【Vittoria】これはいいかもしれない…老舗の新星【インプレ】
by: 河合 亮

タイヤブランドとしては老舗のイタリアンブランド『Vittoria』が贈る、ハイエンドフルカーボンロードホイール

 

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Vittoria 『QURANO 46』

 

民生品では初採用の『グラフェン』によって強化されたフルカーボンリムによって耐久性の向上を図り、工具なしでフリーボディーを取り外し可能な『Switch IT』フリーホイール搭載などなど…ホイールブランドとしては新興ながらも、いくつもの独自の機構を採用して絶対的な性能向上に繋げています

 

そんな注目の激アツホイールをメーカー様のご厚意で試用する機会がありましたので文字通り”乗り倒して”みました!!

 

早速乗り出してみて驚いたことが一つ。今まで使ってきたカーボンホイールの中で最もブレーキが効きます

ブレーキのかかり始めからしっかりしたホールド感でスピードコントロールしやすく、急な加減速やコーナー突入時のブレーキングにも不安はまるで感じませんでした。『グラフェン』によるリムの強化も効いているのでしょうか…スゴいです

なにかと制動面で不安を抱えがちなカーボンリムですが、このホイールは非常に安心感たっぷりです。是非、激坂ダウンヒルに使ってみたいですね

 

重量ありきのホイールの時代はもう終わった!これからは総合性能で勝負だ!

ということでコチラのホイールセットは1298gと軽すぎず重すぎず…バランスのとれた重量。

超軽量ではないもののぐわーっと踏んでみると意外なほどに高い反応性をもっていて漕ぎ出しから巡航スピードに乗せるまでトン、トン、トーンとテンポよく加速していってくれます

アップダウンに富んだコースから平坦基調のコースまで幅広く乗り回してきたところ登りは軽ギアでぐるぐる回しながら転がしていって、下りは安定感抜群の足回りでしっかり踏めて、踏まなくても進んでくれるので平坦は楽しやすい…そんな印象を受けました

 

個人的に気になっていた特徴的な機構の一つ『SwitchIT』システムのフリーについて

 

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このところドバーッと降る雨が多かったもので確認がてらに車体から外すと…

フリーボディーがポロリ。フレームエンドとの間に挟まっているだけなんですねコレ

 

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どれどれ…とグリスの抜けやダストの侵入具合を確認すると

おぉ、キレイ。水も侵入していない!

 

これなら数千kmに一度チラ見するくらいで事足りるかもしれません

 

ただしグリスが完全に抜けきると爆音ハブに成り下がってしまいますし、ラッチが傷んでしまうのでほっぽりぱなしはよろしくないです。ほどほどに

フリーボディーが工具なしで外せるメリットはどちらかというとメンテナンス性よりはシマノ・カンパなどを両方持っていたり必要に応じてカセットを付け替える人の方がより恩恵をうけることができる機構だと思います。ガバッと外してズボッとハメる…とっても簡単です

 

スポーク、ニップルも汎用性の高いものを利用しているので調整が容易でスポーク飛び対策と軽量化にもってこいなストレートプルスポークなところもポイントです。テンションを上げやすいので単純に反応性の高いホイールを作ることができるのも利点ですね

ニップルが外側に出ているので調整も苦労しません。むしろチューブラーでインターナルだと地獄ですが…

 

頑丈!

よく止まる!!

よく転がる!!!! 

 

必要なところをモリモリっとまとめあげるとこうなる典型のホイールです

念頭にあるのは常に「バランス」

 

『バランスは力なり』と最近聞いた言葉ですが、こういうことなんですね

 

価格は¥218,500+TAXとトップグレードのフルカーボンチューブラーにおいては比較的リーズナブルな価格設定でホイールバッグとブレーキシュー、ホイールメンテ用ハンディツールが付属するというのも嬉しいですね