【STAFFBIKE】モダンスチールバイクに乗る~その①【CINELLI】
by: 小西 真人

 

DSC06694

 

 

 

 

 

 

 

到着は春先くらいかなぁ・・・とのんびり構えていたのですが。

 

 

予想よりはるかに早く届いて、嬉しいような困ったような。

 

 

 

 

 

 

 

 

 DSC06731

 

 

 

 

 

現在稼働している手持ちのロードバイクは、どれもみなカーボンフレーム。

 

 

確かに「軽くて硬くて速い=レースでの正義」なのは間違いないのですが

通勤なんかだと、金属フレームの気軽な乗り味が欲しくなる時もあります。

 

 

 

 

 

 

 DSC06720

 

 

 

 

金属フレームの中でもアルミは「カーボンキラー」と呼ばれるモデルが

あるように、未だに実戦派のモデルも作られていますが。

 

 

クロモリ(スチール)バイクはクラシックな雰囲気を売りにしたバイクや

当時の乗り味を懐かしむようなもの、といったイメージがあるのも事実。

 

 

 

 

ただ。

 

 

ここ最近は最新のトレンドを積極的に取り入れて「単なるレトロ感」では

終わらない「走り」を意識したスチールバイクも増えてきています。

 

 

 

 

 

 

 

DSC06700

 

 

 

 

 

というわけで。

 

 

イマドキのスチールバイクというものは、どのくらい走るものなのか。

他のフレーム素材と比べて、どこが優れていてどこか物足りないのか。

 

 

通勤メインの「普段乗り用クロモリロードバイク」というお題目の元

ニューフレームの組み立て開始です!!

 

 

 

 

 

 

DSC06685

 

 

 

 

で、今回の「モダンスチールに乗る」企画の主役として選んだのがコレ。

 

 

 

 

¥98,000-+TAXと抜群のコストパフォーマンスを誇る

 

 

CINELLI  VIGORELLI ROAD 

 

 

 

 

レッドフックなんかでも活躍しているピストバイク「VIGORELLI」を

ロードバイクに仕立て直したという変わった経歴をもつこのモデル。

 

 

乗り味なんかも、いわゆる普通のロードよりもクリテ寄りっぽいので

街乗りメインと考えるならこれはかなり面白そう。

 

 

 

 

 

 

DSC06664

 

 

 

 

 

ワクワクしながら箱から出して、真っ先に思ったのが

 

 

「ヘッドパーツ圧入か・・・」

 

 

最近見なくなりましたが、金属フレームの全盛期は大体こうでした。

 

 

 

 

 

DSC06680

 

 

 

 

ヘッドチューブなんかも、何の加工も見どころもないただの筒。

 

 

とはいえ。

 

 

 

当時よりも大きく進化しているのが、ヘッドチューブの大径化と

上下異径のテーパーヘッド」採用しているということ。

 

 

上ワンはスタックハイトを抑えるためにインテグラルに。

下ワンはヘッド&フォーク剛性を高めるために大径化。

 

 

 

カーボンバイクでは「もはや当たり前」レベルでの採用率ですが

スチールバイクだって負けてません。

 

 

 

 

 

 

DSC06729

 

 

 

 

フレームを構成する素材が「カーボンかスチールか」の違いなだけで

求める走りは最新のレースバイクと同じという事なのでしょう。

 

 

この辺りのモダンな考え方が実際の走りにどのように効いてくるのか。

 

なんだか楽しみです。

 

 

 

 

 

 

DSC06688

 

 

 

 

いつもなら、手持ちのパーツでパパッと組んでしまうのですが。

 

 

コレに関してはあれこれ考えながら、ゆっくり組み上げていこうかな

と「クロモリロードバイクの本」をペラペラ見ながら考えています。