先日　オーバーホールで入庫したバイクの

　ＲＤ調整中・・・・エンド金具の曲がりを確認したら

　感触がヌルっと脆弱でした。で　よく観察したら・・・

　　　ヤバイ感触が示す通り・・・シワがあります

★アルミの特性を説明した【その１の記事】　←クリック

　【その１】で書いた通り　屈服点を越えて

　　塑性変形域【へたれた金属】に入っている感触

　↑　試しに　この状態でＲＤをねじってみた。の動画。

 

　現代のロードバイクには　おしなべて取り換え式のエンド

【ＲＤの取り付け部が交換できるようになっている】

　　　

　　　↑　この金具の上には　アナタ様の大切なカーボンフレーム

　金具の使命は　すぐに曲がる！

 

　あるいは　瞬間的に壊れてフレームを守るです

金具が丈夫では　イケマセン。

 

高価なロードバイクのこの部分には

　すぐに壊れる使命を帯びた部品があるのです。

　　　↑　こちらは新品のエンド金具

　　　　↑　切れ込みを入れて　　

　　故意に強度を下げています。

 

フレーム本体を守るために。

　ですので・・・・・

極端な言い方をすると

　新品で購入した　翌日に初めてのライドで

　　ＲＤが巻き込む可能性も無いわけではありません。

★そもそも　瞬間的に壊れる部品ですので。

 

★直前まで普通に変速していても

　　外的力が加われば　その使命を果たします。

★それが　エンド金具の存在理由です。

 

　この常識とは

　およそかけ離れた構造により

　　アナタ様は超軽量な

自転車で軽やかに走るのです。

　　どうぞ　この根源的な成り立ちを御理解くださいませ。

　どうか　素敵なサイクルライフを皆様がおくれますように。

ｂｙ野澤