
2015/10/28 18:56
勝手ながら先日、スタッフ総出でとある場所に集結するべく臨時休業をいただきまして…
各メーカーのニューモデルを文字通り乗り倒してまいりました!!
その中で(個人的に)大注目なバイクや
試乗してこれは!?と思ったバイクをご紹介!
一発目はコチラ
NEILPRYDE『BURA SL』
自分の乗っているバイクのニューモデルが来てるとなれば、これはもう乗るしかありません
では旧モデルとの違いをサラっと
・パワー伝達部
まず目を引くのがBB規格がPF30からBB86に変更され、よりマッチョになったダウンチューブ。
それに合わせてチェーンステーもボリュームを増し、更に強力な心臓部に仕上がっています
外観上ではリアディレーラーへ伸びるケーブルが中通しになったことでスッキリ
・増設されたリブ
横剛性とねじれ剛性の確保及び強化のために前三角に設置されていたものをシートステー末端に追加
・埋め込まれたシートクランプ
より高いエアロ効果を狙ってか従来のシートクランプではなく昨今のエアロフレームによく見られる臼式のクランプに変更。
見た目としてもスリムでシートピラーの出代が伸ばせるので、より格好いい外観に仕上げることができる
・カラーバリエーション(これ大事。)
待望(?)の艶アリがラインナップ。今まではDi2専用フレームでしか存在しなかったグロスカラーがチョイスできる
展開はブラック/マットとブラック/ブルー/ホワイトグロスの2色
基本は踏襲しつつも完全に別物に化けたスーパーバイク
これでいて重量据え置きSサイズ未塗装(おそらく)
フレーム710g
という驚異の数値
さすがマリンスポーツで鍛えた技術は素晴らしい。
ヘッドチューブがMサイズだと140mmで昨今のレーシングマシンと比べると若干長く、アングルも73°と寝すぎず立ちすぎず良い塩梅で相変わらず操舵性が良い
切り返しもクイックすぎず“ぬるぬる”といった具合で好印象からスタート
前荷重になりすぎないので乗り心地は簡単に言ってしまえばマイルド
ここまでは旧モデルと変わらず非常に良いフィーリング
それでは、旧モデルとの決定的な違いは?
答えはとてもシンプルで、よりシャープな“加速感”を得たことです
事実0-30km/hと30-40km/hそして40-50km/hそれぞれの速度域での伸びは素晴らしく鋭く、スピードがのってから更に加速する際、仕様の変わったBB周りの恩恵かパワーの逃げは感じにくい。
増設されたリブに関してはさほど大きな影響は感じることができなかったものの、バイクとしては十分に走行性能の底上げがなされている印象
また、今までのウィップに富んだ乗り味は息をひそめ、扱いやすくも性格としてはよりピュアレーシング寄りに振られている
全体的にフレームのボリュームを増して剛性の底上げを図った数々の仕様変更を伴ったモデルチェンジは、バランスよくまとめあげられライダーとの親和性も非常に高い。
今回試乗したコースは登りのないド平坦という軽量を謳うバイクを試すには少々物足りないレイアウトながらも予想以上の変化を感じとることができました。
試乗会のブースではお世話になりました
また、試乗車をお貸し頂きありがとうございます!
次回へつづく…?
2015.10.28 河合 亮