やっぱりエアロはカッコいい。COPLNAGOのY1RS乗ってきました。
by: マツヅキ

こんにちは。神戸店の松月です。

11/21金曜日はスタッフ向けの研修として社内試乗会が開催され、店舗はお休みをさせていただき、スタッフ全員で参加させていただきました。
お客様の皆様にはご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございませんでした。
たくさんのメーカーさんにご協力いただきまして、普段見ることのできない車体も見て乗ることが出来ました。
この場を借りて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

乗る前のイメージとは違った印象を受けた車種をご紹介いたします。

1 COLNAGO Y1RS
2 タディ・ポガチャルが跨るCOLNAGO最速エアロロード
3 こんなにエアロなのに、乗り味は・・・
4 ワイズロード神戸店にアルカンシェルカラーのフレームがあります！！

COLNAGO Y1RS

ブランド：COLNAGO
車種名：Y1RS
フレーム価格：(税込)￥1,298,000-

タディ・ポガチャルが跨るCOLNAGO最速エアロロード

他ブランドでも少し見かけるようになった異形のエアロロード。
コルナゴもこの宙に浮いたようなシートポストが今までのロードバイクに無い形をしています。
シートチューブを限界まで後輪に近づけることで空気抵抗を削減し、シートポストが浮いたような形によりしなりを得やすい形状になっています。

また、フロントホイールもダウンチューブに非常に近く設計されています。
ダウンチューブのボトルケージもフレームと一体になる専用設計です。

フロントフォークも板のような幅とヘッドチューブを覆うような形状になっています。

ハンドルはもちろんステム一体ハンドルで、ステムという概念がすでに無くなっているかのような形状をしています。

すべてはエアロダイナミクス向上のためです。

注意しないといけない点は、このシートポストは一回ポジションを出すと15mmほどしか調整できないので、なるべくサドル高が決まっている方にしかオススメできない点です。
あと、結構な前乗りポジションを強いられるます。前乗り自体がトレンドで、気にされる方は非常に少ないと思いますので、あまり気にしなくても良いかもしれません。

こんなにエアロなのに、乗り味は・・・

私自身は選手ではありません。また、競技をやっていた歴もありません。ホビーレースに何回か出たことがある程度です。もちろん入賞したこともありません。なので、一般ユーザーと同じ目線で感じたことをお伝えしていきます。

乗る前の印象は異形のシートポストや幅の広いダウンチューブとフォークから、エアロロード特有の剛性の高さや車体の振りにくさなどを想像しておりましたが、乗った瞬間イメージが覆されました。
乗った瞬間いい意味で普通にロードバイクだったのです。
変な癖がなく嫌な硬さもないバイクでした。以前のエアロロード「コンセプト」のようなゴリゴリのエアロなのに思った以上に扱えちゃうという驚きです。
剛性感もV5RSと比べるとタメのあるようなペダルの踏み心地で、このタメとペダリングを合わせると心地よくスルスル進んでくれる印象を受けました。
平坦で下ハンを握りながら車体を振ってみても、思った以上に車体が振りやすく、ダンシングをしてもサクサク進むような感覚があります。
直進安定性も高いので、平坦では群を抜いて楽に走れることでしょう。

乗る前は「ポガチャル選手にしか扱えないのではないだろうか？」とかいろいろ考えてしまっていましたが、思った以上に普通に乗れるオールラウンドに近いエアロロードバイクでした。
ここまでエアロダイナミクスを突き詰めながら、オールラウンド系に近い走り心地を再現しているのは非常に素晴らしい出来だと感じました。
もちろんハイエンドバイクですので、速く走るための剛性感はしっかりあります。少しタメがあるというのも柔らかいという意味ではなく、ペダルで受けたパワーを余すことなくバイクから路面に伝えるためのタメがある、というイメージです。

ただ、一点気になる点を挙げるとすると「ハンドリング」です。
カーブを曲がる時に思っていたラインを通ろうと思うと、少しだけオーバー気味にラインが入ってしまいます。
試乗車だからポジションが出ていないとか、前乗りポジションに私が慣れていないとか、いろいろ理由はあると思いますが、まぁエアロロードならそんなもんかなぁ、という印象も受けます。