PF30Aにシマノクランクを付ける裏テクとは？
by: 村

お客様からお預かりしたキャノンデール、スーパーシックスEVO。

クランクとBBはPF30Aを採用し、軽量と高剛性を高いレベルで両立しています。

また樹脂カップを採用したことで、BB30Aに比べて異音が発生しにくいのも特徴です。

 

 

しかしチェーンリングの歯が欠けてしまったのを機に、シマノクランクへ交換したいとのこと。

 まずはクランクボルトを抜いて、専用工具で左クランクを取り外します。

 

 

 

右クランクやベアリングシールを取り外して、BBが露出したところ。

 汚れを拭き取り、ベアリングの回転に異常がないかチェックします。

 

 

PF30Aのクランクシャフト径は、その名の通り30mm。

シマノのクランクシャフト径は24mmなので、このままでは装着できません…。

そこで純正のアダプターの出番です。

 

 

ドライブサイドのアダプター（厚い方）に、先ほど取り外したベアリングシールをセットします。

 

 

BBのベアリングの内側にワコーズのブレーキプロテクターを塗り、アダプターを差し込みます。

 

 

 

ノンドライブサイドは、ナイロンスペーサーを2枚挟んでベアリングシールをセットし、同様に車体へ取り付けます。

 

 

 

他のコンポーネントと合わせて、シマノ・アルテグラのクランクをチョイス。

KTCのデジラチェを使用してしっかりと取り付けます。

 

 

 

 

純正のフロントディレーラーが一世代前のFD-6800だったため、現行のクランクに対応したFD-R8000へ交換します。

 

 

チェーンは、切ったついでにデュラエースへアップグレード！

 

 

フロントディレーラーの形状が変わってシフトインナーの長さが足りなくなってしまったので、こちらも交換。

 

 

 

あとは変速を調整して完成！

オールシマノならではのスムーズなシフトフィールに仕上がりました。

※純正以外のクランク、BBを使用したキャノンデールのフレームは、メーカー保証の対象外となります。

 

 

朝晩はまだ少し冷えますが、日中はだいぶ暖かくなってきました。

本格的にシーズン入りする前に愛車をパワーアップしておきませんか？

カスタムのご相談、お待ちしております！

 

 

 

 

 

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