渋谷本館バイオレーサー5000実施録#019
by: 佐藤 大輔

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どうもこんにちは、渋谷本館バイオレーサー1級フィッターの佐藤です。

 

 

ようやく直近に実施したバイオレーサ−5000の実施録となりました。

こちらのお客様も当ブログをご覧いただいて、興味を持っていただき

ご予約いただきました。

 

 

ブログで興味を持っていただけるのは、とてもありがたいことです。

難しい内容なので、できるだけ興味を持っていただけるよう、

分かりやすく読みにくくないかどうかを意識してブログアップ

しているつもりではありますが、実際に、「ブログ見て予約しました」

と仰っていただけると、とても嬉しいものですね。

 

 

 

さて、今回のお客様はクロスバイク歴3年だがまだロードを始めて1ヶ月、

効率のいいペダリングやそれを実施しやすいポジションを知りたくて

ご予約いただいたとのことでした。

 

 

 

まずはインタビューで様々な判断材料となるスポーツ歴や傷病歴を

お伺いしていきます。

 

スイム、ソフトボール、野球、バドミントンと多くのスポーツ経験をお持ちで、

両肘を骨折経験ありとのこと。

 

スイムを除いて左右均等ではなく片腕ばかりをオーバーハンド動作をする

スポーツばかり経験しているのに、左右の腕の長さが全く一緒でした。

実は、これとても珍しいことなんです。ほとんどの方は日頃のクセや

体の歪みで腕や脚の長さが数ミリ程度違うことがほとんどなのです。

日頃の姿勢がいいのでしょうか?

 

 

 

 

しかしながら、20km以上走ると坐骨の痛み、さらに長距離を走ると

右腰痛が発生するとのこと。

 

 

そして、今はロングライドがメインだが、巡航速度を上げていって

将来的にはイベントやレースにもエントリーしてみたいとのことでした。

まずは、オールラウンドにお使いいただけるスポーツポジションで

実施してみるということになりました。

 

 

 

 

実施後のポジションは・・・・

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・サドル高  ≒

・サドル後退幅  ↑

・サドル-ハンドル直線距離  ↑

・サドル-ハンドル落差  ↑

 

と、サドル高を除いてすべて数値アップ。

リラックスして身体に負担がかかりにくいが、自分の出力した

パワーを推進力にしにくい、コンフォートなポジション

で乗っていることが判明。

 

これでは空気抵抗も大きく、スピード出しにくいはずですね。

 

 

 

 

実車のポジションセッティングもできる範囲で希望とのことだったので、

サドル高をセットし、実車でのサドル後退幅も

膝にレーザーを当ててキッチリとセッティング。

 

ステムやスペーサーを交換することで理想ポジションに変更できるが、

ちょうどいいものがなかったため、ひとまず現状でできるところまで調整。

後日、パーツが入荷したらさらに調整と2段階で進めることとなりました。

 

 

骨盤の前傾や体幹・肩甲骨の使い方といった身体の使い方を

レクチャーし、さらに坐骨の痛みが発生する主な原因を説明、

理想とする身体の使い方に合わせたサドル角度にサドルを調整、

右腰痛についてもひとまず今回のポジション変更でまずは

様子を見ていただき、まだ痛みが出るようであれば、

またリアルタイムのペダリングスキルや身体の左右差・膝軌道の

ブレも含めてより突っ込んだセッティングをご希望の場合は

バイオレーサープレミアムもあることをご案内。

 

 

プレミアムコースにもご興味を持っていただけたようです。

 

 

交換パーツが届き次第2回目の調整なので、それで効果が

出て巡航速度がアップするといいですね。

 

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

身体計測に基づいた理想のポジションを導き出すのが

バイオレーサー5000です。

いくらいいロードバイクを持っていても、サイズやポジション、フォームが

きちんとしていなければ本来のポテンシャルを発揮できません。

 

ワイズロードのバイオレーサーサービスはこれらのご要望に合わせて

3種類のコースをご用意、しっかりとお答えします。

 

 

気になることがあれば、どうぞお気軽に担当の佐藤までご相談ください。

 

2016/09/23 Text by D.Satoh