
ワイズロード新宿クロスバイク館 Y'sRoad Shinjuku Crossbikekan
2020/08/13 07:06
当ブログをお読みの皆様こんにちは!
新宿クロスバイク館の藤平です。
当店はクロスバイクがメインという事で
馴染みは薄めのパーツなのですが
スポーツバイクの業界には
私も愛用しているビンディングのシステムですが
色々なメーカーから色々な形状の物が販売されており
大きく「ロードバイク系」と「MTB系」の
二つのジャンルに分けられます。
前者は高い固定力と軽量性、空気抵抗など
自転車乗車中の性能を重視するのに対し
後者は固定部分のパーツが小さく作られており
専用シューズでの歩きやすさや泥抜けなど
乗車時以外も考慮された造り。
私は基本的にオフロード系ライダーな事もあり
MTB系のタイプを愛用しているのですが
先日友人より「ペダルいらん?」という連絡をいただき
ロード系のビンディングシステムを試してみる事に。
物はTIME社のペダルなのですが
貰いものなので詳細なモデル名は不明
(おそらくiclicのRACERだと思われる。)
シューズに取りつける固定具(クリート)は
現行のXPRESSOシリーズと同じなので
簡単に入手出来ました。
固定部分はカーボンのしなりを使ったバネのようで
元々使っていたMTB系金属ペダルに比べて軽いです。
性能に関してはともかく
カーボン製の物ってテンション上がりませんか?(私だけ?)
シューズは「いつか使おう」と思って買ったけど
ずっと放置されていたSIDI SHOT MATT
カラーがブルーなのは単純に安くなっていたからです(笑)
タンの部分に滑り止めが追加される前の旧タイプ。
ロードレースに関してはあまり詳しくないですが
有名な選手なども使用しているモデルみたいですね。
手元のオンロード系バイクに装着する予定なのですが
まずは固定具(クリート)の位置出しが必要なので
一番稼働率が高い通勤MTBに装着。
うーん似合わない(笑)
今更見た目を気にするバイクではないのでOKです。
取付が完了したら早速試走。
慣れ親しんだMTB系のシステムと違い
ロード用のビンディングシステムは基本的に
片面のみしか使えません。
ペダルをキャッチするのに一苦労。
上手いこと位置が決まると
パチッ!という軽めの音とともに靴が固定されます。
TIMEのペダルはこの押し込みが軽いと聞いていましたが
気持ち良くハマってくれますね。
走り出してしまえば違和感は無く
普段慣れ親しんだビンディングのように
スイスイと加速出来ます。
逆に、違和感が無さ過ぎて
鈍感な私にはMTB系のペダルと違いが
あまり分かりません(笑)
TIME社のビンディングペダルは
MTB系の物も所持しているのですが
固定部分が左右に少しだけスライド出来る
ちょっと特殊な踏み心地は同じですね。
友人はこの機構があまり好きじゃなかったようなので
このあたりは好みが分かれそうです。
「ロード用の方が剛性が高い」なんて聞いた事があったのですが
私のパワーではあまり関係の無いポイントですし
材質の違いかMTB用の方がカッチリと感じるレベル
このあたりはシューズのメーカーなども含め
条件が全て違いますのでなんとも言えません。
良く感じたポイントとしては
高回転、高トルク時の安定感でしょうか?
ペダルとシューズ側の接触面積が多いからか
MTBタイプの物よりも安定している感じがあります。
しかし、通勤用のバイクでそんな踏み方をする事は
ほぼ無いと言っていいので宝の持ち腐れ状態ですね(笑)
シューズに関してはとてもいい感じなのですが
左右でごく微妙に形状が違ったりするあたりは
イタリアの職人が手作業で作ってる感がありますね。
(※クリート取付位置で改善)
ビンディングシューズの左右のズレというのは
意外な事に多いので、初回使用時には注意が必要です。
まだ使用を始めて5日目
今後オンロード系バイクに移設して
もうちょっと様子を見てみる事にします。
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