【StaffBike】 ピナレロ DOGMA F8
by: 古谷野 穣治

 

思い出せば古谷野が初めて買ったロードバイクはピナレロでした。当時はスペックなどは全く分からなかったのでエントリーグレード（それでも他ブランドと比べると高かったですが）であとはカラーとデザインで買いました。そして２度目のピナレロはまさかのトップモデルのドグマです・・・。

 

このフレームにした理由はいくつかありますが

①ツール総合優勝フレーム！（ツール効果に弱い古谷野）

②BBがねじ切り式！（メンテも楽で音鳴りも無）

③デザイン！（マットブラック基調にレッドの艶ありカラーにやられました。またロゴのアルミ箔の感じがたまりません。）

④東レ最新T1100カーボン！（最先端のカーボンというのにやられました）

が主にあります。

古谷野は新しいフレームにするときにまずジオメトリーを最優先させます。いくらかっこが良いフレームでも身体やポジションとの相性が良くないとかっこよくなくなってしまうからです。ピナレロは細かめのサイズ展開で古谷野的にはパーフェクトなジオメトリーではないですが、気になるほどでもないです。

 

2016モデルからのドグマにはエアロ形状のヘッドパーツやスペーサーが付属してきます。

このパーツに合わせるにはやはりMOSTのエアロステムでしょう！フレームにお金を使ってしまいましたので、信頼性のあるアルミを選びました。ついているステム長は100ｍｍですが、エアロ形状のルックスなので110mmぐらいに見えるのが良いですね！

 

サドルもこの際に新しく変えました。新しいタイプのアリアンテです。サドルカラーがフレーム合うものが見つからなかったので渋々トップグレードのR1にしました・・・（涙）。

旧モデルをいまだに３つほどストックしているほど愛用していたのをニューモデルに変更するのはかなり抵抗がありましたが、乗ってみたところ全く問題ありません！触った感じ固くなっているのかな？と思っていたのですが乗ると全く違和感ありませんでいた。

さすがフィジーク！軽量化やロープロファイル化していて形状が変わっているのですがうまい具合にチューニングされています。アリアンテ愛用者もこれで新しいものにすることができます。

 

ロゴのアルミのような感じがたまりません！実際に見るともっとかっこよいですよ！

 

さて、ファーストインプレッションですが、

一言で表すと・・・、「Astonishing(驚いた)!」

ホイールやコンポはこれまで使っていたものを流用しているのですが、フレームを乗せ換えただけでこんなに変わるとは思いませんでした。

言い過ぎかもしれませんが、全てにおいて前のバイクより良いです！

踏めばきちんと進む、ブレーキも通常タイプなのでキチンと効く、荒れた道の下りのコーナーでもがないなど、当たり前のような動作ですがこれらのすべでが非常に高いレベルなのです。

このフレームは最軽量クラスではありませんがBBがねじ切り式でアルミのスリーブが入っていると考えると実際は軽量クラスに入っていきます。軽量なフレームだと踏んだ時に進まなかったり、荒れた道やコーナーで不安定なことがあるのですが、このバイクはまるで重量級のバイクのような安定感があります。これはよく言われるピナレロの乗り味だったり、完全非対称設計だったり、最新の東レカーボンのおかげなのでしょうか？

形状は伝統的なピナレロからかけ離れてしまいましたが、中身は純粋なイタリアンな乗り味で安心しました。間違えないく古谷野がこれまで乗ってきたロードバイクでNo.1です。

 

 

Frame: Pinarello DOGMA F8

Component: Shimano 9070 Dura-Ace　+　CDJ BigPully　+　Pioneer Power Meter

Wheel: ENVE SES4.5 WO + DT240S(Ceramic Custom)

Tire: Panaracer TypeA EVO2　（25C）

Pedal: Shimano Dura-Ace

Handle: PRO Vibe7S Round (400ｍｍ)

Stem: MOST Tiger Aero AL　（100ｍｍ）

Saddle:Fizik Aliante R1

BottleCage:Arundel Mandible

 

2015/11/28 古谷野