【サドルインプレッション】話題の3Dプリントサドルを試してみた fi’zi:k(フィジーク)ARGO VENTO ADAPTIVE
by: 奥平総帆

スポーツ自転車の永遠の悩み、サドル。なかなか理想のサドルに巡り合わない人も多いと思います。そんな中、満を持して発売された新型サドルfi’zi:k(フィジーク)ARGO VENTO ADAPTIVEです。本日自分の車体につけて試してみました。

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インプレッション結論

結論から:通常乗車も、前乗りもOK。万人受けする柔らかさと反発力を持ったオールラウンドサドル!
です。では、詳細を見ていきましょう。

 

インプレ詳細

インプレ機材と、走行した場所と距離

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自宅からワイズロード川崎店まで、50km、3時間弱。
20kmほどを市街地、30kmほどを多摩川河川敷を走行しました。ほぼ平地ということです。

車体:
CIPOLLINI MCM。高い剛性があり、柔らかい車体ではありません。
自分の好みとしては、タイヤとサドルで振動吸収を高めたセッティングです。それ以外のフレームとホイールは剛性が高く、よく走るバイクが好きです。

ホイール:
MAVIC COSMIC SLR40
こちらも高い剛性と軽量性が特徴です。

タイヤ:
IRC FORMULA PRO TUBELESS
空気圧6気圧 チューブレスにより、良い乗り心地と軽い転がりです。

普段使用しているサドル:
ASTVTE STAR MIX LITE VT CARBONレール

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前乗りしやすいように全体的に集めのクッションの入ったショートサドルです。個人的にはある程度柔らかさのあるものが好きです。

 

1.セッティング

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裏側にサドルの中心線があるのでここをBBの延長上の中心にセッティング。
サドルの角度も上面が水平になるようにセッティングしました。

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2.クッション性

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無段階に柔らかさが変えてあり、触れないところは劇柔、体重が乗る場所は高反発となっています。座ってみてすぐに感じるのは、「意外と柔らかくない」です。
これは体重が乗る場所がある程度の反発があるからと思います。中央の柔らかい部分は座っていてあまり触れない部分なので、感じませんでした。
体重の乗る部分が高反発と書きましたが、圧迫による痛みは出ませんでした。

 

3.こすれ

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合わないサドルで長時間漕ぐと、股間がこすれてい痛くなることがあります。それと共に、上でも触れましたが、圧迫により痛くなると漕いでられません。
今回、3時間乗車していましたが、そのような嫌な痛みはありませんでした。初めて使うサドルなので最後は若干痛くなりましたが、これは最近乗っていないのも原因だと思います。

 

4.すべり

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個のサドルの最大の特徴は「すべらない」だと思います。これには良し悪しがあると思っています。
ずっと漕いでいると、腰の位置がずれてきてしまっい、いちいち腰の位置を元に戻す動作をすることがあると思いますが、これだけゴム質が格子目状になっているので、摩擦が大きく、あまりずれることはありませんでした。いちいちポジションを元に戻さなくていいのはかなり良かったです。
逆に言うと前乗り、後ろ乗りをするためのポジション変化をさせようとすると滑らないので腰を浮かす動作が若干必要になります。

 

5.前乗り(高速走行)

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ペダルに体重が乗りやすい前乗りポジション。
ショートサドルはまさにこの乗り方をしたい人で、UCIのルールに則り、サドル位置を調整するためのものです。
そのため、多くのショートサドルは前乗り状態で快適性を担保するため、前側に熱いクッションを入れたり、形状を工夫したりしています。
今回のこのサドルは前乗りしたときに先端に乗車しているときに「刺さる感じが少なく、普通に漕げる」というのがすごくいい感じでした。

 

6.まとめ

このサドルに合いそうな人:前乗りしたいけれど、ほかのメーカーは刺さるようで嫌という人にはすごく向いていると思いました。

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モデル解説:fizik フィジーク ARGO VENTO ADAPTIVE

3D PRINTED PADDING

ANTARES VERSUS EVO ADAPTIVEで初採用された3D PRINTED PADDING技術は、今までのサドルでは不可能だった、圧力分布の最適化による、異次元のクッショニング、安定性で、快適性と安定性を同時に大幅に向上する格子状のエラストマーを用いた、3Dプリントパディングを、ショートノーズサドルシリーズのARGOと融合しました。

触ってみるとわかるのですが、体重の乗る部分は固く、それ以外の部分は柔らかく作られています。
今までのサドルは柔らかいサドルは全部が柔らかくなってしまい、ペダリングがしにくく、硬いサドルは合わないと痛くなってしまいました。実際に使用していないので見た目の乾燥になってしまいますが、快適性とペダリングを間違いなく両立してくれている形状だと思います。

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骨盤が乗る部分は固めの強い反発があります。

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中央部分は裏側に穴が開いており、ハンモックのようにかなり柔らかくなっています。
穴あきサドルの弱点である、穴の角が当たっていたくなることも少なさそうです。

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レール素材

R1

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非常に軽量で振動収縮性、剛性に優れる10×7mm カーボンレール

 

R3

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軽量性と重量のバランスに優れる7x7mm Kiumレール

 

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ナローなフォルムの140mmと、より安定性採を求めるサイクリストや骨盤幅が広めなサイクリストに好評なワイドな150mmと2つの幅があります。22年4月22日現在、150mmは入荷済み、140mmは入荷未定となっています。

 

fi’zi:k フィジーク VENTO ARGO ADAPTIVE R1

R1

サドル長:265mm

幅:140mm、150mm

重量:190g(140mm)、196g(150mm)

75mm幅部分の高さ:45.5mm

ノーズ先端から75mm幅までの長さ:114mm

レール:10×7mm カーボンブレイティッド

ARGO:安定性と軟部組織への圧力を和らげるショートノーズサドル。

R1:快適性に準拠したカーボン強化ナイロンシェルとカーボンレール。

Digital Light Synthesis テクノロジー:革新的なクッショニングを備えた、3Dプリントパディング。

 

 

fi’zi:k フィジーク VENTO ARGO ADAPTIVE R3

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サドル長:265mm

幅:140mm、150mm

重量:224g(140mm)、230g(150mm)

75mm幅部分の高さ:45.5mm

ノーズ先端から75mm幅までの長さ:114mm

レール:7×7mm Kiumレール

ARGO:安定性と軟部組織への圧力を和らげるショートノーズサドル。

R3:快適性に準拠したカーボン強化ナイロンシェルとカーボンレール。

Digital Light Synthesis テクノロジー:革新的なクッショニングを備えた、3Dプリントパディング。

 

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