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【社内試乗会】リム屋のリムはやっぱり凄かった!【MAVIC WHEEL】
by: 村松 太陽

 

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【社内試乗会】リム屋のリムはやっぱり凄かった!【MAVIC WHEEL】


 

社内試乗会にて2本のMAVICホイールを試させていただきました。

それは後述するとして、その前に普段はあまり見ることの無いMAVICの パーツ内部を見てみましょう。

リム屋と呼ばれたMAVICのリムはやはり凄かった!

 

 mavic_rim1

 

リムの厚さがものすごく薄く出来てるうえに、ニップルの受けの部分も一体化で軽量化を果たしています。ホイールの転がりの軽さ(カタログ重量では分からない)につながるリムの重量削減に関して改めてMAVICの凄さを感じるスケルトンモデルです。

ホイールの走りの軽さは剛性とリム重量で結構変わってきます。某S社のミドルグレードから上のホイールはカタログ重量に対してリムはかなり軽く走ると軽いです。アルミリムで言うとMAVICのが剛性が合ってしゃきっとしています。

 

 

mavic_rim2

 

こちらはカーボンチューブレス(写真はチューブ入りの断面?)の構造。必要部分への厚みとその他の差がはっきり見て取れます。ちなみにカーボンリムを一体成型しているのはMAVICと1~2社しかないそうです。

またリムだけの状態で上から押しても一切たわまない剛性がありよく走るホイールの性能へとつながっています。 

 

mavic_rachet

上野アサゾー店石澤氏が持ってるのはMAVICのInstantDrive360のスケルトンモデル。軽量化とパワー伝達が向上したラチェットシステム。

私の持ってる古いKSYRIUM SLはラチェットの歯は2つ、360は40の歯で9度毎にかかるので圧倒的に反応性やパワー伝達が高いです。ハイパワーなときだけでなく走行時の軽い加速等も非常にスムーズになっています。

 


 

mavic_ksyrium pro UST

 

○MAVIC KSYRIUM PRO UST

 

私がこの会場に乗ってきたのが古いKSYRIUM SL、その何世代か挟んだ後継モデル。とりあえず最初の衝撃は空気圧、チューブレスなので低くなるのは想定していましたが、MY MAVICでの最適空気圧は普段の1.5bar位低い。正直ちょっと低すぎ(体重重いので)と思いつつもMAVICの信頼性は個人的な体験からも高いのでいざ試乗!

 

うん、重くない、転がりが。

ワイドなリムに最適化された25Cタイヤということもあるかと思うが、思った以上にタイヤのよれた感じがない。低速域からの加速ですこしタイヤつぶれて抵抗あるかなとも感じたが、ローとチューブレス初期のもっさり感はなく、空気圧を微調整すれば解消しそうな程度。巡航時はチューブがないことによる摩擦減や路面のわずかな凸凹による飛び跳ねが減ったことにより軽い転がり、抵抗が少ない感じ。

 

 

快適性については以前からチューブレスは好評なのでその通り、すこし凸凹している所をあえて走ってみても衝撃がかなりマイルドになっている。その乗り味が上記の走りの軽さと両立しているのがこのMAVICのUST。

 

とりあえずこれ1本あればいいんじゃないかと思わせる良さでした。重量やシビアなパワー伝達気にしない人はELITE USTを、もっとガチで走りたいという人は後述のPRO CARBON SL USTがオススメです。PRO USTは登りの多いロングライドやエンデューロレースなどがピンポイントターゲットエリアでしょうか。

 

 

○MAVIC KSYRIUM PRO CARBON SL UST *すいません写真取り忘れました

 

PRO USTの正統な上位互換モデル。リム幅がさらに広がってタイヤとの一体感がすごい。空気圧も気持ち下がって普段のナローリムに25Cタイヤではもっさり感絶大な感じの圧。

 

上の断面図のとこで書いたようにリムは一体成型の超剛性なのでスポークはスチールでバランスを取っている、アルミにすると硬すぎだそうで。この剛性感のおかげでパワーをかけたときの加速感はPRO USTをかなり上回る。チューブレスでしかも空気圧が相当低いことを忘れるくらいには。

 

剛性感が上がれば快適性は下がる。だがコレは違う!・・・と思う。正直な話PRO USTもコレも普段のホイール・タイヤに対して快適すぎて鈍感な私にはいい意味で快適性の差があまり感じれない。毎年参加してる「ツールドおきなわ」、一ヶ月前で機材変更などしないタイミングだがコレのって行きたいなと思ったくらい。財布次第では買っていたかも。

*ブログ順番が入れ替わってるが、後に乗ったこのホイールも良くて悩む羽目に・・・いや買えるお金ないんですけどね。

 

 COSMICのほうではありますが、全日本出場、ツールドおきなわ上位完走している大阪店の利田選手が選択する理由がよく分かりました。長距離レースで順位を競う場合必要なのは、勝負どこに脚があること、その為の温存が効率よく出来るホイールかと。

 


 

 

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