【インプレ】イタリアの伝統の粋、実戦的マシンに乗ってみました【V2-R】
by: 梅林 康典

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※photo:メーカーサイト

 

 

 

若干の憤りと共にお届けします

今回のインプレ。

 

 

 

お借りしたのは、イタリアの伝統メーカー

COLNAGO

の、2018年モデルとしてデビューした

実戦マシン

 

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V2-R

 

 

 

すでに名機としての地位を確立した

V1-R

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そういや、ホッシー弐号も乗っていたこと

ありましたな。

それにしても、サドルの高さがやばい・・・

 

 

 

その後継機にして、ブラッシュアップされた新型。

 

 

日本代理店様のご厚意

お借りすることができましたので

インプレしたいと思います。

 

 

 

送られてきた最初の仕様では

「これじゃわかんねぇな」

という感想になってしまったので・・・

 

 

 

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最初についてきたホイール 

シマノ・デュラエースWH-R9100C60チューブラー

「いや、このホイールが進んでいるのかフレームが進んでいるのかわからねぇよ」

ということで、普段の使い慣れた

GIANT SLR0 チューブレスへ。

ハンドルを、コルナゴ・オリジナルカーボンハンドル

から、シマノPRO PLT コンパクトハンドル

また、諸事情によりクランクを

FC-R9100デュラエースから旧型である、

FC-9000のインナーチェーンリングが楕円

に交換しての試乗。

(できれば変速器を電動に、そしてパワーメーターも取り付けて

走りたかったですが・・・)

 

 

 

正直に申し上げると・・・

同じイタリアの至宝ともいえる

 

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コレに良く似ております。

 

 

 

低速では、ハンドリングはやや繊細なほどの反応で

中速~高速になってくると、本性を現し

安定した走行感に。

「誰が、なんのために乗るのか」

が明確になった設計かと。

 

 

 

踏んでいる反応は、コルナゴの伝統芸とも言える

ラグ組のチューブにような

グイっというためではなく

割と軽くサクサク進んでいきます。

しかし、これは昨今のフレームの流行に合わせたか

あるいは選手の要望による反応性の速さを味付けしたかと。

 

 

 

 

そうはいっても、そこはコルナゴ

他のメーカーにあるようなキコキコ感ではなく

ギュッと路面を蹴ってから、BB付近で受け止めて

「最初から伸びる」

反応性のみで伸びを感じない、山岳軽量剛性フレームとは

目指しているところが違うのではないでしょうか?

 

 

BB周りの剛性が上がった、といっても

そこもコルナゴ(笑)。

モノコックでありながら長らくラグ組みタイプの

フレームを作ってきた特性か

BB周りでのブロックとしての剛性感は感じながらも

そこへ至るまでの、カーボンパイプの

面を構成するプレートとしてのしなり感は健在。

 

 

 

カーボン、カーボンといってもそもそも自転車に使用されているのは

「CFRP」というプラスチックの一種なわけですが

このV2-Rは、モノコックである以上にコルナゴとしては珍しく

「プラスチック感」を感じますが

そこのプラスチック感のパリパリした反応と

プレートで構成するパイプのトーション感が絶妙。

 

 

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思うに

梅林が初めて乗った、コルナゴのトップモデルは

 

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オスカル・フレイレが乗っていたのと同世代の

C40 B-STAY

名機中の名機、C40をアップグレードさせた

クラシックレース常勝マシン。

 

 

その後、C50になった時に

「なんで剛性だけ上げたんだろう・・・」

と不思議だったのですが

 

 

 

「EXTREME-C」からスプリンターの要望に応えた「EXTREME-POWER」

そして、「EXTREME-POWER SUPER」を経た時の

バランスが良くなっていくことの感動。

 

 

 

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新城幸也選手も愛用した、「C59」では

「速さ」ではなく「強さ」を感じ

ラグ組であることのしなり感と

 

 

BB周りとヘッド周りの、意図的に用意された

(と思われる)

反応のタイム差とズレ

が、体感的に物凄い気持ちいい。

 

 

 

 

他の、現在の常勝イタリアンメーカーを中心とした設計では

BB周りからシートに向かって、そしてヘッドに対しても

一枚のカーボンのカタマリのような

剛性によって反応そのものは速くなるものの

人間がついてくるか?とは別問題になっている

ような気がします。

 

 

 

時代のニーズによって、コルナゴも

ラグ組のカーボンパイプだけでなく

モノコック形状のCLX

CX-1(名機)、M10と作ってきて

V1-Rとでラグ組のシリーズとのクロスオーバーが指向された結果

(予想)

モノコックでありながら、ラグのようなタメ感と

中速域からの安定性と

踏んでいるところと、前半部分での意図的なズレによる

官能的な走り

へと、昇華できてしまったような気がします。

 

 

 

最初に憤り、と書いたのは

「なんだよ、最初から作ってくれよ」

というものと

このインプレをしている最中にイタリア本国で発表になった

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新型 C64

 

 

 

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ヘッド周りの作り方が

V2-R っぽくなっております。

ぐぅ。

 

 

 

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梅林の個人の感覚としては

非常にフィーリングが合いやすく

いっそレースや、それに向けての練習で

高強度で走らせてみたい・・・

と、久々に思えるマシンでした。

 

 

 

コルナゴの伝統芸

堪能したい方は、まず店頭でご相談ください。

 

 

いまなら

 

 

 

 

 

 

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