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2016/07/11 20:30
ツールドフランスも9ステージまで終わり最初の休息日に入りました。
なかなかの波乱等もあった1週間でした。
残り12ステージ、13日の闘いです。
7日後にもう一回休息日を挟みますが、 間のコースは平坦・丘・山岳・タイムトライアルと様々なステージがあり集団も忙しくなりそうです。
休息日の過ごし方はチーム・選手で様々ですが、割と1~2時間走りにいく選手が多いようです。積極的休養の仕方ですね。所謂回復走と呼ばれるもので軽い付加で短めの時間走ることで血液を循環させ筋肉をほぐすことで、何もしないで休んでるより体の回復が早くなります。
みなさんもハードな練習やレースをやった翌日などに試してみてください。それ以降の脚の状態が変わってきますよ!
Lotto NL JumboのメンバーはOLTRE XR2がお気に入りのようです。平坦ステージはもちろん山岳ステージでも使用していますね。バランスの取れたいいフレームですので使い勝手がいいのでしょう。
山岳コースでは24㎜か35㎜あたりのリム高のホイールを使用しているようです。
とはいえSPECIALISSIMAの雄姿も見てみたいところ。
ちなみにOLTREのLotto NL Jumboカラーの53、SPECIALISSIMAのチェレステカラーの50がまだございます!1本ずつなのでお早めにどうぞ!
休息日なので簡単にLotto NL Jumboの活躍をまとめておこうとおもいます。
主にスプリンターのディラン・フルーネヴェーヘン選手と
総合狙いのウィルコ・ケルデルマン選手について。
以下ネタバレ等あり。
第4ステージ
アップダウンのある平坦ステージ。ラスト500mが6%の直登で上りスプリントとなる。
スプリントなのでオランダチャンピオンのディラン・フルーネヴェーヘンの出番。
残り300mあたりからエーススプリンターの勝負になるが、LottoNLJumboはゴール側からみて左にセプ・バンマルク、右にディラン・フルーネヴェーヘンがスプリント。ダブルスプリントよてだったのか?単にばらけてしまったのか。最後セプ・バンマルクは踏みやめているので、ばらけてエースがいないと思って代わりにスプリントしたが最後エースが見えたからやめた感じでしょうか。結果ディラン・フルーネヴェーヘンは4位とあと一歩で表彰台、ただし先頭2人は抜け出ていたので勝利は難しかった模様。ただ上りスプリントをもともと得意としていたので良い結果になりました。
第5ステージ
初の山岳ステージ。徐々に上りながら後半に3級・2級のやまをいくつも超える長距離ステージ。
総合も大きく動く可能性もある山岳ステージでエースのウィルコ・ケルデルマンの頑張りに期待。
残り50kmきってから昨日がんばったディラン・フルーネヴェーヘンをはじめLottoNLJumboのメンバー3名ほど千切れてしまう。さらに残り25kmのころにはウィルコ・ケルデルマンは単独での闘い。山岳アシストが強豪チームに比べるとかなり手薄ですね。その後は先頭集団にしっかり残りタイム差なしの16位でゴール。総合でも各チームのエースとタイム差なしの11位をキープ。
第6ステージ
平坦ステージといっても平坦なのは最後のほうだけ。昨日上ったので下り基調のアップダウンコース。
上っても短い3級程度なのでゴールスプリントが予想されるのでディラン・フルーネヴェーヘンの出番。
落車のケガが完治してないがランプレ・メリダの新城選手が逃げを決めて敢闘賞を獲得。フラムルージュ(ラスト1km)超えて各チーム最終アシストがエースの発射体制に入るがLottoNLJumboは山岳ステージ同様残念ながらアシストなしの状態。しかしディラン・フルーネヴェーヘンはカチューシャチームの後ろをうまく陣取る。しかしカチューシャのアシストに引っかかり少し失速するも立て直して再度スプリントしてタイム差なしの7位。
第7ステージ
前半戦の山場ピレネー山脈の入る初日の山岳ステージ。1級山岳が最終盤に登場しそこからゴールまで7km程下り。
本格山岳ステージに入りウィルコ・ケルデルマンがどこまで闘えるか。
総合争いの絡みで逃げ切りの可能性があるコースのため序盤は高速で進行する。大きな逃げが決まってLottoNLJumboもポール・マルテンスを乗っける。残念ながら分裂した逃げ集団の大半は集団に吸収される。ウィルコ・ケルデルマンは最後まで先頭集団についていき、タイム差なし22位でゴール。バルーンがコース上に落ちて選手が足止めされた為タイムはラスト3km通過時点のタイムが総合成績に反映。総合成績は他エースとタイム差なしの13位。
第8ステージ
ピレネー2日目、超級、2級、1級、1級とまさに山岳ステージらしいステージ。獲得標高4000メートル越え、富士ヒルクライムを4回上ると考えるといいかと。
今のところエースのウィルコ・ケルデルマンはきっちり先頭集団で走るもアシスト陣の薄さが気になる。
最後の1級に向けての下りでウィルコ・ケルデルマンが落車。無事集団復帰するも最後の上りでアシストなしの状態。チームスカイのペースアップで先頭集団は分裂し大きく2つに分かれてしまう。ウィルコ・ケルデルマンは落車の影響か前には残れずついにふるい落とされる。1分45秒遅れの26位でフィニッシュ。総合もフルームから1分55秒、主なエースに対して1分30秒ほど遅れ16位に。まだ1週目とはいえ少し大きめなハンデを背負ったことになる。
第9ステージ
スタート直後から1級の上り、その後も1級2級1級ときて初の頂上ゴール超級が待ち構える山岳ステージ。
昨日ハンデを負ったウィルコ・ケルデルマン、落車の影響はないか?ここで送れず食らいつけるか?
最初の上りで逃げたコンタドールだが発熱もあってかついにバイクを降りる。楽しみが一つ減ってしまった形です。総合上位陣のいない20人ほどの逃げが形成されLottoNLJumboはジョーシ・ベネットを逃げに乗せる。総合タイムで危険のある選手がいないためメイン集団は逃げを捕まえずに集団内での総合争いとなる。ジョーシ・ベネットはメイン集団から逃げ切り7位でゴール。一方ウィルコ・ケルデルマンは遅れてしまい、先頭から10分8秒、マイヨジョーヌから3分半遅れての39位、総合は5分28秒遅れの19位。
可能性のあった新人賞も5分12秒遅れの4位。休息日挟んで復活できるとよいのですが。