【全日本マウンテンサイクリング㏌乗鞍】一時間切りへの挑戦
by: 利田 卓也

 

 

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前々から宣言していた通り、アマチュアヒルクライム日本一決定戦

 

全日本マウンテンサイクリング㏌乗鞍 

チャンピオンクラスへ参戦してきました。

 

 

 

忘備録も兼ねて。

 

乗鞍には過去にも上ったことがありますが、

昨年は参加せず、2015年は大雨でDNS、2014年は不参加、2013年は悪天候の為、頂上まで行けず。

ということで、久々に頂上ゴールであることに期待です。

 

 

そして、上位で争うような人たちを除けば、

 

夢?叶えたい記録でもある“乗鞍一時間切り”への挑戦。

 

この“乗鞍一時間切り”はその年によっても多少変動しますが、

全体の1%にも満たない

  極少数の限られた者にしか達成できません。

ちなみに昨年は約4000人参加のうちの0.8%のみ。

 

8月に入り、普段乗り慣れたDOGMA65.1で六甲山・逆瀬川~一軒茶屋のTTで37分58秒を記録(信号停止、減速あり)

これは本番用の車体なら、期待できる。

ここから、減量に入っていくのですが・・・。

8月半ば、本番用の車体で38分30秒。車体重量は2kgも軽くなっているのに!?

そして、最終練習日に決戦用ホイールで本番さながらの仕様でTT。

38分58秒と撃沈。

 

これはまずったかなぁ・・・。

落とした調子を戻せないまま本番を迎える形に。

 

 

 

 

【レース当日】

チャンピオンクラスは朝7時スタート。

今年はチャンピオンクラスのみネットタイム方式ではなく、グロススタート。(先にゴールした者順)

 

スタート時間からスタート位置を確保する場所取り、アップの時間、朝食を摂る時間、起きる時間を逆算。

3時半起床。

 

朝の気温7度。

さぶっ!!

 

夏とは思えない気温の中アップ開始。

 

時間が進むにつれ気温も上がりだし、絶好の天気へと。

 

 

 

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〇のところまで一気に駆け抜けます。

遠くに見えますね。

 

 

 

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ほぼ予定通りに時間を消化し、スタートラインへ。

3列目と悪くない位置を確保。

 

 

いよいよ今年の2戦目。

大きなレースの1つに掲げた乗鞍がスタートする。

 

号砲と共に一斉にスタートが切られる。

まずは第一CP(チェックポイント)まで先頭集団についていくことが必要。

ここで遅れるようでは元より話ならない・・・そんな気持ちでペダルを回す。

 

多少息は切れているけど、余裕はまだあり、問題なくついて行けている。

第一CPに入るまでに先頭集団は既に30名程にまで絞られていたでしょうか。

 

まだ脚も余裕があるし、これはいい感じや。

調子は戻ってきてるか!?とか考えながら、第一CPを通過し、程なくして突然、バイクから降りる選手が!?

 

背中には「GOKISO」の文字が。

 

!?え!?森本さん!?

 

うぞ!?

こんなところで、いきなり優勝候補脱落!?

 

と思いきや

このあと、

山の神・森本選手はあっという間に私をぶち抜いて再び集団前方へと。

 

強すぎる。

 

 

 

そしてペースが上がりだしたところで、あっけなく私は集団から千切れてしまった。

調子がいいと思えたのは勘違いだったようです・・・。

 

そこからあっという間にペースダウン。

 

 

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全くペダルが踏めない。

知らない間にオールアウトしていたのか?

何かが切れたように、信じられないスローペースだったと思います。

 

後ろからは

元チームメイトのよこやんが上がってきて私をパス。

そこに付く私。

 

どこかのヒルクライムレースの再現だなと思っていると、そこからも離される。

集団から千切れてからは死んだようなペースダウンで

サイクルコンピュータの距離とタイムを睨みながら距離を消化。

 

そうこうしていると、急に視界が開け始める。

“森林限界”

標高の高いところでは、背の高い樹木は育たない、その地点。

 

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空気は薄く、そのせいか心拍も上がらず、全くパワーも出ない。

 

残り2kmを通過したときに“一時間切り”を果たせないことを悟る。

それでも、今出せる全てを出しきる

そんな気持ちで頂上ゴールを目指す。

 

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最後はホントに空っぽでヨレヨレでゴールラインへ。

 

 TIME:1時間1分45秒/チャンピオンクラス36位

 

48位/4400人

 

 

 

8月初旬に「一時間切り」が見えた!と思ってからの今日までのことが頭の中を駆け巡りました。

“いけると思っていたのに・・・”

この無念な気持ちが強く私を支配し、ちょっとの間、茫然としてました。

 

そこから立ち直れたのは目の前に広がる絶景と

一緒にこの乗鞍を上ったチームメイトのおかげでしょう。

 

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一時間後

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突き抜けるような青い空に標高2700mオーバーから彼方へと見える山々。

この景色を見る為に走っているという人もいる程の

息をも飲む、原始を思わせる景色が目の前には広がっているのです。

 

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ゴール後に一緒に走ったチームメイトと。

 

 

このチームはワイズロード大阪本館の常連さんたちと有志で作り上げたチームです。

 

 

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それぞれの目標を掲げ、達成感、そしてこの景色、気持ちを分かち合える仲間がいてくれたことが嬉しいです。

 

 

 

 

 

オマケ

 

ゴール後ちょっとしてからの兼松選手:チャンピオンクラス4位

 

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超爽やかですね。

 

 

 

 

チャリダー!でお馴染みの俳優:猪野 学 選手

 

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凄く気さくな方でしたー!

 

 

 

そして、

こちらのお方!

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誰だかわかりますかぁ??

 

数日前の『鳥人間コンテスト』にて前人未到の40kmのフライトを成しえた渡邊 悠太 選手

 

 

知ってる人は知っているのですが

ヒルクライムで数回優勝をしている強豪ヒルクライマーなのです!!

 

 

来年もここに帰ってきたい。

記録と自分に挑戦したい。

そんな気持ちにさせてくれる乗鞍でした。

 

 

次回は機材編でも。