渋谷本館バイオレーサープレミアム実施#7
by: 佐藤 大輔

 

どうもこんにちは、渋谷本館のバイオレーサー1級フィッターの佐藤です。 

 

渋谷本館でのバイオレーサープレミアム実施例その7です。

 

 

 

今回のお客様は以前バイオレーサー5000を施行させていただいた方で、

色々あってバイオ5000をした時とフレームが変わっています。

 

その他にも細々したパーツ類も変更になっていて、長距離を乗ると

膝が痛くなりやすいとのことで、プレミアムを受けていただきました。

 

 

まずはいつもの通りヒアリング・身体計測・アライメントチェックを

させていただき、現状を把握します。

 

 

3ヶ月程、色々とあってロードに乗れておらず、その間で15kgも

体重が増量してしまったということで、まずは元に戻るまでは

スピードよりも快適さ重視をご希望のため、

上半身はお客様の快適なポジションに合わせていじくらず、下半身の

セッティングをメインで調整をしていきます。

 

 

 

セッティング調整前のペダリングが・・・・

wada before setting

 

ペダリングの波形の下の紫色の数字がペダリングの効率を示す

スピンスキャンナンバーです。ペダリングスキルが高くなればなるほど

この数値が高くなります。

過去にバイオレーサープレミアムを受けていただいたトップライダー

(宮澤崇史元選手や、畑中選手、福井選手etc.)はこの数値が70後半〜80台

でした。

 

さらにその下の白い数値はパワー出力の左右差を示しています。

これらのデータからペダリングで効率的なトラクションコントロールが

できておらず、さらに左側が強いことがわかります。

ロードバイクは左右均等な動きをするスポーツなので、左右差があるとよくありません。

 

 

 

そこで、様々な調整を施していきます。

まずはQファクターの調整です。骨盤の幅に対して左右の足の幅が

あっていなかったため、ペダルスペーサーをインストールして脚を

まっすぐに降ろしやすい位置に調整していきます。

 

 

それまではペダリングで脚を下ろす際に、小指側に力がかかっている

感じがしていたとのことですが、脚を左右に広げることで必然的に

拇指球に力が入りやすくなります。

案の定、小指側の圧を感じにくくなったとのこと。

さらに、無意識のクセでペダリング上死点で膝が外に広がってしまっていたため、

ちょっとだけ膝を絞って脚の上げ下げをまっすぐに意識するようにご案内。

 

 

 

その他にも、ペダリングのレクチャーを進めていきます。

 

 

 

 

 

調整後のペダリングは・・・・

wada after setting

 

スピンスキャンナンバーが明らかに向上!!

左右差はほんのちょっとですが、改善しています。

左右差は普段の生活のクセやこれまでの運動経験によってもあるため、

すぐに改善とはいかず、継続的な意識が重要な場合がほとんどです。

 

 

 

ロードにしばらく乗れなくなるまでの1年弱で15kg前後

シェイプアップできていたとお伺いしているので、

これから再度乗り込んでいくことで、大幅な変化が

様々な面で出てくるかと思います。

 

バイオレーサープレミアムを選んでいただいた理由として、

アフターチェックも充実していることをおっしゃっていただきました。

ぜひしばらく経ってから、経過を確認させていただければと思います。

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

バイオレーサープレミアムはこのように個人に合わせた

パーソナルフィッティングを時間をかけて実施して、

目的に合わせて効率よく身体に過度な負担がかかりにくい

ポジションを突き詰めていきます。

 

 

また、一度フィッティングをしたからといって、それで

おしまいではありません。

人の身体は日々変化していきます。フィッティングを施して

ライディングを続けていくと、徐々に体が馴れてきて

最初にフィッティングしたところと違うところに

次のズレや歪みが出てくることもあります。

それらを補正してすり合わせを行っていくことで、

より身体にフィットしたポジションを

追求していくことができます。

 

 

バイオレーサープレミアムを施行された方はそのための

アフターフィッティングコースもご用意しています。

(約1時間半程度、¥3,000-+TAX〜)

 

こちらのコースを活用して、より快適なロードバイクライフを

楽しんでいただければと思います。

 

 

 

 

興味がある方はお気軽に担当スタッフの佐藤まで

ご相談ください。

 

 

 

TEXT by D.Satoh 2016/05/30