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2015/09/22 17:26
2016年モデルの台風の目と言っていいでしょう。
話題の「CAAD12」をちょっと借りて、100㎞ほど走ってみました!
試乗バイクは「CAAD12 105」。
5800系105のコンポにSIクランク(52-36T)、
ホイールはMAVICの「AKSIUM」となかなかのパッケージです。
フレームサイズは「54」。
通常57~58に乗っている身としては2㎝程トップが短め。
少々ハンドルが近くて低いのですが、乗れなくはなさそうです。
まずは吊るしの状態で帰宅。
走り出して最初に感じたのが・・・「あれ?結構普通??」
「カリカリの戦闘機」的なイメージを勝手にもっていたのですが、
いい意味で裏切られた感じです。
自慢の乗り心地は、可もなく不可もなくといったところ。
25Cタイヤを履いた今どきのレース系ロードバイクならばこんなもんなのでは。
荒れたアスファルト路面などでは、それなりにガコガコ揺すられますが、
ギリギリのところで「跳ねない」感じです。
振動吸収性能を「快適さ」ではなく「トラクション」に振っているイメージ。
荒れた路面でも前へ前へと進む感触は、漕いでいて非常に気持ちいい。
ただ、この25Cタイヤ(シュワルベ ルガノ)が少々重く(カタログ値280g)、
身のこなし、特に加速がワンテンポ遅れる印象です。
ただ、AKSIUMホイールの回転はかなりスムーズ、
さらにホイール外周部が重い分一度出したスピードは維持しやすいので、
速度自体はガンガン上がっていきます。
それほど攻めていないのに、ちょいちょいインナー×トップに入ってました。
15㎞ほど走ってみて、フレームの素性がなんとなく見えてきたので、
次は課題の?足回りに手を入れて、ロングライドにトライです。
というわけで翌日。
手持ちの「レーシングゼロ」×「シュワルベONE 25c」に付け替えて、
糸島半島往復80㎞のライドにCAAD12を引っ張り出しました。
足回りが軽くなったことで、フレームの加速のリズムと転がりのタイミングのズレがなくなり、
とにかくスピードを出すのが楽しいバイクになりました!
バイクなりに足を回しているだけで30㎞/h手前までスルスル加速。
そこから足にちょっと力を加え、クランクの12時-15時あたりのトルク感を意識すると
35㎞/hくらいまでポンと上がるこの気持ちよさ!!
ここから先の速度域はアウターに入れてもうひと踏み。
踏んだら踏んだだけ加速していくバイクです。
実際糸島半島に入ってからは、フロントはアウターに入りっぱなし。
折角の海岸線の道なのに、景色見てるヒマなし!
BB周りの硬さはさほど感じませんでしたが、CAAD12の乗り方としては
「クルクル回す」より「ジワッと踏む」ペダリングが求められる印象です。
(小西のペダリングがもっと上手ければ、効率よくトルクをかけながら
回転数を上げることができるのですが)
とは言え、最近のBB周りが大ボリュームの高剛性カーボンバイクほどの
ペダリングスキルが求められるわけでもないので、
ちょっと慣れれば、誰でもこの加速を楽しめると思います。
復路は向かい風だったので、平均速度は一気に落ち完全にサイクリングペース。
いわゆるエンデュランスバイクほどの快適さはないですが、乗り心地は悪くない。
いやいや、ホイールは硬いと評判の「レーシングゼロ」。
アルミ×アルミでこれということは・・・
乗り心地が良いといってもいいのでは?
往復でおよそ80㎞。
ポジションが合わなかったので肩がコったのと、
サドルが合わなかったのでお尻が痛くなりましたが、
体の負担は少なかったように思えます。
最後に。
家に着いたタイミングでガーミンがピー!と鳴って、あるメッセージがでました。
自己ベスト 40㎞タイム 1:24:17
記録更新!!
マジで??