2019/09/09 07:54
当ブログをお読みの皆様こんにちは!
神楽坂店の藤平です。
E-BIKEを選ぶのって難しいですよね?
本日はE-BIKE検討の方に知って頂きたい
「アシストユニット搭載位置」のお話
法令上アシスト出来る速度などの上限は同じですが、
アシストを行うユニットの搭載位置で、
E-BIKEの乗り味は大きく変わります。
アシストユニットの搭載位置はざっくりと分けて三カ所
どのタイプにもメリット、デメリットが存在しますので
ご自身の使い方い合わせて考えていただく必要があります。
現在のメインストリームになっているのは、車体のセンター部分
クランク周りにアシストユニットを取り付ける方式です。
重心がセンターに近い為、持ち上げたりした際の違和感が少なく
車輪の取り外しをアシストユニットが邪魔しないため
タイヤ交換などのメンテナンスがしやすいです。
センターに重心が来る事により、乗車中の違和感も少ないので、
走行中に飛んだり跳ねたりする事もあるMTBタイプのモデルは
ほとんどがこちらを採用しています。
デメリットとしては、まず見た目でしょう。
この後ご紹介する取付位置と違い、
アシストユニットが付いているのが分かりやすく
クランクの横幅(自転車業界では「Qファクター」と呼ばれる数値)が
広くなってしまう場合もあります。
チェーンやギアなどの駆動系を介して車輪にパワーを伝えるので
パーツの摩耗が早いのが最大のデメリットです。
センター取付を採用しているのは
YAMAHA、BOSCH、SHIMANOなどの
大手アシストユニット供給メーカーです。
次に紹介いたしますのは、
前輪にアシストユニットを取り付けたモデル
駆動輪が前後に分かれるので、
駆動パーツやタイヤなどの消耗をしにくいです。
スリップしやすい急傾斜などでも、前後タイヤが駆動するので
路面を掴みやすい安定感がありますね。
このタイプは、車体後部に重い物を載せてパワーを掛けても
フロントタイヤが浮き上がる事を防げますので、
お子様乗せを取付出来る車体や、
発進の加速力が強い小径車などに多い方式です。
デメリットとしては、前輪の取り外しが難しいので
フロントタイヤ交換等のメンテナンスが難しくなる事と、
電装系ケーブル類の取り回しが一番複雑な事。
フロントが重く、アシストが駆動している間は
ハンドリングに少しだけ違和感があります。
ペダルにパワーを掛けてから、アシストユニットが駆動するまでに
タイムラグが大きい方式なので、ダイレクト感やパワー感は
他の二ヶ所に取り付けるよりも薄くなりますね。
最後にご紹介するのが、
後輪内部にアシストユニットを配置したモデル
デザイン面で一番違和感が無く、モデルによっては
電動アシスト車な事すら分かりにくい物も。
(※画像のモデルは国内展開していません。)
アシストユニットから車輪を回すまでのパワーロスが
一番少ない方式なので、ダイレクトなパワー感も魅力ですね。
メーカーがフレームを設計する際、振動吸収や剛性などの造りに
アシストユニットが与える影響が少ない方式なので
海外では性能重視のロードバイクタイプに多く採用されています。
デメリットとしては
後輪を外しにくい事によるメンテナンスのしにくさ。
重心が後部に近く、パワーも後輪に集中する為
後輪の摩耗が一番早いと言えるでしょう。
他の取付位置に比べ、前輪が浮き上がりやすくなるため
不整地を走るモデルなどにはあまり採用されておりません。
当店ではBESVのバイクに多く採用されています。
デザイン面も含め、ご自身の使い方に合わせ
検討している車種を見てみて下さい。
今までと少しだけ違う見方が出来るかもしれません。
http://ysroad.co.jp/uec/kagurazaka/