イチオシ！2万円前後で買えるロード用ビンディングシューズ④
by: せいやま

ビンディングのメリット/デメリット

とても便利なビンディングですが誰でも全員にオススメと言うわけではなく、その特徴やメリット/デメリットについてしっかりと理解したうえで使用する必要があります。

自分には合わないな、と思う方はフラットペダルでロードバイクに乗るのももちろんアリです。みんなが使っているからと言って無理にビンディングにする必要はありません。

詳しくはコチラ

2万円前後オススメシューズ紹介

ロード用ビンディングシューズはエントリーモデルで1万円ほど～となっていますが、もう少し軽くて高性能なモデルがいいという方にオススメなのが2万円前後の中級モデルです。

この価格帯が機能、デザイン、価格のバランスが優れていてこれから初めてビンディングシューズを購入する方や２足目の買い替えを検討されている方にはオススメとなります。

DMT KR4 ￥19,800

サイズ：37～44（24～28.6cm）

カラー：ブラック、ハイビズイエロー、シルバー

重量：230g（42サイズ）

 

特徴

DMT最大の特徴と言えば、このアッパー素材！

ハイブリッドエンジニアリングニットアッパーと言う強化コーティングを施されたニット素材を採用。驚くほどしなやかで柔軟性が高く、まるで靴を履いていないかのような履き心地が特徴です。

 

BOAダイアルひとつのみの締め付けですが、そうは思えないほどホールド感がありなおかつ苦しくありません。これもおそらくアッパー素材による恩恵ではないでしょうか。

他の一般的なビンディングシューズでダイアルひとつだけだと、どうしても部位ごとにワイヤーテンションにばらつきが出てゆるめの閉め具合に感じてしまいがちです。

ですがこのシューズはアッパーがしなやかなおかげで自然と全体のテンションが均一に保たれ、包み込むようなフィット感が実現されています。

 

またサイズ感もゆったりとしていて、幅広・甲高の人でも問題なく履けそうです。

普段僕はシマノRC9の43サイズを履いていますが、このシューズも43でピッタリでむしろこちらの方が足先はゆとりを感じました。小指側の高さもしっかりと確保されていて小指球が圧迫される感じもありません。

 

かかと部分はシマノと比べるとまっすぐ上に立ち上がっていてホールド感は少し緩いでしょうか。

ですがシューズ全体でのフィット感がとても良いのとヒールカップ内側に滑り止めが貼られているおかげで抜ける感じはなくほとんど気になりません。

 

ソールはナイロンコンポジットアウトソールが採用されています。カーボン柄のデザインですが、カーボンソールではありません。ナイロンソールとは言っても剛性は非常に高く、カーボンコンポジットソールのfi’zi:kと比べてもまったく負けていません。

 

歩くとすり減ってしまうヒールパッドが交換できるのも地味に嬉しいポイントです！このシューズ紹介シリーズで唯一KR4だけが交換可能になっています。

 

逆に1点だけ惜しいのがクリート取付位置が固定という点でしょうか。ですがこちらも位置調整用パーツを使えば大きく前後に動かすことも出来ますので、もしどうしてもポジションが合わない場合はこちらを試してみてはいかがでしょうか？

 

こんな方にオススメです

DMTは1978年創業の老舗イタリアブランドですがまだまだ国内ではあまり認知度は高くありません。ですが名立たるブランドのOEMを請け負ってきた確かな技術力と最先端の素材が組み合わさった製品はどれも非常に魅力的！

KR4はイタリアブランドとしては 珍しくアジア向けのサイズ感で履きやすく、人と被りにくいという特別感もポイントです！

 

・個性的なシューズを探している方

・シューズのフィット感でお悩みの方

・幅広/甲高の足型の方

 

は、ぜひご検討・ご試着ください！