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【FULCRUM】価格・性能・ルックスの全てを満たす、超優秀なフルカーボンクリンチャー!
by: 小西 真人

 

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上位モデルに「SPEED40-C」があったり

同価格帯に「レーゼロコンペ」があったり

 

 

と、フルクラムの商品ラインナップ的な兼ね合いがあるにせよ

このデキでこの価格は間違いなくやりすぎです。

 

 

 

 

 

 

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〇FULCRUM RACING QUATTRO CARBON クリンチャー

 

¥153,000-+TAX → ¥137,000-+TAX!!

 

 

 

アルミの「レーシングクアトロ35」のカーボンリムバージョンといったら

まぁそれまでなのですが。

 

 

もともとデキが良かった「クアトロ35」。

 

それをベースに出来上がったものは、価格を越えたハイスペックホイールでした!

 

 

 

 

 

 

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最近のフルクラムが好む前後40mmハイトのエアロリム。

35でもなく50でもなく「40」。

 

 

35よりもエアロ効果が高くて50よりも登れる、この絶妙なリムハイト。

 

〇マノの新型〇ュラエースホイールがこれに追従してきたことからも

その「丁度よさ」がうかがえます。

 

 

 

 

 

 

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内側までキレイに造形された「C17ワイド幅」のフルカーボンリム。

ワイド化しても重量面でのネガが少ないのはカーボンならではのメリット。

 

 

ただ、乗り味はコツコツ感もあり少々硬め。

 

チューブラーよりもリム剛性が必要になるのは構造上やむを得ないので

ここは少々慣れが必要かもしれません。

 

 

 

ブレーキ面はカンパ譲りの「3ディアマンテ」処理がされた3Kカーボン。

 

握った瞬間のシューの食いつきはやはりアルミに一歩譲る感じはありますが

その後は安定した(普通の)ブレーキングをもたらします。

 

 

 

 

 

 

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前述の通りハブ周りはアルミのクアトロに準じたもの。

 

「カートリッジベアリング」→「カップ&コーン鉄」→「USB」→「CULT」と

グレードでいえば4番目の極普通のハブなのですが、なぜかスゴく回ります。

 

 

さすがは元々がハブ屋のカンパニョーロ。

 

 

 

 

 

 

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40mmハイトのワイドリムで高速域は得意中の得意

ペア1,550gの軽さで登りもそこそこイケる汎用性を備え

アルミのクアトロ譲りの高い耐久性は街乗りもOK

 

 

と、この全方位的なバランスのよさがクアトロカーボンの最大の武器。

 

 

 

 

一本で通勤からレースまでケアするカッコいいホイールが欲しいなら

間違いなくアリです!!