大切なのは「どこが軽いか」 ヒルクライムの飛び道具 『Campagnolo NEUTRON ULTRA』 入荷！
by: 大元英俊

カンパニョーロの完組みホイールの立ち位置を決定付けた傑作！

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Campagnolo NEUTRON ULTRA

（重量1,470g　シマノフリー）

通常価格：120,000円+税

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ワイズロード特別価格：102,000円+税

 

登りに特化した軽さを与えられた山岳決戦兵器ご登場です！

ホイール重量1,470g、重量だけで見ればEURUSとほぼ同等です。

しかしオールラウンドなEURUSと決定的に違う所は「重量の配分」。

NEUTORON ULTRAは外周部分の「リムが軽い」作りになっています。

外周部分が軽い端的なメリットは「軽い力で漕ぎ出せる」という点です。

20km/h前後で走る登りはこの軽い力で漕ぎ出せるという要素が非常に

重要で、まるでギアが１枚軽くなったような浮遊感を与えてくれます。

勿論、極端にリムを軽くし過ぎれば強度に問題が生じ、逆に入れた力を

ロスしてしまい推進力に変わってくれません。

そこを補っているのはカンパニョーロが持つ発想とテクノロジーです。

ハブはねじれ剛性と反応性を高めるオーバーサイズフランジ構造で

ライダーのどんなペース変化の要求にも瞬時に応えてくれます。

カーボン製ボディーは横方向に対する剛性を高め、軽量化にも貢献。

リムの強度を漕ぎ出しへの影響が少ないハブで補う事で、重量からは

思いも付かない軽やかな反応と漕ぎ出しを実現しています。

スポークはスチール製のストレート・ヘッド・スポーク。

場所によって太さを変え、ねじれに対する剛性を向上しさせ空力効果も

得ることが出来ます。　またスポークテンションを一定に保つ作りになって

おり、安定した走行性能を長く保つことが出来るのも魅力的です。

そして肝心要のリムにも秘密があります。

フロントはシンメトリック、リアはアシンメトリックのリムとなっているんです。

フロントはハブが左右対称なので組み方からしてもリムはシンメトリックの

方が伝達に無駄がなく、理想的な作りと言えます。

逆にリアはドライブトレインがついている為、走行時に生じるねじれや

たわみを加味すれば左右非対称が理想的な作りなんです。

じゃぁ何が左右非対称なのかというと・・・ずばり「スポーク穴です」！

　

左のフロント側はリムのセンターにスポーク穴が設けられています。

対して右のリア側は反フリー側に寄ってスポーク穴が付いていますよね。

こうする事でねじれが生じやすいフリー側とスポーク穴を真っすぐと結び、

斜めに張った時に生じるスポークのたわみからくる弱い部分を解消しています。

写真のスポークの張り方を見て頂ければアシンメトリックなのは一目瞭然です。

またリムは多角形になっており、軽量化を求めてスポーク間を切削し、

強度を落とさないギリギリのラインで極限にまで軽さを求めています。

カンパニョーロのG3スポークパターンを見慣れているとパッと見で

平凡なホイールに見えてしまうかもしれませんが、要所要所は

このNEUTRON ULTRAの為にあつらえた独自設計の数々。

テクノロジーが分かれば非凡さがギンギンに輝く山岳決戦用ホイールです。

３月１８日にはMt富士ヒルクライムの受付がいよいよスタートします。

この日本最大規模のヒルクライムレースに挑むクライマー達にぜひ使って

好タイムを叩きだしてもらいたいアイテムです。

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ちょっとした小話ですがホイールの外周部分を軽量化する事は劇的な

効果をもたらしてくれます。

タイヤとチューブをこだわって頂ければヒルクライムで好タイムを出す事に

直結するんです。

チューブ一つとっても一般的なロードチューブと超軽量チューブは片方

３０ｇ～４０ｇの重量差があります。　つまり前後で６０ｇ～８０ｇも軽く出来る。

これはホイールのグレードが１つ上がるぐらいの劇的な軽量化ですよね。

更にタイヤも軽量な物にすれば、トータル２００ｇの軽量化も夢じゃない！？

ホイールを軽くするならチューブとタイヤもぜひ軽量化しましょう。