ベストバランス！新しくなったF7ををインプレッション！
by: カネコ

こんにちは、神戸店PINARELLOルーム専属スタッフのカネコです。

先日に東京にて行われたスタッフ向け試乗会。

数多くのメーカー様にご協力いただき、普段では乗れないバイクや出来立てホヤホヤなバイクなど、様々な自転車の試乗をさせていただきました。

ご協力いただきました各メーカー様ありがとうございました！

さて、DOGMA Fを追う形でモデルチェンジを果たしたFシリーズ。

エアロ効果や剛性UPに伴う設計となったのがお大きなトピックスですが、実際に体感した感想をお伝えしたいと思います！

今回の試乗会ではF7とF5に試乗させていただいたので、それぞれの特徴をお伝えできたら幸いです。

このブログではまずF7のインプレッションからお伝えしてまいりたいと思います。

1 PINARELLO F7 ULTEGRA
- 1.1 東レT900カーボンを採用した軽量性と反応性が光る一台
2 F7インプレッション
3 WUPでのご購入がおすすめ！
4 神戸店ではなんと試乗車もご用意がございます！

PINARELLO F7 ULTEGRA

価格：¥1,050,000（税込）

DOGMA Fの形状を踏襲し、カーボンのグレードを調整することにより実現した、同価格帯ではトップクラスの性能を誇るミドルグレードレーシングバイクです。

東レT900カーボンを採用した軽量性と反応性が光る一台

PINARELLOのレーシングバイク全てに共通するのが、トップモデルとほぼ同じフレーム設計による運動性能の高さ＆見た目の美しさ。

アートオブバランスをテーマとし、美しくありながらもレーシング性能を高めたバイク作りが特徴です。

その中、F7はセカンドグレードのF9と同じ東レT900カーボンを使用し、コンポーネントをULTEGRA、ホイールをアルミホイールとすることで価格を調整したモデルです。

（試乗車はMOST ULTRA カーボンホイールがアッセンブル）

T900は軽量性や高剛性に優れるため、DOGMA Fのフィーリングに近い踏み出しの軽さや軽快さを味わえる一台となっております。

前モデルよりもボリュームUPしたBB部分はエアロ効果と剛性感に寄与する形へと進化。

フロントからの風をいなすヘッドチューブ周りは、より細くなりエアロダイナミクの向上がされています。

ハンドルはトップモデルと同じステム一体型ハンドルのTALON ULTRA FASTとなっております。

F7インプレッション

まず真っ先に感じるのは初速の軽さ。

さすがT900カーボングレードなだけにしっかりとした剛性感を感じます。

もちろん軽量でさらに高剛性なDOGMA Fと比べると脚当たりのマイルドさを感じますが、それでもかなりの剛性感で物足りなさは一切感じません。

（ちなみに、自身の体重は64kg、パワーもさほど高くない部類です）

エアロ効果に寄与するフレームワークはDOGMA Fとほぼ同じな為、高速域でのスピードの伸びも非常に気持ちがよく、風がまとわりつき引きずられるような重たさをあまり感じないのが良かったポイントでした。

しかしあえて言うならば、自身のトップスピードに近いところからのもうひと踏みでの加速感の鋭さはさすがにDOGMA Fに軍配が上がります。

とはいえ、それはレースでのかなりシビアなシチュエーションにおける話。

全体的なバイクの伸びやかさはさすがFシリーズだなと感銘を受けました。

ハイエンドバイクでは無いにも関わらずこの性能を出せるのはPINARELLOだからこそだと感じます。

コーナリング性能もやはりFシリーズらしい安定感と素直さを感じます。

レーシングバイク特有のバイクの振りの軽さは一定感あるものの、ひらひらせず狙ったラインに乗せやすい安定感はPINARELLOのバイクの大きな特徴だと感じます。

また、今回からフォークオフセットが変わりハンドリングの安定感に寄与する方向で調整された影響もあり、ハイスピード時での挙動の安定感も感じることができました。

高速ダウンヒルなどではそれが大きな安心に繋がるものかと思います。

ハンドル形状の変更によるエアロポジションの取りやすさも個人的には⭕️

よりフレア形状となったTALON ULTRA FASTは、特にブラケットポジションでのエアロポジションの取りやすさが良かったです。

自然と肘が内に折りたたまれ意識をしなくても効率的にエアロポジションが取れるので、高速域になるほどにそのメリットは活きてくるものかと思います。

上ハンドル幅は狭くなるため、ダンシング（立ち漕ぎ）時のバイクの振りは安定する方向で直進性が高く感じます。しかし、爆発的な力でバイクを加速させたい時は下ハンドルを持ちもがくと非常に力が入りやすく、バイクの横の振りも素直なフィーリングになりますので、明確な使い分けで効率よく走ることが可能だなと感じました。

総じてハイレベルなスペックでDOGMA Fともかなり近いフィーリングに寄った印象のあるF7。

軽量性や剛性を高いレベルで求める競技志向な方にはもちろんDOGMA Fがおすすめではあるものの、この価格帯での高いレーシング性能をお求めな方へはF 7は最適解なのではないでしょうか。

もちろん、速さを求めない週末のライドであっても、その性能からいつものコースをより楽に楽しく走れるようになると思うので非常におすすめです。

あとはホイールを変えてあげればバイクの走りはより鋭いものへとなると思います。好きなシチュエーションに合わせたホイールでバイクの性能をより引き出してあげると満足度はさらに上がると思いますので、合わせてご検討いただくのがおすすめです。