ご覧いただきありがとうございます。
11/22に味の素スタジアムで開催されましたBIKE DEMOに先立って、前日にスタッフ試乗会を実施しました。
お客さまへ最新のスポーツバイクの情報をお伝えするために試乗をしてまいりました。
ご協力いただいたメーカーの皆様誠にありがとうございました。
今回は試乗させていただいた車体の中で私が特に気になっていて車体をご紹介します！

DAHON K FORTH

DAHONのKシリーズと言えばK3に代表されるように軽くて畳むとコンパクトになる大人気シリーズです。
14インチのシングルスピードのK1や一番人気のK3、そして昨年登場した16インチモデルのK9XがKシリーズとして人気を博しています。
軽いアルミフレームで小径ゆえのコンパクトさでちょっとしたサイクリングや街乗り、そして輪行に最適なサイズ感と重さで旅の相棒にしている方も多いのではないでしょうか。
そんなKシリーズから新たに電動アシスト車が登場します。それが今回ご紹介するK FORTHです。
Kシリーズの軽さやコンパクトさはそのままに電動アシスト機能が追加されています！
16インチのホイールサイズで、重さは何と12.5kgという電動アシスト車とは思えない驚きの軽さです。
外観をみても電動アシスト車にはみえないスタイリッシュな形状で、一体どこにバッテリーが？　と思われるかと思いますが、K FORTHのバッテリーは実はメインフレームの中にすっぽりと納まっているんです。
そしてモーターはリアホイールに搭載されているので、これまでのKシリーズのデザインを崩すことなく、スマートに電動アシスト機能を取り入れています。

航続距離は約30km

電動アシストで気になるのはやはり航続距離です。
K FORTHの場合は約30kmと、同じくDAHONのFU-COMなどと比べると控えめです。
一見するとマイナスポイントのように感じてしまいますが、これは設計思想の違いと言えるでしょう。
K FORTHは軽くてコンパクトな電動折り畳み自転車という点が強みですので、ここで大容量バッテリーを搭載して航続距離を伸ばしてしまうと重量は増え、バッテリーも大きくなりコンパクトさが損なわれてしまいます。
そうではなく、軽さとコンパクトさを維持しつつ、ある程度の距離を走れることのほうがずっとこの自転車を魅力的にしてくれています。

シンプルさもこの自転車の魅力

K FORTHの魅力はシンプルさにもあります。
複雑な操作は必要とせず、ボタンは電源ボタンのみ。
シングルスピードなので変速も無し。サッと乗ってぴゅーと走る。余計なことは考えずに楽しく走れます。
モーターのトルクもしっかりあるので、漕ぎ出しから軽快に走れます。

折り畳みやすさは変わらず

これまでのDAHONの折りたたみ方と変わらないので、簡単に折りたためます。
12.5㎏という軽さを活かして輪行などで活躍してくれることでしょう。

試乗した感想

試乗してみるとまず漕ぎ出しからパワーがしっかりとでていることに驚きました。
変速がない分、漕ぎ出しは重くなってしまうのではという懸念もありましたが、その心配はいらなかったようです。
速度が出てからもアシストがあるおかげで一定の力で漕いでいればスピードを維持してくれるので快適です。
また、普段16インチの折り畳みに乗っているので乗りなれているということもあるかもしれませんが、ハンドルがふらついて不安ということもなく走ることが出来ました。16×1.5という少し太めのタイヤということも安定性に寄与していると思います。

総評

軽くてコンパクトというKシリーズの特長を維持しつつ、電動アシスト機能を落とし込んでいる、いいバイクだと感じました。
気軽に使える電動アシスト車が欲しいと考えている方には間違いなくオススメ出来る一台です。