国家の威信を賭けたプロジェクトの名を冠したフレーム
by: その他

 

 

 

創業のころは日本の老舗メーカーのミヤタと一緒にKOGA-MIYATAブランドを展開していました。

それもあってか日本のブランド名と誤解の多いKOGAという名前ですが

創業者Andries Gaastraとその奥さんのMarion Kowallikが由来だそうで、

自転車王国オランダを代表するブランドです。

地理的に「街ごとにビルダーが居る」イタリアに近く、有力なメーカーが育ちにくいこともあり、

ヨーロッパの国を代表するブランドとしては比較的新しい１９７４年創業です。

はじめはミヤタの作ったマシンがコガミヤタとしてレースを走っていましたが

そこは本場ヨーロッパ、徐々にオランダのKOGAの方も開発力が付いてきます。

 

 

 

 

KOGA / Kimera Road Pro UD　￥259,800- +tax　

20%OFF　⇨　現金特価￥207,840- +tax

 

KOGAにとって飛躍の原動力になったのがKimera　PROJECT。

オランダのトラックレースで金メダルを量産する国家の威信を賭けた野心的計画から始まったこのプロジェクトに

KOGAは見事に応えます。

 

 

 

北京オリンピックでは女子トラックポイントレース 金メダル、

ロンドンオリンピックでも銅メダル、

去年のリオ オリンピックでは 男子ケイリン銀メダル、女子スプリント金メダルを獲得。

その名が冠されたフレームが走らないわけがありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロードだとスキルシマノ時代にマシンを供給し、2011年ブエルタ・ア・エスパーニャ の第７ステージ優勝に貢献しています。

 

 

 

 

 

優美な曲線を描くトップチューブですが、

その乗り味はかなりスパルタン

 

 

 

 

 

 

 

ごっついダウンチューブの方がキメラの乗り心地をよく表しています。

 

 

 

 

 

 

 

ストレートのフォークはちょっと癖のあるハンドリングで、

ハンドルで曲がろうとしても曲がりません。

サドルに荷重して、体全体で荷重移動するとウソのようにスパっと曲がります。

昔のヨーロッパのロードはこんなハンドリングが多かったような…

 

 

 

 

BB８６採用のBB回り。

いや、チェーンステーの太さはなかなかです。

トラックの剛性をロードに持ってきただけのことはあります。

 

 

 

 

最低限跳ねないためのチェーンステーの曲線。

 

 

 

 

去年の大阪バイクデモで昼飯時間を削って試乗したときの感想は

「スケートで滑るような加速感」

荷重移動で曲がらなきゃいけないのもそのままです。

ペダルを踏み降ろした瞬間に加速する反応の良さと、足の裏から感じる硬質な感触。

路面の粒子まで伝わる剛性の高さと完全にレーサーです。

 

 

 

 

一国を代表する技術力を誇るKOGA。

性能の割に日本国内で乗っている方を見かけることはあまりありません。

人と違ったガチレースバイクが欲しい方に！！