【Eンプレ】ナチュラル過ぎて違和感ゼロ？「っぽくない」E-ROADはちゃんと後押し＆ちゃんとスポーツで想像以上に楽しい♪
by: 津森 弘晃

去る11月22日、多くのメーカー様・代理店様のご尽力により開催されたワイズロードスタッフ向け試乗会にて、個人的に気になっていたモデルや、普段なかなか乗る機会のないモデルを試乗させていただきました。
この場をお借りして、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

今回、わたくしが試した中でも体力に自信の無い方でも走る楽しさを後押ししてくれるE-BIKEのご案内♪

【ORBEA】GAIN
電動アシストE-ROAD BIKE

M40 シマノCUES U6030搭載モデル 参考価格￥838200-(税込)～
※試乗車はM20i SシマノULTEGRA R8100搭載モデル

オルベアのとは？

スペイン・バスク地方発祥の自転車ブランド「ORBEA(オルベア)」は1840年創業、武器製造からスタートしその後自転車メーカーへ転身。現在は、ロード・グラベル・MTB・E-BIKEまで幅広く展開する本格派パフォーマンスブランド。

カスタムサービス「MyO」を活用すれば、メインカラーや艶の有無、ユーザーネーム、フィッティングパーツのサイズ、コンポやホイールのグレード、ギア構成などを無料でカスタマイズでき、理想の一台を注文可能です。

ナチュラル過ぎてホントにE？
ちゃんとアシスト・ちゃんとスポーツの本格派

今回E(イー)ンプレさせていただいたのが、池袋チャーリー店でもご予約を承っていたE-ROAD「GAIN(ゲイン)」。

お問い合わせも多く、すでに1台ご注文も頂いた人気モデル。

実車をガッツリ試乗させていただく機会を頂いたのですが、まずはパッと見で「ちょっとダウンチューブが太めかな～」と思う程度のルックス。最近のエアロロードはもっと太いインパクトあるものも多いし、言われなければ「普通のカッコイイロードバイク」としか思わない洗練されたデザイン。

それを支えるが11.8Kgの車体重量‼

10Kg以下の軽量ロードも多い中、この数字だけを見ると軽い印象は薄いかもしれません。しかしE-BIKEは通常20Kg台～、軽さを売りにするモデルでも14Kg～16Kg程度なのでE-BIKEとしては非常に軽量。
(後に控える上位グレードなら10Kg切りもあるかも⁉)

ロードバイクとしての見た目のナチュラルさにE-BIKEであることを忘れてしまいます。

実際の走行感

如何にも「アシストしてマスヨー」というような漕ぎ出しのギュンと言った加速感は無く、あくまでスポーツらしいナチュラルな漕ぎ出し。

リアハブモーター式なので車体中心にバッテリーやモーターの存在を感じる走り心地(というか操作心地)がほとんどなく、ダンシングなどの敢えて車体を振るような乗り方に対しても自然に近い操作感。ノンアシストでも基本性能を高さからくる走りの軽さが寧ろ際立ちます。

基本はあまりにナチュラルなアシスト・走行感なのでガツンとハイパワー系のアシストを求める方には逆に今一つに感じる側面も感じつつも、平地巡行の軽やかさやサポート感は十分。斜度のある登坂エリアの試乗コースではなかったので実力を存分に感じることは出来なかったのは残念。

短いチェーンステーとホイールベース、バランスの取れたリーチとスタックなど、ピュアロード・ジオメトリーによる走行性能の高さにアシストが加わるような印象でした。

「Eっぽさ」もちゃんあります♪

基本のアシスト感はあくまで走りをサポートするナチュラルな味付けとなっていますが、3段階のアシストレベルを選択でき最大150km/7時間以上を走り切ることが可能。

トップチューブに設けられたインジケーターはアシストレベル、バッテリー残量、ライトの状態などの基本的な情報を確認でき、BluetoothおよびANT+接続機能を使用して外部デバイスに接続による詳細情報の確認も可能。スッキリとしながらテンション上がる見た目♪

試乗車ではブラケット下に配置されていましたが、手元でアシストレベルの操作が可能なEシフター(ボタン)はとっても便利♪

主張控えめなインテグレーテッドライトなど内蔵バッテリーを活かした安全にライディングできる機能も備わっていました。

ボトルケージへの取り付け可能な拡張バッテリー「レンジエクステンダーe185wh」を追加することによって＋60kmの航続距離を延ばすことも出来、これまで体力的にロングライドを諦めていた方にとっては

注意点

ここまで抜かりの無いE-ROAD「GAIN」。敢えて注意点を上げるとすれば、車体重量の軽さが故に「輪行移動」も全然視野に入るモデルですが、

バッテリー内蔵が故に飛行機での輪行・持込は不可との事。うーん、運ぶなら船・車での移動が現実的？

また、一番リーズナブルなモデルでも80万円台と即決しづらい価格ではありますが、カーボンフレームのミドルロードが50万円台～で購入できる現状や、カラーオーダーなど無料でアップチャージ対応が可能なことを考えると、単なる注意点ではなく「納得感のある投資」と言え、E-BIKEならではのアシスト性能や走行の楽しさを考慮すれば、長期的な満足度の高い一台となるはずです。

走りの楽しさを呼び起こすサポートアイテム

自分自身も以前はレースに参戦したり長距離ライドをしていた身ですが、歳を重ねるにつれ走り方も変わりあまり無理が出来なくなった(翌日を考え無理をしなくなった？)りと、乗り方も変化してきました。

GAINの寄り添うようなナチュラルなアシスト感は、無理せず自分のペースで走りを楽しみたい方にぴったり。若い頃のような全力ライドではなくても、日々のライドや週末のロングライドで、「もう少し楽に、でもしっかり走れた」という喜びを再び味わわせてくれる一台でした。

電動アシストスポーツバイクにネガティブな印象をお持ちの方にこそ乗って欲しい、スポーツバイクベテランの方から初心者の方までオススメできるGAIN、気になった方は池袋チャーリー店にてご注文も承っておりますのでお気軽にご相談ください♪