【再掲】パワーメーターをつかってこんなことをしてみる
by: 梅林 康典

 

キツイ練習 002.jpg

 

 

常日ごろから

「パワーメーターで、何をするかが重要ですよ」

とは言ったものの。

実際、なにしたらええねん?

というのが実情だと思います。

 

 

 

 

 

そんな方の為に、

ちょうど二年前の2015年の1月に「こんなことをやっていた」

という当店のブログを掘り起こしてみました。

 

 

 

※ところどころ、現在の視点から

注釈をいれております。

 

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言えるのは、

「パワーメーターは筋力計ではないし、

心拍計もドキドキセンサーではないですよ」

ということ。

 

 

 

 

 

パワーメーターを有効に使うための指針として

FTP

という数値があります。

これは平たく言うと、

「一時間維持できるギリギリの出力」

ということです。

このFTPが何W(ワットね。笑、ではないですよ)で、体重比で何倍というのが

その人の強さを表す目安だったりもします。

例えば、2012年の全日本チャンピオンでヴェルタ・エスパーニャを走った

土井雪広選手(現・TEAM Ukyo)でおおよそ、体重比5.75倍の344w

世界のトッププロのホアキン・ロドリゲス選手で体重比6倍

と言われてます。

まぁ、単純に言うと戦闘力みたいなものです。

 

 

 

 

FTPを計測するのに有効な方法は、

毎日走ったデータをアプリケーションに入れていき、計算する

とか、

1時間程度のヒルクライムレースのデータから、3~5%マイナスする

とかありますが、良く言われているのが

20分全力を何本かやってのデータを録って

さらに3分全力の数値と掛け合わせて、割り出す

という方法。

 

 

 

 

 

この方法で算出されるのは、「臨界動力」といわれる数値ですが

「臨界動力」は心拍の数値における、LT値と言われる領域、

つまりは筋肉の無酸素運動によって発生する乳酸を血液内にて貯めないで(分解できる)

活動できるギリギリの領域

ということであり、

LT値 ≒ FTP なので

「臨界動力」 ≒ FTP 近似値 という考え方になります。

(あくまで近似値です。)

 

 

 

 

 

で、このFTPの近似値が算出されましたら

パワーメーターを使ってのトレーニングの一環として

「FTPの85%前後の負荷で長時間走って、有酸素域での心肺負荷能力を向上させる」

とか

「FTPの100%の数値で20分走っての、心肺機能のLT値での出力向上を図る」

とか

「FTP の120%での3分インターバルを繰り返して、無酸素領域での運動能力を強くする」

とかいう修行僧のような毎日が待ってます。

(ちなみに、YsRoad名古屋店のリアルMTB&シクロレーサー、「やっさん」こと安川選手いわく

「3分インターバルはXCレースにおいて、もっとも重要な練習です」とのこと)

 

 

 

 

 

 

まぁ、そんな指標を測るべく。

YsRoad名古屋店(当時)のほこる、成長著しいエース

ホッシー壱号(現・京都店)

GARMIN VECTOR J を装備。

 

 

 

キツイ練習 001.jpg

 

 

 

向かった先は、三河の奥地。

梅林のホームコースである、15km山岳TTと言われる

「ダラダラと長い坂が続く、平均勾配5%で最大勾配10%の修行場」

 

 

 

その中で、「20分全開で走って、折り返して10分ダウン。

再スタートで、20分全開」

という、正気を疑う内容。

お世話になっている、某チームの監督に練習内容として相談したところ

「良い練習だけど、冬場にやるものじゃないね」

と言われる始末。

 

 

 

 

 

・・・・正直、無茶苦茶キツかったです。

とりあえず、過程は省きますが。

以下、梅林の結果。

 

 

 

 

re150123キツイ練 002.JPG

1本目 距離 7.28km

平均速度 21,8km/h

平均出力 224W

平均心拍 172bpm (88.6%/MAX)

平均ケイデンス 78rpm

 

2本目 距離 7.00km

平均速度 21.0km/h

平均出力 213W

平均心拍 169bpm (87%/MAX)

平均ケイデンス 78rpm

 

 

2本目で大きくタレなかったのは、年明けからの朝錬の成果として。

ここに前々日に計測した、3分全力の数値をかけあわせると

 

 

 

 

キツイ練習 003.jpg

臨界動力 ≒ FTP近似値が

218W 体重比でいうと、4.4倍となります。

 

 

 

 

 

「38歳(当時)の、虚弱体質のちっこいオッサン」

(2016年現在、40歳)

としては、冬場の現在値としては上出来な数値。

ちなみに、先シーズンのもっとも良い時の数字を当て込むと

FTP近似値 237W  体重比 4.7倍

となりますので、当面はシーズン中の狙うレースに向けて

これを目指します。

 

 

 

 

 

一方の、ホッシー壱号。

すさまじい数字を叩き出しました。

 

 

 

 

 

re150123キツイ練 007.JPG

1本目 距離 7.68km

平均速度 23.0km/h

平均出力 333W

平均心拍 180bpm 

平均ケイデンス 89rpm

 

2本目 距離 7.27km

平均速度 21.8km/h

平均出力 323W

平均心拍 177bpm 

平均ケイデンス 88rpm

 

 

 

なんかもう、この時点ですでにヤヴァいことになってますが・・・

これに、3分全力をかけあわせると・・・

 

 

 

キツイ練習 002.jpg

 

臨界動力 ≒ FTP近似値が

324W 体重比でいうと、5.4となります。

 

 

 

・・・・どういうことやねん!?

どういうことやねん!?

 

 

 

 

思い出してみてください。

元・全日本チャンピオンの土井選手が

5.75倍。

それに対してホッシー壱号が、5.4倍・・・。

 

 

 

 

FTP 324W

というのは、

「ところで、俺のFTPを見てくれ。どう思う?」

「・・・すごく・・・大きいです・・・」

という領域。

(もう、凄すぎてどう表現したら良いかわからなくなっている梅林)

 

 

 

 

もちろん、ロードレースは単純にFTPの高さや

筋力による出力の高さで勝負が決まるものではないですが

ポテンシャルとして凄まじいものがある、ということがわかりました!

しかも、まだ冬場のオフシーズン。

このあと、オンシーズンに向けて

「FTPが5.4倍・・・5.6倍・・・バカな!!まだ上がるだと!!?」

状態。

 

 

今後は、梅林ともども今回の計測数値をもとに

トレーニングを組立てていくわけですが

そういった、「目標に対しての指針」を打ち出し

「どういう強化をしていくか」

にも、パワーメーターは有効です。

 

 

 

 

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