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ワイズロードフジグラン広島店 Y'sRoad hiroshima
2021/02/07 00:05
今一番話題のカーボンクリンチャーホイールと言えば、
CAMPAGNOLOの『 BORA WTO』シリーズ!!
前回試乗した『WTO 45』と『WTO 60』(リムブレーキ用)から数か月、
今回はその後でリリースされた話題沸騰中のリムブレーキ用『WTO 33』・
DISCブレーキ用『WTO 33 DB』と、比較用に『WTO 45 DB』をお借り
出来たので『BORA WTO』の魅力をお伝えできればと思っております!!
かなりのボリュームなので、テーマごとにブログアップしていきますが、
本日はまずは各ホイールのファーストインプレッションになります!!
まずは『BORA WTO 45 DB』
見た目のボリュームに反して軽やかに走り出し巡航速度まであっという間。
剛性は高めの部類だが、前後ともG3組みだからなのかリム仕様の『45』で
感じた横剛性の高さは抑えられた印象。その分もがきやすく予想に反して登坂
性能が高かった。イメージとは裏腹にもの凄くオールマイティーなホイール。
続いて『BORA WTO 33 DB』
高剛性ゆえの鮮烈的な漕ぎ出しの軽さと加速力の鋭さが刺激的な一本!!
リムがめっちゃ硬い??と思われ、『45 DB』よりも高剛性に感じた。
普通はリムが高くなれば縦方向に硬くなるだけでなく、スポークが短く
なる為ねじれ剛性も上がるはずだが、、、(これだからインプレは面白いw)
現にリムサイドを押してもカッチカチ(45は僅かだがペコッと凹む)
なので、登坂力はもちろんの事、登り返しや巡航中からの再加速など、
むしろクリテリウム的な使い方で本領を発揮するホイールという印象。
最後は『BORA WTO 33』
『33 DB』と打って変わって凄く乗り易い。漕ぎ出しの軽さ・加速の
鋭さはどちらもハイレベルだが剛性は少し抑えられている印象。なので、
『45』で感じたリムの高さからくる漕ぎ出しの僅かな抵抗感や横剛性の
高さも感じにくいのでダンシングし易く全速度域でウルトラスムーズ!!
レース機材としてはもちろん、ロングライドでも疲れにくいのが好印象。
≪WTOシリーズについての総評≫
同じリムハイトでもリム用とディスク用を比較する事は難しいですが、
どのモデルにも共通して剛性と空力性能の高さがベースとしてあります。
良い意味で思ってたキャラと違ったなんて事もありましたが、各モデル
毎のコンセプトが明確で、しかも非常に完成度高く仕上がっています!!
そして、そのキャラの設定と言うか、落としどころメッチャ上手い!!
イタリア人て勝手にテキトーなイメージを持ってましたが、(怒られるぞ)
本当に凄く良い塩梅なんですよね。エンジニアのセンスを感じます!!
歴代BORAシリーズのBORAらしさも好きでしたが、これからはこの
WTOの味付けがBORAらしさとして受け入れられていく事でしょう!!
次回以降、リムブレーキは『WTO 33』のロングライドインプレと、
『BORA ONE 35』やメイン使用中のFULCRUM『SPEED 40C』との比較。
DISCブレーキは『WTO 33 DB』と『WTO 45 DB』の純粋な比較の他に、
メイン使用中のMAVIC『COSMIC SLR 45 DISC』と比較インプレします!!
乞うご期待下さい!!