道玄坂ワイズテック。。。溶接。
by: 渋谷本館

IMG_0829

 

最近、溶接の腕を上げようと日々練習しております。

 

まずはロウ付け。。。

 

普段は、ロウを盛り、削って仕上げる。フィレットブレイズド。

この手法で製作していますが、練習しているのは

 

まだ、やったことのないラグフレーム。。。

 

パイプを継ぎ手、ラグで繋ぐ手法。。。

 

しっかりと下処理をして、ロウを流す。。。

 

IMG_0818

 

この下処理で、ロウがしっかり回るか決まる。

いわば一番大切な作業。。。

 

ロウが回っていなかったら、そこから亀裂が入り折れてしまう。

何度も確認しながら作業を進めていきます。

 

そして、ロウを回していき、こんな感じ

 

IMG_0834

 

エッジを気にしながら、最小のロウ、時間で溶接していきます。

 

これがなかなか難しいのです。

 

次は、TIG溶接。。。

Tタングステン Iイナート Gガス の略

アルゴンガスとゆう不活性ガスの中で、タングステンに電気を通して、

アークを出し、母材を溶かしながらくっつける溶接。

 

アルミ、鉄、金属系のフレームは、ほとんどがこの溶接方法で作られています。

 

普段、廃材などを使って、練習していますが、なかなか上手くいかないので

溶接機屋さんがやっている、セミナーに先日いってきました。

 

5日間とかなり長く、内容も濃い研修でした。

普段の疑問や新たな発見も沢山あり、貴重な経験です。

 

これはステンレス板を付け合わせで溶接しました。

IMG_0867

 

結構上手くなりましたよ。

講師の方にもほめられました。

 

IMG_0864

 

ブラシで焦げた所を磨いたものです。

 

溶接の後が綺麗に出てきました。

 

金属は酸化が苦手です。

熱を入れると、酸化してしまうので、アルゴンの中で溶接をしていきます。

 

これはバックシールドといって、裏側にもガスが来るようにする治具です。

JIS検定で使ってるものみたいです。

 

 

IMG_0848

 

自転車のフレームにもこのバックシールドを使います。

チタンなどの金属は綺麗に仕上げる事が出来ます。

 

年内に1本TIGで仕上げたいです。

その為に、日々練習ですね。

 

今、製作しているフレームが終わったら

自分用に、ラグフレームを作る予定です。

 

初めての手法は、まず自分から。。。

 

今から楽しみです。

 

2015/9/8

いしかわ