【レパルトコルサ】乗ってみました、究極の2台!in SBD大阪。
by: 小西 真人

 

dsc_1304

 

 

 

 

 

先日の土曜日に開催された「スポーツバイクデモin大阪」。

 

小西もアウトレットコーナー担当として参加してまいりました。

 

 

 

 

 

dsc_1087

 

 

 

まだ夜も明けぬ早朝から、眠い目をこすりながら準備開始。

 

寒い・・という程ではなかったのは、アンダー2枚の効果か??

 

 

 

 

dsc_1214

 

 

 

開場した途端にこの人出!

 

おかげさまで大盛況となりました。

ありがとうございます! 

 

 

 

 

dsc_1153

 

 

 

で、アウトレットコーナー担当としては。

 

 

特価完成車&フレーム情報満載のインフォメーションボードを前後に配し、

試乗車のアンタレスのクロモリロード(レディース)で会場を爆走!

(嘘です、普通に歩いていました)

 

 

おかげさまで各ブースでは、取引先担当さんの「なにしとんねん(笑)」

というツッコミと、暖かい苦笑いをたくさんいただけました。

 

 

 

さて。

 

 

仕事で来ているとはいえ、これだけ周りに試乗車があるのです。

お昼休憩のタイミングで強引に時間を作って、試乗コースに繰り出しました!

 

 

 

 

散々悩んだ末に、選んだのがこの2台。

 

 

 

 

dsc_1301

 

 

 

〇BIANCHI OLTRE XR4

 

 

プロ機材のオーラ全開。

空力性能を徹底的につめてきた「オルトレXR4」。

 

 

日本ではビアンキ=ライトユーザー向け、という印象が強いですが、

ヨーロッパのプロチーム「ロットNLユンボ」のみなさんが実践で使う

ガチなレースバイクブランドです。

 

 

「レパルトコルサ(レース部門)」のノウハウがふんだんに詰まった

スーパーバイクの乗り味はいかに。

 

 

 

 

dsc_1210

 

 

 

試乗コースは直線とUターンを組み合わせたシンプルなものですが、

それなりに長さがあるので、スポーツバイクならではの加速を楽しめます。

 

路面は意外とゴツゴツしているので、ビアンキ自慢の衝撃緩和システム

カウンターヴェイル(CV)の効果も確認できそう。

 

 

 

さて、ここからは。

 

わずかな時間のチョイ乗り、という言い訳をさせていただいた上での

インプレ=感想として、お読みいただけると幸いです。

 

 

 

 

コギ出しは軽からず重からず。

トップモデル特有のヒラヒラ感はあまり強くない印象。

かといって鈍重な感じは一切ありません。

 

バランスが良く扱いやすい適度な質量を感じます。

 

 

ダンシングに移っても、その適度な重さ感を保ったままスルスル加速。

重心の高さとフレームの硬さを感じる分、振りは軽めですが、

ここでも特別に神経質なふるまいは無し。

 

 

 

乗り心地は・・・まずまず。

 

期待のカウンターヴェイルですが、エアロ形状でマッチョなチューブを

「とろけるような乗り味」に出来るほど、魔法のアイテムではないようです。

 

ハンドル&ステムがゴツめのワンピースだったので、そこを加味すれば、

イマドキの高剛性レースバイクとして標準的な乗り心地ではないでしょうか。

 

 

ハンドリング性能と自慢のエアロ性能は、さすがに確認できませんでした。

 

 

 

 

dsc_1311

 

 

 

〇BIANCHI  SPECIALISSIMA CV 

 

 

もう一つのトップモデル、

軽量オールラウンダーのスペシャリッシマにもトライ。

 

 

どちらのモデルも、小西がなんとか乗れるサイズ(55)を用意してくれた、

サイクルヨーロッパさんに感謝。

 

 

 

 さて。

 

 

コギ出しですが明らかに軽い。

タメがないのはオルトレと同様ですが、バイク重量そのものが軽いような印象で

スルスルっと前にでます。

 

 

ダンシングもヒラヒラと軽い。

フレームの軽さと硬さのために、バイクの振り~戻りのピッチが速く、

リズムが取りづらいところもありますが、とにかく軽く加速していきます。

 

 

乗り心地、これが一番驚きました。

これがCVの効果か!と感じるほどにとにかく乗り心地がいい。

コンクリの継ぎ目をストンストンといなしていきます。

 

 

オルトレでここまでカウンターヴェイルの機能が感じられなかったのは、

フレーム形状とホイールの違い(レーゼロとレーシング3)の影響が

それなりにあるかとは思いますが。

 

 

とはいえ、同じシステムでも結構違うものだと感心しました。

 

 

 

 

というわけで。

 

この2台のうち、どちらが気に入ったかと言えば・・・スペシャリッシマ!

 

確かに最初、そのヒラヒラ感に驚きますが、この程度は慣れの範囲。

それよりもその予想以上の乗り心地の良さ!

ハイエンドバイクに乗る際のストレスを大きく軽減してくれそうです。

 

 

「特別中の特別」なんて攻めた名前を付けるものだと若干斜めに見てましたが

 

すみません。

名前負けどころか「名は体を表す」でした。

 

 

フレームで¥600,000-+TAX!と、値段もなかなかにスペシャルなのがなぁ・・・

 

 

 

 

2台合わせても10分程度の試乗でしたが。

 

ビアンキが、未だに超高性能のバイク開発できる本気のレーシング集団だったことが

確認できたのは大きな収穫でした。

 

 

メーカーとして130年超の歴史を誇り、数多の名選手の愛車として大活躍。

レースの世界ではそのカラーと共に唯一無二の存在感を示していたビアンキですが、

ここしばらくは、なんとなく「らしさ」に悩んでいたような気がしてました。

 

 

そんな彼らも、色々悩んだ末「やっぱりレースでしょ」と吹っ切れたのでしょう。

本気のレーシングブランド「ビアンキ」のスゴさを垣間見た気分です。

 

 

 

 

 唯一の課題は。

 

福岡天神店は「レパルトコルサショップ」ではないので、

これらの2台を扱えない、という事ですね・・・