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ワイズロードフジグラン広島店 Y'sRoad hiroshima
2022/01/26 12:42
こんにちは。ワイズロード広島店の加藤、、、改め、広島県自転車競技連盟の加藤です。
1月も下旬になってきて受験シーズンになりますが、高校入学と同時に「自転車競技を始めようかな」なんて思っている方もいるはず!
Part1の今回は自転車をどんな基準で選べばいいのか、何を追加で買わなければならないかをご紹介します!現役選手にもアンケートを取り、レース車両の写真も頂いたので一例としてぜひご参考に。(頂いた情報・写真を本ブログにを載せてもいいという許可を得ております)
目次
素材はもちろんのこと、モデルによっても味付けが全く変わってくるフレームは、レースの勝敗を左右するするくらいのポイント。
今やフルカーボンバイクが主流になっています。カーボンの中でも硬度があり、「硬い方がいい」とのこと。理由についても聞くと、
「踏む力が伝わりやすい」「反応が良いので勝負所ですぐ反応できる。」と言う声が。
しかし、「柔らかいほうがいい」と答えた選手は「程よくしなる分、反動を使えるので柔らかいほうがいい。」「疲れにくい」と言う声もありました。(買い替えて今は2台あるという人もいました。)
また、コンポーネントも皆シマノでは105以上、Di2(電動変速コンポーネント)の使い手もいます。
そんな声を受けて私が選ぶ、現在広島店に在庫中の車体でオススメの車体はこちら。(掲載している車体のサイズが身長と合わない場合や、タイミングによっては在庫切れの場合もございます。ご理解の程よろしくお願いいたします。)
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DOGMA F12の遺伝子を受け継ぎつつ、ガツガツ踏んだりハイケイデンスで登坂、高速巡行時にもロスなくパワーを伝えることができるフレームです。
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搭載されているコンポーネント、重量ともに文句なしの即・レース出走可能とも言えるこの車体は、クライミングバイクという立ち位置ではありますが、空力にも手を加えているオールラウンドバイクとも言えます!
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正直言ってパーフェクトなレーシングバイクです。795は特に空力特性を生かしたバイクで、シートポストやステムなど専用パーツでそろえられているこの1台は、広島店オリジナル完成車です!レースで勝てるバイク間違いなしです。
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昨年惜しまれつつ引退された別府史之選手が、現役最後の年に乗っていたモデル。軽量かつ空力特性にも優れた設計はアップダウンの激しいコースで十二分に発揮されるでしょう!
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上位グレードのフレームに編み込まれているBianchi独自の振動除去技術「カウンター・ヴェイル」は実際に使っている選手に聞くと、「硬いホイール(BORA ultra 50)と組み合わせることで、振動が除去されて走りが軽い」という声が。プロもアマチュアも認めるモデルです!
ここ最近飛躍的に普及してきたディスクブレーキのロードバイク。しかし、リムブレーキが全くいないというわけでもないです。時代の過渡期なのかどうかは定かではありませんが、、、
しかし、現役選手に聞いたところまだリムブレーキが多いです。しかし、「ハイエンドモデルにはリムブレーキモデルが出ていないから、ディスクブレーキを選ぶのが賢明では。」という声も。
昨年までは広島県内で開催される連盟公認の大会では、レース中パンクした際の機材提供のホイールにディスクブレーキ対応をしていなかったこともあり、選手からは「リムブレーキじゃないと交換の時に時間かかるから」や「メンテナンス性が高い」・「価格が安い」との声もありました。(全国レベルになるとMAVICやシマノのサポートカーが走ってくれますので全く問題ないです)
しかし、リムブレーキにはないメリットもあり、「重い物が低い位置に集まるから、低重心になってバイクコントロールがしやすい」「引きが軽いから、無駄な体力を使わずに済む」などのメリットも見られます。
自転車競技は走れば走るだけ強くなるスポーツ。それ故に公道でのロード練習は120%必須となってきます。
公道を走る上で買わなければならないものは、前後ライト(後ろは反射板でも可)・ベルです。(これら3つは競技する・しないに関係なく必須です。)
それとホイールに付けるスプロケットです。「え、もともと付いている物じゃダメなの?」「はい、ダメです。」こればっかりは規則で決まっていて、サッカーでもU17とかU23とかあるように自転車競技にもあり、体(膝など)を壊さないように後ろのギアの丁数を年齢別で制限させています。以上が買わなければならないモノになります。
※SHIMANO公式から引用
今回は自転車競技を始めるにあたって最低限そろえるべき機材をご紹介しました。
「特別いいものではないといけない」ということは全くなく、「思い切りいいフレームといいホイール、いいコンポーネントで固める」のも1つの手。「柔らかいフレームに硬いホイールでバランスをとる」こともできます。バランス良く機材を選びましょう。
実際、僕場合は硬いフレームでホイールはカンパニョーロのユーラスで適度な硬さ、かつしなやかさも持たせていました。
↓ 自分のバイクです...
自転車競技は体力・メンタル的勝負の面も持ちつつ、自転車自体やホイールなどの機材スポーツとも言えてしまいます。しかしながら、速く走るかどうかは乗る本人の練習あっての話です。エンジンとなる脚がなければ機材のポテンシャルを出せませんからね、、、
次回はトレーニング・レースで役立つカスタムパーツ・トレーナー(サイクルコンピューター、ホイール、見えない部分の小物パーツ)を紹介します。乞うご期待!
写真を提供していただいた選手の皆様、ありがとうございます!