日本最大級のスポーツサイクル専門店!九州1号店!
2017/10/29 19:55
1948年 チネリ創業。
1953年 ピナレロ・コルナゴ・デローザの工房が誕生。
1960年代からイタリアンブランドがロードレース界を席巻。
イタリアの黄金期が始まります。
その最盛期に生まれ、いまだ基本設計を変えないままイタリアの工房で
作り続けられている時代を超えた名車中の名車が
この「スーパーコルサ」。
〇CINELLI SUPERCORSA ¥290,000-+TAX
SIZE : 52 COLOR : AZZURO LASER
「神は細部に宿る」と言う言葉もありますが
じっくり見れば見るほどその作りの細かさに引き込まれます。
メッキが美しいイタリアンカットラグには小さな「チネリウイング」を刻印。
有りモノのラグを使っているのではない、と静かに主張しています。
シートクランプを兼ねた特徴的なシートステー集合部。
ただでさえ複雑な形状なのに、バッジを埋め込む余裕あり。
美しいカーブを描くなで肩のフロントフォーク。
ココにも深く掘り込まれたチネリウイングが。
ワイヤーリードを兼ねたフィンを備えたBBシェル「スポイラー」。
ブランドロゴの刻印がカッコいい。
現在のチネリはチューブメーカーの「コロンブス」の傘下なだけあって
(いわゆる「イケてるチネリ」は80年代のコロンボさん時代から始まってます)
チューブはもちろんコロンブスのクロモリの名品「SL」。
丸パイプをラグで継ぐという構造上、突飛な事は出来なかったという事情は
勿論ありますが(遠目からみたら差別化はほぼ不可能でしょう)
だからこそ、各ブランドはフレーム細部にアイデンティティを込めたのでしょう。
最新のカーボンフレームが持つ「機能がカタチをつくる」といった
動的なフレーム造形は確かに魅力的です。
ただ、それはそれと認めた上で。
スチールフレームならではの「シンプルな形状に凝ったディテール」という
静的な造形美を愛でるのもまた良いものです。
ロードレーサーの普遍的な美しさ、手に入れてはみませんか。