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2018/01/31 19:31
こういったパーツの組み付け前に行うフレームの下ごしらえ作業と言うのも
クロモリフレームに乗る醍醐味というかなんというか。
カーボンフレームが主流となり、またアルミの成型技術が上がったことで、
近年作業の機会が激減した「ヘッドパーツの圧入」に続き
こちらは最近息を吹き返しつつある?「ネジ切りボトムブラケット」の
組み付け作業に入ります。
加工前、吊るしの状態のBBシェル内部にはほんのりと錆も・・・
こういうのを見ると、クロモリも「鉄」なんだなぁと思います。
このままでも必要十分な精度は出ているとは思いますが
クロモリフレーム組み立て前の儀式みたいなものとして
ネジ山の立て直しとBBシェルのフェイスカットを行います。
JIS/イタリアンの確認と正ネジ・逆ネジを確認して、工具をセット。
ネジの向きに合わせてハンドルを回していくと・・・
こんな感じでガリガリ削れていきます。
もちろん「全てのフレームがこうなる」というものでもありませんが
これは結構削れた方かも。
錆もなくなり、ネジ山のエッジもぴしっと立った状態。
合わせて左右のBBシェルの平面出しの為に、軽く塗装をはがす程度に
フェイス部分の削り込みも行いました。
この下ごしらえのおかげで、BBのカップも手でスルスルと入りました。
大きな負荷がかかるBB部だけに、力任せで強引にねじ込むことから生じる
パーツの余計なストレスを、このような下処理で予防するわけです。
後はクランクを組み付けるだけとなりました。
で、手持ちのカンパで余っているのが
52-39Tのちょっと重めのギア比のレコードと、
50-34Tのちょっと軽めのギア比のケンタウル。
理想は52-36Tの組み合わせなのですが、
そんな都合の良いモノはメインバイクに使ってしまってます。
オールラウンダー的な使い方は捨てて通勤(平坦)用として割り切るか。
フロント変速を面倒がらずに、登りもイケる仕様にしておくか。
有りモノ前提で組み立てる、セカンドバイクならではの悩みです。