【ワイズロードスタッフ試乗会】新型となったLOOK 795 BLADE RS DISCを試乗！
by: 大阪本館

2021年モデルよりシステム全体として300ｇもの軽量化を果たしたLOOK 795 BLADE RS。前作との違いを感じられるのかを踏まえてインプレッションをお伝えさせて頂きます。

1 LOOKのエアロロードという選択
- 1.1 インプレッション
- 1.2 各セクション
2 自転車通勤・通学応援セール
3 はじめてのヘルメット、グローブコーナー新設致しました。
4 NEWブランド　P＆P COMPONENTS　ポップアップ開催です。11月7日まで
5 ワイズロード・ズイフターズメンバー募集中！

LOOKのエアロロードという選択

まず第一に見た目は重要です♪
カラーバランス、シルエット。一目でLOOKの795BLADE RS とわかる見た目。所有欲をみたしてくれるかは大きいですね。
カーボン素材とレイアップの変更、フレームセットでなんと200ｇの軽量化。加えて新型エアロシートポストは110ｇもの軽量化。前作からトータルで310ｇの軽量化を実現しております。

LOOK 795 BLADE RS DISC フレームセット

￥４８４，０００(税込)

数多く存在するエアロロードバイクの中からLOOKを選ぶ理由とは？また、より硬く軽いカーボン素材を採用したということはおそらく硬く仕上がっているという予想ですがいかに？

インプレッション

ホイールの影響を大きく受ける可能性があるので、画像のものとは別のホイール（WH-Ｒ8100Ｃ36）にも履き替えてもみたのでそれも踏まえてお伝えさせて頂ければと思います。※あくまで主観です。

こぎ出しはスタートから速い印象を受けた旧モデルと比べ、予想に反してゆったりとしたもので正直困惑しました。試乗コースが高速巡行するようなものではなかった為、本領発揮とはいきませんでしたが、ある程度速度が乗り始めてからの速度の維持はお手の物。瞬時に反応のする速さというよりも、どんなタイミングからでもヌッと「出ていく」感じの加速感があります。LOOKは軽く硬いカーボンを剛性にふり、反応の速さにふっただけではないということを感じられました。剛性のコントロールによりパリッとした加速ではなく、僅かなタメを作り脚が削られにくくしている印象です。このあたりは昨今のハイエンドエアロロードとしては珍しい感覚なのかなと思われます。

踏むタイプ、回すタイプどちらにも応えてくれる懐の深さを併せ持ち、低速域よりかは中高速域からが本領発揮のバイクかと思われます。長めのヘッドチューブとLOOK史上最高の硬さを誇るフロントフォークはバランスが非常によく、ハンドリングの軽さとコーナーリングの安定感は感動ものです。
短い坂ではありましたが、フォーク剛性とダウンチューブ剛性コントロールによりダンシングは「踏まされる」ようなピッチの速いダンシングは求められず、リズミカルにテンポよく踏めます。

最近のトレンドでもあるリアコンパクト化は採用せずに独自路線をいくのもLOOKらしい。しかしこのシートステーはエアロ形状で横に潰れた形状をしていないにも関わらず最高の乗り心地を提供してくれます。乗り心地の良さは「エアロロードなのに」これまでのどのバイクよりも段違いに良いです。これは旧モデルからも継続。剛性アップしているはずなのですが、それでいて乗り心地が変わらずいいというのは流石LOOKと言わんばかりです。

総じて剛性をコントロールすることで軽くて硬いホイールとの相性もよく、脚が削られにくく乗り心地もエアロロードの中では群を抜いてよい、レースだけでなく長距離ライドにも向いたフレームだと感じます。何より速いだけでなく、僅かなタメやそこからの伸び、乗っていて改めて楽しさを感じさてくれるバイクだと♪
苦手なのは瞬間的な大きな加減速、ストップ＆ゴーのようなコースなのかなと。