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【メンテノススメ】サスペンションをリフレッシュ!【簡易オーバーホール】
by: 松永 剛

定期的なメンテナンスで長持ちさせよう!

日ごろ皆様のバイクをメンテナンスさせていただいております、MTBテックスタッフからのメンテナンス推奨のお話です。 

【メンテノススメ】

と題しまして、記念すべき第1回目は

『サスペンションフォーク』

 です。


マウンテンバイクの定番パーツ、サスペンションの定期メンテナンスをお勧めします。

最近のマウンテンバイクには結構な確立でサスペンションが付いていますね。
当店で販売しているMTBも9割以上がサス付きです。

さて、サスペンションのメンテナンスって皆さんされていますか?
もちろんご自身で、というのではなく、お店でメンテナンスをしていますか?という事です。(コアなユーザーさんはご自身でやられている方も居るかと思いますが)

作業自体は道具や必要なパーツ、ケミカルやオイルがあれば出来る簡単な内容ですが、必要な物を揃えたり作業環境を準備したりするのは結構な手間ですね。なので、お店にお任せいただいてももちろん構いません。

簡易のメンテナンス実践

今回はちょうどお客様からお預かりした、ROCKSHOXのサスペンションの簡単なメンテナンスをご紹介します。
作業内容は一番シンプルな

『ダストシール交換』 

と 

『クリーニング&潤滑油充填』

です。

 この作業は、サスペンションメンテナンスでは一番簡単ですが、効果が非常に高いメンテナンスです。

 

作業内容としては、フォークのアウターケースとインナーチューブを分解してそれぞれクリーニング、アウターケースの上部にあるダストシール類を交換、グリスアップをして組み付けて、最後に定量の潤滑オイルを入れて組立完了、という感じです。 

 
171124_sus-mainte_01

こちらが今回作業を行ったサスのダストシールです。内部に汚れがたっぷりと溜まってしまっています。
シール自体もゴムが劣化してしまいひび割れを起こしています。シールの縁に若干のオイル滲みがありました。

通常、正常な状態ですと、このようにインナーチューブを引き抜くと、アウターケースの底にあるボルト穴からオイルが流れ出るのですが、今回は数滴たれる位になるまで、内部のオイルが抜け出てしまっていました。

大きくオイル漏れを起こしていなくても、サスペンションが動くたびに微量のオイルがインナーチューブと共に内部から引き出されます。これにより、潤滑作用と汚れが内部に入り込むことを防いでいるのですが、当然どんどん抜け出てしまうので充填する必要があります。

モデルによって内部に入っている潤滑オイルの量も違いますし、乗車頻度によっても変わります。頻度の高い人では数か月に1回、乗車頻度が低い方でも2年に1回くらいはクリーニングとオイル充填を行う事で、摺動部の摩耗を防ぐことが出来、サスが長持ちします。

①ダストシール交換 

 さて、シールの交換を行います。

 ヘラ状のものを使って、古いシールを外します。その下側にはフォームリングと呼ばれるスポンジのリングがあります。これも一緒に外します。

171124_sus-mainte_02 

改めて言うまでもありませんが、右が新品、左が外したものです。

フォームリングはスポンジで出来ていますが、この部分にオイルを溜め込み、潤滑の手助けをする仕事と、上部から侵入してくる汚れをここで吸着する仕事の2つを行っています。
その為、長期にわたり使われたサスのフォームリングは写真のように汚れが大量に付着しています。本来であれば、オイルが染み込んだ状態なのですが、先述の通り潤滑オイルが枯渇していたため、殆ど油分が残っていない状態です。

②洗浄

 シール類を外したら、アウターケースの内部も洗浄します。

②交換&組立

洗浄が終わったら新しいシールとフォームリングを取り付け、グリスアップとあらかじめフォームリング部にオイルを染み込ませてから、サスのインナーチューブを挿入し、アウターの底からメーカーが指定している粘度のオイルを規定の量入れて、最後に固定ナットを締めこみ完成です!

 171124_sus-mainte_03

 

よりしっかりとしたオーバーホールの場合、オイルダンパー内部の洗浄とオイルの交換、エアピストン・もしくはスプリング側も洗浄とオイル・もしくはグリスの塗布を行います。 

代理店でのフルメンテナンスもオススメです

国内では主に当店でも販売している、FOX RACING SHOX、そしてROCKSHOXの2ブランドでは、輸入代理店でのメンテナンスサービスも行っていますので、さらに内部の部品交換を含めたガッツリとしたオーバーホールの場合はこちらも受け付けています。(代理店では、ユーザーからの直接作業の受付はしていませんので、必ず正規販売店を経由して作業依頼を出します)

費用について

今回店舗で行った上記のようなメンテナンスの場合、必要な金額は、部品代が大体3,000~5,000円前後。
ダストシールの部品はフォークそれぞれにより使える物が多種ある為、店舗では通常在庫で持っていないことが殆どですので、取寄せの際に送料が別途必要になります(大体1,000円前後)

これに作業工賃が、シール交換+クリーニング&オイル注入で1,6000円程(オイル代込み)です。

代理店でのオーバーホールの場合、往復の送料も含めて大体20,000円程です。

 171124_sus-mainte_04

※左がFOXの純正オイル、右がROCKSHOXの純正オイルです。
年式やモデルによって、また使用する場所によりオイルの粘度が変わるので
作業用にも各社数種類のオイルを用意しています。

 ※店舗に使用できるオイルの準備が無い場合、別途オイルの取寄せも必要になります。

オススメのメンテナンスのタイミング

オススメのパターンとしては、年1回当店での簡易オーバーホール、2~3年に1回代理店での本格オーバーホールという感じです。

定期メンテナンスしてMTBライドを安心して楽しみましょう!

これだけでサスペンションの寿命はぐんと延びますので、特に乗車頻度の高い方は定期的なメンテナンス、オススメですよ!!

ちなみによく『オフロードを走ってないから大丈夫でしょ!』という事を言われることがありますが、実際はオンロードの方がタイヤと路面との摩擦が大きく、コーナーリングの際などにサスペンションにかかるねじれの力がより大きくなる為、実は負担が大きいのです。

連日通勤で乗ってらっしゃる方の方が、毎週末だけオフロードを走っている人よりサスへのダメージが大きかった、なんてことも実際ありましたので、どこを走ってるというのは関係なく、メンテナンスをしっかりするのが大事ですよ!!

 

メンテナンスのご相談、もちろん新しいサスペンションへのアップグレードのご相談など何なりとお待ちしております!!

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