【東大和×ウェア】あなたの冬ウェア……『空気の層』足りてますか??【コラム】
by: 佐藤篤

 

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 あつし

ブルベライダーの佐藤です

 

 

 

そろそろ冬を五感で感じ始める時期ですね

今冬も雪ちゃり行きたいなぁと考えております

 

 

 

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さて

東大和店でも冬物ウェアが沢山並んでいますが……

 

冬をワン/ツーシーズン乗り越えたお客様から

毎年のようにお問い合わせいただくのが……

 

↓  ↓  ↓  ↓

 

「温かい(はずの)ウェアを着てるのに寒い……」

 

 

 

一体何が原因なんでしょうか?

ちょっと考察してみましょう

 

自転車に限らず普段着や

他のスポーツにも応用できるかも知れません

 

 

※結論までめちゃくちゃ長いです※

 


 

 

2種類の寒さの感じ方がある】

 

 

『自転車に乗っている時の寒さ』

というシーンに限定して考えますが

 

「寒い」

と感じるシーンは大きく分けて2種類あります

 

 

走ってると寒い

立ち止まると寒い

 

 

皆さんはどちらの寒さを感じていますか?

 

 


 

 

走ってると寒い

 

 

走行中に限らず「風が強い」場合も同じなのですが

要するにこれは

 

「外気が素肌まで到達している

 

という状況になります

ウェアによって防風性能は様々ですが

走行速度と風速によってはじわじわと

外気がウェアの中に入り込んできてしまいます

 

厳冬期に春秋モデルのウェアを着ている方が

感じやすい寒さになりますね

 

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

【対策】

 

防風対策として

ウィンドブレーカーを羽織る

※ただしレイヤリングに注意する※

 

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例)RERIC GEMINI-A STRECH LIGHT WIND BRAKER

¥12,000 (税別)

 

 


 

 

立ち止まると寒い

 

 

最初の冬を凍える思いで

やり過ごした自転車乗りが2年目に陥りやすい症状

 

何が起こっているのかと言うと

「汗冷え」

です

 

 

長いので結論を先に述べておきますと……

 

この症状の改善のためには

「レイヤリング」

を考えてウェアを着ましょう

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

————–以下、レイヤリングに興味のある方向け————–

 

 

 

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 【レイヤリングとは

 

 ウェアの構成を「アウター」「ミドル」「インナー」の

三種類(三層)に分けて選ぶことで

運動量や気象状況に合わせた

適切なウェアを選択しやすくなり

ウェアの持つ性能を最大限引き出すこと

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↓ 例えばこんな感じ ↓

 

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↑ レイヤリングの例をはこんな感じです ↑

 

インナー

PEARL IZUMI ウォームフィットドライ アンダー

¥5,000 (税別)

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ミドル

7ITA ARMY Ⅲ JACKET

¥21,000 (税別)

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アウター

①の商品と同じ

 

 

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各レイヤーの役割としては以下の通り

 

インナーの役割】

体温を保持する

汗を肌から引き離してミドルレイヤーに移す

(=汗冷えの防止)

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ミドルの役割】

体温を維持する

吸い上げた汗を拡散して蒸発させる

(=汗冷えの防止)

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アウターの役割】

風や雨など外的要因による体温の変化を防ぐ

汗の蒸発を補助する(透湿素材のみ)

 

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体温保持(保温)の仕組み】

 

ウェアの素材による熱伝導率

編み込みの細かさ(デニール数)による通気性

などによっても変動しますが

 

 

基本的には

 

空気の層がどれだけ保持できるか

 

で保温性能というのは決まります

 

 

レイヤリング2

 

素肌の上にいきなりミドルウェアを着るよりも

 

 

 

 レイヤリング1

 

間にインナーウェアを着たほうが

より多くの空気の層を保持できます

 

 

 

レイヤリング3 

 

更にアウターウェアを着込むと

より多くの空気層を保持できる上に

外気に体温を放出しにくくなるため

体温の維持がより少ないエネルギーで可能になります

 

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ここで「汗冷え」をしがちな人は

どういったレイヤリングをしがちなのか

図にしてみるとこんな感じ

 

↓ ↓ ↓

 

汗冷え例

 

 汗冷え1

 

インナーウェアの性能が低く

ミドルウェアに汗を移す処理が間に合わず

インナー全体がびしょびしょに濡れてしまっています

 

アウターを着込んでいないため

ミドルウェアに時間差で汗が浸透して外気で冷やされると

ウェア全体が気化熱と共に冷却されてしまっています

 

 

普段着(Tシャツ、パーカーなど)を組み合わせて着ている人が

特になりがちな症状です

 

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汗冷え例

 

 汗冷え2

 

インナーミドルアウターと着込んでいますが

インナーウェアミドルウェア外気温にそぐわない

アウターを脱ぐことが出来ず

徐々にウェア全体がビショビショになっていき

体全体が冷えていくという例

 

もちろんこの状態でアウターを脱げば

一瞬で全身が冷えます

 

 

春~夏ウェアの上に

高性能なアウターを着込んで厳冬期に走りに行く

人にありがちな症状 です

 

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ここでポイントですが

レイヤリングを最初「3層に分けて」と言いましたが

状況によっては4層…5層…と重ね着していくこともあれば

2層…1層…と脱いでいくこともありえます

 

 

アウターに近づけば近づくほど

透湿性・速乾性は低くなっていく傾向があります

アウター以下が汗でベチョベチョになる前に

アウターの着脱によって汗を蒸発させる必要が出てきます

 

そうなるとアウターを着ていない状態でも

ある程度は耐えられるようにしていなければなりません

 

 

 

 

そこで自転車ウェアのレイヤリングは

下図のようになるのが理想と思います

 

 

レイヤリング4

 

もともと代謝の高い方なら

アウターウェアを重ね着するよりも

インナーウェア重ね着したほうが良いこともあれば

 

冷え性の方ならミドルウェア高性能なものに切り替えて

アウターウェアを着脱して調整するのが良いかも知れません

 

自分が普段身につけているウェアの

どの部分の機能が不足しているのか

考えながらウェアを選ぶと

ウェア沼にはまらなくてもいいかもしれません

 

 

 

 

 

いつもウェア担当のスタッフが

 

「普段着用のインナーは着ない方が良い」

GORETEX(透湿素材)のウェアが良いよ!」

「ウィンドブレーカーの代わりに雨カッパはやめな!

 

耳タコの様にご案内する理由を

少しでも知って頂ければ嬉しいです

 

 

レイヤリングというシステムを

深く理解する事も重要ですが

何よりも重要なのが

 

自分自身はどういう体質の人間なのか

 

という理解です

こればかりはたくさん走った人ほど早期に

気が付く事が出来ますので

ぜひ寒風に負けずに走り続けて頂きたいものです

 

 

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レイヤリングについて解説してきましたが

何だか今ひとつ実感がわかない

という方向けに手頃な実験道具がありました

 

 

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 これ

ダンボールの中に詰め込まれている緩衝材ですが……

 

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これを軽く握るとすぐに体温で緩衝材全体が暖かくなります

※強く握らないでね※

 

 

空気の層は熱の移動がしにくく

体温の熱がそのまますぐに跳ね返ってくるため

一瞬で暖かさを感じられます

 

 

加えて表面の素材はビニールなので透湿性がありません

長時間握っているとやがて手汗が

じわっと沁みだしてくるかと思います

手汗が残った状態で手を離すと

今度は気化熱によって手の平の表面は

徐々に冷やされていきます

 

 

 

かなり極端な例ではありますが

これが体全体で起きると『汗冷え』となります

 ウェアコーナーにこれでもかという位設置しましたので

是非お試しください

 

 

 

 

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結論

 

レイヤリングがよく分からない人は

東大和店へ!!

 

 

 

 

あつし

「結論変わっとるがな」

 

 


 

 

 

P

 

 

東大和店は広大な駐車場を有しております。

新青梅街道沿いですので

圏央道中央道国道16号線などをご利用いただければ

東西南北の遠方からの来店もスムーズです!

 

↓  ↓  ↓  ↓

 

MAP

 

 

 

 

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公共交通機関だと

最寄り駅は多摩都市モノレール線「上北台駅」

となります(徒歩5分圏内)

 

玉川上水駅西武拝島線/新宿線

立川北/南駅JR中央線JR南武線

高幡不動駅京王線

多摩センター駅(終点)小田急線への

乗り換えが可能です!

 

 

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ウェア・用品類大量に取り揃えてございます

 

 


 

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