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2016/12/17 12:09
スチールフレーム全盛の時代には街ごとにフレームビルダーがいたといわれるイタリア。
今でも多くのブランドを抱えるロードバイクの本場で
「イタリア3大ブランド」といわれれば必ず名前の挙がるデローザ。
若干12歳から自転車工房で働き出した創始者ウーゴ・デローザの数々のエピソードは皆さんのほうがご存知かと。
カタログを見るといまだにフレーム売りで金属フレームが半数を占めるところや
カーボンフレームのKING XSでカスタムサイズに対応する姿勢など
ロードのフレームが工房で作られていた時代を色濃く残すブランドです。
過去に残した戦績は数知れず。
現在もUCIプロコンチネンタルチームのNIPPO・ヴィーニファンティーニ
にマシンを供給し、レースとは切っても切れない関係です。
ただ…ぶっちゃけデローザのラインナップってわかりにくくないですか?
ほら、アメリカや台湾のブランドだと
エアロロード:マドン、プロペル リアクト
軽量オールラウンド:エモンダ、TCR、スクルトゥーラ
エンデューロ:ドマーネ、デファイ、ライド
と分かれていて、それぞれにカーボン、アルミと分かれていて
さらに素材の違い(高弾性カーボンか否か、アルミの番手が違うか)で軽さや値段が違うと。
こういうわけ方をデローザはしていません。
なぜに?と日本代理店の日直商会の営業 山村さんに聞いてみたところ
「彼らはそんなこと考えてつくっていない。
新車ができても『いいバイクができたので乗ってみろ』といわれてそれだけ。」
「えぇぇ、じゃあカタログの文句とかは?」
「自分たちで実際に乗ってみて、またウーゴたちとの会話の端々からこぼれた言葉を
拾ってつくっているんですよ。」
とのこと。
自転車は乗らなきゃわからない、
俺たちのフレームは言葉にせずとも乗ればわかる
という強烈な自負が感じられるやり取りです。
というわけ?で今回、日本代理店の日直商会さんのご好意で
社内勉強会用としてスタッフ向けになんとカーボンバイクを6台もお借りして乗ることに!
店長を筆頭に、社員はもとより入ったばかりの学生アルバイトや女性スタッフまで、
年齢も脚質も愛車も異なる福岡天神店スタッフがデローザを乗り倒します。
主観120%のインプレ記事を順次あげていくのでお楽しみに!!