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ワイズロードフジグラン広島店 Y'sRoad hiroshima
2021/05/14 00:20
こんにちは
広島店スタッフ 髙橋です
今回は「P&P COMPONENT 様」より
ホイールをお借り致しました
BOREAS
定価:¥82,500(税込)
題名の通り今回はレーゼロとの比較をしようと思います!!
実は私、レーゼロDBを所有しております
たまたまボレアスと
「ハイト」
「リム素材」
「使用タイヤ」
が同じ仕様・・・
これは比較するにはもってこいだと思いました!!
もちろん、ベアリングやスポーク、オーバーフランジなど
レーゼロの方がレース観点から行くスペックは高いですが
重量は100gもボレアスの方が軽いのでそこが注目です!!
さて、早速ですがボレアス単体の感想です
ファーストインプレは「軽さに驚き」が正直なところ
漕ぎ出し、コーナーからの踏み直し、そして登り
明らかに足の周りがよく(=軽く)、新鮮な驚きでした
後述しますが、硬すぎないことがかなりいい影響を与えています
また、ハブのラチェットのノッチ数が36とかなり多く
踏み込みからの反応が非常にいいのが気持ちいいです
ラチェット音はかなりセミに近い音がなります
少々うるさいですがこれもノッチ数の印です(笑)
次は平坦の加速/巡航です
30mmということで伸びにくいかなと思っていたのですが
30〜40km/hでの維持や加速は想像以上によかった印象です
漕ぎ出しのマイルドな加速に続いて巡航に乗せるのもスムーズ
確かにマイルドさもある感触ですがここがボレアスの真骨頂
6〜700W近くでガッツリ踏み込んでも
ホイール側がトルクに負けることもなく
しっかりと推進力に変わってくれます
次は登り/ダンシング
こちらでもやはり「軽さは武器」だとしみじみと感じます
試乗コースは約2.8kmで264m
(平均斜度9.5%)のスプリントクライム
もちろん登りが苦手な私はインナーローで
ケイデンス50〜60でダラダラと登りましたが・・・
平均ケイデンスはいつもより高かった
=足が回りやすかったです
やはり軽さや剛性感が自分の脚力に合っていたこと
それが一番の理由だと思います
1450g恐るべし・・・・・・!!!
さて。。。
ここからはレーゼロDBとの比較になります
まずは剛性ですがもちろん圧倒的にレーゼロに軍配が上がります
トルクをかけての立ち上がり、初速、加速感、
さすがはアルミの神ホイール
シャキシャキと反応の良さを楽しむなら
レーゼロは最高の相棒です
ですが、その剛性は時にはデメリットにもなります
やはり硬い分脚は使うので、
ある程度の速度で距離を走ろうと思うと
それ相応の脚力が必要です
ユーザーとしてもレーシングゼロは
つくづくじゃじゃ馬ホイールだと感じさせられます
また、ベアリング性能は明らかにペダリング効率を向上させます
これは流石の天下のフルクラム・USBです
一方のボレアスですが、
正直にいえば脚力的に僕にはベストマッチでした
イメージとしてはレーゼロの角が取れたけど
推進力はそのままといった感じです
マイルド=進まないという固定観念がある方も多いかもですが
マイルドながらも芯のある硬さなので、必要以上に疲れすぎず
最大公約数的な走りをすることができます
硬いか柔らかいかの二択と言われると(若干)硬いですが
個人的には平均速度25km/h以上のファストロングライド
には非常に有効的なホイールだと思いました
レースという視点から見れば圧倒的にレーゼロですが
サイクリングを楽しむ、楽に遠くへ、
でもチョット攻めてみたいときもあるかも
そんな方にはこれ以上ない
完璧なホイールなのではないでしょうか
そして何よりも価格(¥82,500-税込-)
これだけの高スペックでまとまったホイールで、
予備のスポークも付いてきて、
さらに極め付けのチューブレス対応リム
(バルブ等パーツは別売)
他に乗ったスタッフとも感想を共有しましたが
正直非の打ちどころが見つかりません!!
強いていえば、個人的には
リペアスポークよりTLバルブが欲しかった・・・
ラチェット音の主張が激しい(良くも悪くも)・・・
くらいでしょうか
これ以上ない最高の低価格ハイエンドアルミホイール
P&P ボレアス
現在カスタム館にて在庫中なので
お気軽にご相談ください!!!