2018/01/07 16:04
現在「BOAダイヤル」タイプが幅を利かせるサイクルシューズ業界。
そんな中、老舗ブランドのシディは独自のシステムを貫き続けます。
先日ご紹介したハイエンドモデル「WIRE」と同系のテクノ3を採用しつつ
手頃な価格に抑えたエントリーモデル「ALBA」のニューカラーが到着!
〇SIDI ALBA ¥18,500-+TAX
「白・黒・赤」のシディらしいカラーリングをまとったこの「アルバ」。
ある意味既視感バリバリなので、全然新色っぽく見えないのが難点か・・・
フィット感に優れるBOA系シューズに対し、固定力に優れるのがこのSIDI。
足首側=強く締める、甲=やや緩める、爪先側=軽く締めるといったように
足の場所に応じて締め付け具合を変えられるのは大きなメリット。
ダイヤル・バックルといった固定システムの違いやモデルの上下を問わず
シディのシューズはどれも足首の固定システムが独立しているというのは
特に「足首と踵のフィット感」を大事にしているからでしょう。
フルーム始め名だたるプロ選手が愛用している理由もそのあたりなのでは。
確かにBOAシステムは「足を均等に締めつける」という点では優れていますが。
強く足を引き上げた時など、力が掛かった時にもその均等を保とうとする関係で
場所によって締まる・緩まるの差が増大、アッパーのたわみが大きくなることも。
SIDIはそれを嫌った、というのもありそうな話です。
エントリーモデルらしく「ナイロン+カーボン素材」のしなやかさを活かした
「ミレニアムカーボンソール」を採用。
対応クリートは「LOOK(SHIMANO・TIME)」のロード用3つ穴タイプ。
(真ん中の小さいネジ穴はルックの「アジャストメントメモリー」用)
赤いヒールパーツはもちろん交換可能。
踵がすり減るくらい使い込んだとしても、そこを交換するだけでまだまだ余裕で
履き続けられる耐久性を与えていますよ、というシディの自信がうかがえます。
イタリア物ですし、なんだか初期投資が高く感じるブランドかもしれませんが。
エントリーモデルであってもダイヤルやバックル等補修用スモールパーツは充実。
さらにシューズ本体もヘタリや傷みに強く耐久性が高いので・・・
結果、長きに渡って履き続ることができます。
通勤やサンデーライド、練習から果てはレースまでガンガンに使い倒しながらも
気に入ったものは長く使いたいというのなら(小西のGENIUS5がまさにそれ。)
シディの「ALBA」はかなりオススメのシューズです。