2020/03/03 17:04
アンカーのクロモリと言えば「NEO-COT」。
フラッグシップモデル「RNC7」ほどの凝った造りはさすがに厳しいものの
「最適形状理論」に基づいた設計からくる走りの良さはこの「RNC3」にも
しっかりと受け継がれています。
〇B/S・ANCHOR RNC3 ¥150,000-+TAX
(現金でのお支払いの場合8%分、その他の場合3%分のクーポン付)
クロモリ=レトロな乗り味という印象が強いですが、このモデルに関しては
ちょっと当てはまらないかもしれません。
チューブの接合はラグでもバルジ加工でもなく、普通のTIG溶接。
ですが、チューブはプレーン管ではなくアウトバテッドが施された専用品。
ヘッドチューブ手前から太くすることでヘッド周りの剛性を高め、正確な
ハンドリングを実現しています。
こちらのカットの方が分かりやすいかも。
ハイライトが消えていくあたりから、ハッキリと太くなっています。
ハンドル周りも現行のパーツで構成されています。
「スレッドステム」の方がクラシック感がアップするのは間違いないですが
剛性不足からくるクセのある乗り味を好まなかったのでしょう。
エントリーモデルらしくサブブレーキレバーも付いているので、前傾姿勢に
不安がある方でも安心です。
エアロなリムと25Cタイヤの組み合わせもなかなかイマドキ。
細身のクロモリフレームにボリュームのある足回り、というアッセンブルは
個人的には結構好みだったり。
コンポーネントはシマノのSORA(2×9速)
クランクにスギノの5アームを持ってきているあたり、やっぱり「らしさ」は
重要ということか・・・
フレームサイズは510。
おおよその適正身長は170cmくらいsでしょうか。
(詳細なフィッティングはバイオレーサーにて計測いたします)
レトロ過ぎず、イマドキ過ぎず・・というこのスタンスが絶妙。
濃い目のクロモリっぽさ感じさせつつも、自然に乗れる扱いやすさも備えた
エントリーグレード「RNC3」。
NEO-COTならではの、プレーンで味わい深い走りが堪能できる逸品です。