会わなくなるので、町にいるうちにお金を使う心掛けです。

 

そう考えるようになったのは、

「山ばかり走るのも良いんだけどさ、町にも降りてお金を使ってくれよ」

という、会津の友人の小言から。

かつて、会津裏磐梯が良い山坂道の宝庫ということから、よく籠って走っていました。

そういうライドだと、店っ気が無いためコンビニ調達で携行した

補給食ばかり、地元な店では全然お金を使いません。

その様子を見ての、一言でした。 

今回のような山坂コースだと正にそのパターンですが、

ここで地酒を買えば、ささやかではありますが

土地にお金を使う × 重り(負荷)になる × 家で地酒が飲める

という、素晴らしい図式が出来上がります!

ご当地ものならば、地酒じゃなくても良いんですけどネ。

 

 

 

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国道299号線に乗り、まっすぐ進みます。

第一のピーク・志賀坂峠トンネルまでは、秩父の町から約35km。

 

 

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だらだらと里を登り、小鹿野の町を過ぎると本格的に山へ突入。

 

 

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この道は12年振りの再訪で、

当時の出来事が懐かしく浮かび上がってきました。

 

 

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(2005年7月6日)

 

仲間と3人で登った当時、無人の直売所が道端にあり、きゅうり100円を買い求めました。

その直前、走りながら、農家の方が懸命に働く姿が目に留まっていたので、

100円を税込として105円(当時)のお金を集金箱に入れました。

その後、少し進んだら、軽トラックがグワ~ッと追いかけてきて急停止。

畑の親父さんが鬼のような形相で降りてきて「5円しか入れなかっただろう!」

と言われたので、訳を説明し、5円だけ入れるくらいなら、

1円も入れずに持って行きますよ~、と伝えた途端、

「あ、そっか~!」

鬼のような形相が一変、愛しの孫をあやすかのような

仏の顔になり、その表情の急変が強烈に印象に残ったのでした。

プラス5円は、ささやかな好意のつもりでしたが、

変な形でするもんじゃないな、と反省。

 

その思い出ポイントを探しながら走りましたが、結局

どこだったかはわからず終い、でも直売所は何件かありました。

のんびりツーリングなら、物色して買って

行きたかったところですが、今回は先が長いので断念。

 

 

 

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国道といっても静かな山里の道、時にはワイルドな表情。

後に控える更にワイルドな区間のウォーミングアップといったところ。

 

 

 

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上にガードレール見えるなあ、と話しているうちに、通った道が眼下に。

ダンボールで斜面滑り降りたら、あっという間に下に着きそう、なんて話しました。

 

 

 

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雲の高さまでもう少し。

いつのまにかずいぶん登ってきたもんだ。

 

 

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更に山深く。さっき通った道は、はるかかなた。

 

 

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そうしているうちに、第1のピーク、志賀坂峠トンネルに到達。

標高780m、埼玉と群馬の県境です。

 

 

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峠からは視界不良、今回ここは3回目の走行ですが、晴れたこと無し。

晴れにくい場所なのかも?まあ水墨画風な景色も味わい深い。

  

 

 

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群馬に入ると、恐竜王国の看板。恐竜の足跡3km、とも。

 

 

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で、この岩に刻まれているのが、恐竜の足跡。

 

 

 

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こんな山深い所なので、いるのか?恐竜。

 

 

 

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で、出たー!!

 

 

 

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さすが秘境、うじゃうじゃ生息しとる。

 

んなわけない。これは恐竜センター前の演出。

ただし、恐竜の足跡はホンモノですよ

大昔、海の浅瀬にて付いた足跡だそうです。

それが今は大変動で深い山中に。

遥か過ぎてピンと来ない、歴史の1ページです。

 

 

 

 

上野村へ入ると道の駅があり、ここで昼休憩。

 

 

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猪豚フランクと猪豚カレー、プラムドリンク、ソフトクリームを摂取。

299、に、く、く、肉食う!が実現しました。

しかし時折差し込む日差しが暑い。水分もみっちり補充。

この後の十石峠越えに備えます。

 

 

 

 

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いくつかトンネルを抜け、快調な道のり、だったのが、 

 

 

 

 

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いよいよ狭い谷が迫って逃げ場が無くなると、国道299号の「酷道」区間開始。

 

酷道とは、これ、国道か?と疑いたくなるような、悪条件の道の呼称。

 

 

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まず、狭い。林道ならありそうですが、国道です。

 

 

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そして、くねくねで視界不良。

 

 

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さらに路肩は、ところどころ斜めに崩れ気味、自転車では、

タイヤを取られないよう油断なりません。

そして、そんな道筋になった所以の、

 

 

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山の深さ。人工物が道路以外に見当たらない。

人家は勿論のこと、電灯のような明かりを放つものも、見渡す限り皆無。

 

かつて上野村の宿に泊まった時、サイクリストを迎えに行ったことがある、

という話を聞いたのを思い出しました。

この峠越えの途中で日没となり、真っ暗闇に獣がうようよ出てきて、

怖くて動けなくなったサイクリストがいたそうで、車で迎えに行ったということでした。

私は、割と夜の峠も行ってしまいますが、ここを走っていて、

この道の夜は止めた方が良い、相当やばいだろう、と直感しました。

(余談ですが、その宿のおばあさん、ヘルメットのことを素で「鉄カブト」と呼びました)

 

 

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時折、現れる「対向車注意」、これも酷な展開。

風の便りで、この峠道での事故話を聞いた覚えがあります。

確か、オートバイと自転車の正面衝突だったような?

確かに、油断したら、ここならあり得る、と実感しました。

国道だと思って、知らずに来たら焦るでしょうね。

そういえば、たまに通る車のナンバーは、殆ど他所のものでした。

ドライブに来て、こんなはずでは・・・なんて、なってなければ良いですが。

 

 

 

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途中から道路標識も出て来なくなり、林道に迷い込んだかと錯覚。

だらだら長く、どの辺にいるかもよくわからない。

距離看板があればなぁ、と思いながら、あくせく前進。

 

 

 

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志賀坂峠より標高は高くなり、雲に迫ってきました。

 

 

 

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矢弓沢林道との分岐。

上野村集落からここまで来た国道299号は、よく通行止めになることから、

この矢弓沢林道も上野村集落まで整備されています。

ここを前回走ったのは15年くらい前で、記憶が薄いのですが、

道の状態は、こっちの方が良かった、はず。

その分、確か傾斜はきつかったかな?

299ラインに拘らなければ、こちらもおすすめ。

 

 

 

 

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雲に包まれた森。幽玄。

 

 

 

 

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避暑ロード!

 

 

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空が開けて来た、頂上は近い。

 

 

 

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第2のピーク、標高1351mの十石峠に到達。長かった~。

 

 

 

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サイクルコンピューターでは、秩父からジャスト70kmでした。

気温は、峠の電光掲示板によると21℃。涼しい。

あいにく、前回来訪と同じく視界不良。

展望台があるくらいなので眺望はかなり良いらしいのですが、

今回もお預けです。

 

 

約15年前の前回、この峠道でソロ女性サイクリストに会いました。

確か、MTBで東京から自走で野辺山まで来て、満点の星を見たまでは

良かったものの、お金が尽きそうになったので慌てて東京へ帰る、

その最短ルートと見定めたのが十石峠、という話だったと記憶しています。

当時は若さボケのせいか大して気に留めた記憶なかったのですが、今、

この道を辿ると、女性一人MTBにはかなりワイルドな道のりだったことと思います。

ただ、出会った開口一番が挨拶そっちのけで

「オイル持ってませんか!?チェーンがキコキコうるさくて!」

だったので、きっと元気パワーで乗り切って、無事帰られたことでしょう。

 

 

 

 

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峠から下り始めると、爽やかな日が少し差す時が出て来ました。

峠を越えたら天気が変わるのは、よくあること。

光景の変化が楽しめそうかな?

 

 

 

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なんて油断していると、こんな狭いところが出てくる。

車ではすれ違い困難、鉢合わせしたら、頑張るんでしょうね。

写真左の青看板が無ければ、林道としか思われないことでしょう。

 

 

 

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対向車に気をつけて慎重に慎重に下り、ようやく広い区間に出てホッ。

 

 

 

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視界が群馬側と打って変わってのびやかに広く開け始め、

青空も見えて来て、陽気な雰囲気が漂い始めます。

 

 

 

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信州の空。峠を越え「異郷に来た」感が楽しい瞬間!

 

 

 

国道141号筋に当たって、埼玉の小鹿野町以来およそ70km強、

久しぶりにコンビニと再会。

 

 

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ここで補給して、第3の峠・麦草峠越えに備えます。

 

 

外に出ると、サーっと雨が降ってきました。

 

 

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ちょっと向こうの空は清々しい青も見え、局所的な感じ。

雨雲レーダーを見てみたら、麦草峠道の序盤エリアだけ

雨雲の通り道に当たっていました。

そこを抜けたら、雨雲から逃げられると良いが、と思いながら、

16時半過ぎ、麦草峠へ向けてクライム開始しました。

 

 

 

中編へつづく

 

  

 

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