期待の新興ブランドバイクSLC5
by: サカモト

現代は中華ブランド大戦争の時代です、その中で唯一店舗在庫を持っているのが今回紹介するｗINSPACEというブランドです、そして最新作のSLC5に試乗してきました。

WINSPACE SLC5

フレームセット価格￥498,000(税込)

最初は所謂中華バイクで約50万という価格設定には驚きました、前作のSLC3は30万円台でしたから大幅な値上げです。

しかし単純な値上げではなく使用するカーボンの質を大幅に良くしたことによる値上げだった様です、なんと一般的なハイエンドバイクに使われるカーボンよりも2倍近く高い物を今回から使用しているようで値上げも納得です。

フレーム重量は僅か705ｇ【Ｍサイズ未塗装】という軽さながらエアロダイナミクスも高めており計測上では誰もが知るあのフレームをわずかに超える結果となりました。
WINSPACE の他のラインナップの方がエアロダイナミクスが優れているモデルもあるようですが重量とのバランスを考えた場合この形がベストの様です。

ＣＦＤ解析だけでは無く風洞施設でも実験を行った本気のの設計をご覧ください！

用意されているハンドルもかなりエアロですね、ACR規格なので他社のバイクにも使用が可能です、前作は390ｇでしたが320ｇへとダイエット。

カラーラインナップが豊富なのも良い所でどれも欲しくなってしまいます、展示してあった2つのカラーを紹介します。

スターダストシルバー

ジャングル

どちらもかなり手が凝った個性的なカラーです。

試乗編

前作のSLC3も試乗したことがあるので空力の違いが良くわかります、実際に時速48Kmの際には16W節約することができ重さはほぼ変化が無いのに空力のみが各段に向上しています。

前作から引き継ぐ掛かりの良さで40Kmほどまで持っていきそのまま速度維持も楽にできるようになり前作の唯一の欠点を克服し完璧なバイクに仕上がりました。

コントロール性もひらひら感が強かった3から安定感がかなり回し扱い易さが増しました,ひらひらしていても慣れれば問題ないのですが今作は初めから良く馴染みます。

試乗者に取り付けられていたLUN HYPER5との相性も良くカーボンスポーク特有の乗り心地の硬さがかなりマイルドになっておりトータルのパッケージとしての完成度が高いです。

総合的に見てやはり今までのWINSPACE とはレベルが違うバイクでした、約５０万と新興ブランドとしては少し高いですが期待を裏切らないバイクなので是非ご検討ください。

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